La Table d’Eden / エデンの食卓

フランスの食と料理、そして私のフランス生活/ タイトルを過去のものに戻し再開します…。

クレーム・パティシエール (カスタードクリーム)

2022-01-23 12:43:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。

今回は、クレーム・パティシエール(カスタードクリーム)を紹介します。

全卵で作っていますが、卵黄のみで濃厚に作れますし、お好みまたはご都合(お持ちの卵の個数や、すぐ卵白を使う予定がない場合等)に応じて、使い分けてみてください。

✴︎過去記事
ずいぶん昔ですが、夫が作って紹介したもの。(クレーム・パティシエールからのフランの作り方)

全卵でも、とても美味しいクリームになります。

*クレーム・パティシエール*
(カスタードクリーム)
【材料】
牛乳 500g
砂糖 100g
卵      2個 (計量する場合100g)
マイゼナ(コーンスターチ)  50g  ※小麦粉でも可
バニラの鞘 1/2
※バニラビーンズ 小さじ1/4〜1/2くらいでも可/
もしくはバニラエッセンス 適宜

★全卵で作るので2個使います。
卵黄を使う場合は、4個分の卵黄で、もしくは、全卵1個と卵黄2個分で作ってみてください。
大量に作る場合(レシピの3倍もしくはそれ以上作る場合等)は誤差が出るので、個数ではなく、計量してください。

作り方
① バニラの鞘(半分)を縦半分に割くように切り、バニラビーンズを取り出します。(ナイフの先でこそげとる感じ)


② 鍋に牛乳、砂糖の半量(目分量で可)を入れ、バニラビーンズも入れて温めます。(弱火〜弱中火)
湯気が立ち始めたら火を止めます。


③ ボールに卵と残りの砂糖を入れ、ホイッパーで良く混ぜます。


④ マイゼナ(コーンスターチ)を③にふるい入れ、更に混ぜます。


⑤ ②を④に注ぎ入れ、良く混ぜます。


⑥ また②で使った鍋に⑤で混ぜたものを戻し入れ、弱火〜弱中火で温めながら混ぜます。


⑦ しばらくはサラサラしていますが、急にもったりしてくるので、焦げ付かない様、良く見て混ぜ続けてください。(もったりし始めたら火加減は最弱にします。)




⑧混ぜた跡がしっかり残り、滑らかなクリーム状になったら出来上がり。

※味見して粉っぽさなどがないか確認します。

⑨すぐ使わない場合は、空気に触れ無いように隙間なくラップなどをして冷蔵庫へ。日持ちはあまりしないので、2日くらいで使ってください。


✴︎バニラシュガーを作る場合
砂糖(グラニュー糖等)100〜150g位にバニラの鞘半分(中のバニラビーンズを取り除いた残り)を埋め込むように入れて置いておく。


1週間以上したら使い始められます。

✴︎バニラシュガーを使ったレシピ
(無くても出来ます)
サブレとグラサージュ・ロワイヤル

★アルザスの星型クッキー
Étoiles à la cannelle 

★アルザスの月型クッキー
Croissants de lune 

★クレーム・パティシエールを入れてシュークリームに…
シュー生地の作り方

★クレーム・パティシエールを入れて、フラン(タルト)も作れます。
パート・ブリゼ(ブリゼ生地)の作り方

⚫︎電子レンジ編
※電子レンジで、ササっと作れる時短編を紹介します。
(レシピは半量で作っていますが上のレシピの分量でもOK)

【材料】
牛乳250g
砂糖 50g
卵 1個
マイゼナ(コーンスターチ) 25g
※小麦粉でも可
バニラの鞘1/4位のバニラビーンズ 
小さじ1/8〜1/4程度
もしくは、バニラエッセンス適宜

①耐熱のボール等に入れた牛乳に砂糖の半量とバニラビーンズ(バニラエッセンスでも可)を入れ、電子レンジに入れて、2分位温めます。
※私は900wのレンジを使っていますが、お持ちのもののタイプにより加減してください。



②牛乳が十分に熱くなければ更に温めます。湯気が立っていればOK。
熱いので気をつけてください。


③別のボールに卵、残りの砂糖を入れてホイッパーで良く混ぜます。


④③にマイゼナ(コーンスターチ)をふるい入れ、更に混ぜます。


⑤ ②を④に注ぎ入れ、良く混ぜます。


⑥ ⑤をレンジに入れて1分ほど温めます。


⑦ ⑥を取り出し、ホイッパーで、良く混ぜます。


⑧ ⑦をまたレンジで1分ほど温め、取り出して混ぜます。


⑨ ⑧の工程を、もったりとしてクリーム状になるまで続け、滑らかに混ざり、味を見て粉っぽさなどが無ければ出来上がり☆


※火が通り始めに、もそもそした感じになりますが、すぐにホイッパーで素早く混ぜていくと、滑らかになるので大丈夫です。




バニラビーンズやバニラエッセンスが無ければ、入れずにプレーンにしても作れます。

クリームそのままを、ココット型などの小さめ容器に入れて焼いて、シンプルなフランに。


お好みにより、またはお手持ちの材料等の状況により、選びつつ、作ってみてください☆

動画でわかりやすく
それではまた。



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いつもありがとうございます。

シンプルサブレとグラサージュ・ロワイヤル

2022-01-11 17:11:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。

今回は、娘がノエル(クリスマス)休暇中に行った学童で習って来たお菓子のレシピで、シンプルなサブレを紹介します。
2種類習って来た一品目。
(もう一つの方はもし作ったら紹介します。)


こちらが娘が行っている学童(バカンス期用)で、街のいくつかの小学校が使っています。お城の中にあり、ノエルの時期は照明が綺麗…。


娘が持ち帰って来たサブレ。ブルーのグラサージュ等、一瞬??ってなったけど、味はとても美味しく、レシピをもらえないか聞いてきてと言ったら、もらって来てくれました。

グラサージュ・ロワイヤルをかけたシンプルで応用の効くアイシングクッキーです。

早速家で作ってみました。
オーブンの出し入れ、グラサージュ・ロワイヤルを作るの以外は娘がほとんど1人で作りました。


✴︎サブレ生地
【材料】
小麦粉 250g
砂糖  (グラニュー糖など) 125g
⭐︎バニラシュガー 1パック(7.5g)
塩   ひとつまみ
バター 125g
卵 1
⭐︎スパイスミックス(お菓子用) 大さじ1

⭐︎は無くても可
※スパイスミックスは、私はシナモン、ナツメグ、ジンジャーパウダーを入れました。(ナツメグ、ジンジャー小さじ1ずつ、残りがシナモン)


オーブン温度は160度(目安)。

小麦粉はフランスのT55を使いました。
中力粉に近いタイプです。薄力粉でもできます。

✴︎グラサージュ・ロワイヤル
粉糖 100g
卵白 1/2個分 15g位
レモン汁 小さじ1/2〜1位
食紅などの着色料(色をつける場合) 適宜

【作り方】
①作業台かボールにふるった小麦粉、スパイスミックス、塩、砂糖、あればバニラシュガー、小さく切って冷やしたバターを入れ、指でバターをほぐすようにしながら混ぜ込みます。







②しばらく混ぜていくと、ポロポロとした感じに混ざってきます。


③卵を割り入れて、また手で混ぜ込んでいきます。





④最初は手がベトベトになりますが、だんだんくっつかなくなります。





⑤生地を折りたたんだり、手前から奥(上部)へ持ち上げるようにして混ぜ込み滑らかに生地がまとまればOK。



⑥ラップなどに包み、最低でも1〜2時間ほど冷蔵庫で寝かせます。


⑦寝かせた生地を伸ばします。
作業台と生地の上に打粉をし、のし棒、麺棒などを転がし、生地を伸ばし広げます。





⑧生地を3〜5mm程度に広げたら、型抜きをしていきます。





⑨クッキングシートを敷くか、油を塗った天板に、型抜きした生地を並べます。(アイシング無しにする場合は表面に卵黄を溶いたものを塗ると仕上がりが綺麗です。)


⑩160度に熱したオーブンで15〜25分くらい焼きます。※オーブンでや、生地の暑さや量で違いがあります。


⑪ある程度焼き色が付いたら出来上がり。取り出して冷まします。



✴︎グラサージュ・ロワイヤル(アイシング)の作り方

①ボールなどの容器に、粉糖、卵白を混ぜ合わせます。木べらやスパチュラなどで混ぜられます。




②レモン汁を加えます。卵白ですでに滑らかで柔らかく混ざっていたらレモン汁は少なめにします。かたいようなら、レモン汁を増やします。



③滑らかになったら出来上がり。
色を着けたい場合は、着けたい分だけ一部を取り分けておきます。



④着色料をごく少量入れ色味を見つつ混ぜて、好みの色にします。




⑤コルネを作ります。クッキングシートを1辺が長い三角に切り、その長い1辺の真ん中がコルネの先になるように円錐状に巻きます。



⑥端の少し高くなった部分を内側に折り込んだらOK。


⑦グラサージュを入れて絞ります。手で持つ部分は折り曲げておくといいです。



⑧コルネが無くてもスプーンでも簡単に塗れます。



⑨よく乾かしたら完成です。







★クッキー型セット


★天然着色料


★着色料セット


★スパイスミックス


こちらは生地の一部をグラサージュ(アイシング)にしたもの。
✴︎アルザスの星型クッキー
Étoiles à la cannelle 

グラサージュ無しでも美味しいです。子供にも作りやすい、簡単シンプルレシピですので是非作ってみてください☆


動画でわかりやすく。
それではまた。



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いつもありがとうございます。

牛肉の赤ワイン煮-Bœuf Bourguignon

2022-01-02 15:25:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
みなさんこんにちは。
あけましておめでとうございます。
Bonne année ✨

今回は牛肉の赤ワイン煮、ブッフ・ブルギニョンを紹介します。

フランス料理、フランス家庭料理の定番で、有名ですが、塊の牛肉と赤ワインがあれば、気軽に作れる一品です。

固いお肉や、余ったワイン、ちょっと微妙だった(?)ワインなども活用してください。😉

ブッフ・ブルギニョン -Bœuf Bourguignon 


【材料】
牛肉 500g
玉ねぎ 1〜2個
ベーコン 100g
人参 2本
ワイン375〜500ml(cc)
マッシュルーム 10〜15個(150〜200g)
にんにく 1片
塩 小さじ1/2※牛肉等を炒める時
+ 小さじ1/4(ひとつまみ程度)※マッシュルームを炒める時
小麦粉 大さじ1
胡椒 適宜
ブーケ・ガルニ 1
レモン汁 少々(無くても可)
植物油またはバター 大さじ1×2

【作り方】
①玉ねぎ、にんじんは2〜3cm角程度に切り、牛肉も食べやすい大きさに切ります。ベーコンも塊かスライスなら小さく切ります。




②赤ワインに切った牛肉、人参、ブーケガルニを浸けておきます。
2,3時間〜1晩位。※時間がなければこの工程はやらなくて可。


③フライパンか鍋を中火か強めの中火に熱して、ワインから取り出した牛肉を炒め、焼き目が入る程度になったら取り出しておきます。


 ブルギニョンを作る鍋にベーコン、玉ねぎを炒めます。ベーコン無しなら油かバターで炒めてください。


⑤ ④に③の肉を入れ炒め、塩胡椒し、小麦粉を振り入れ、②のにんじん、ブーケ・ガルニ入りのワインを注ぎます。


⑥ 全体に具材が浸かるくらいの赤ワインが入っていたら、弱火で2〜3時間煮込みます。ワインが少なければ足します。途中で極端に減った場合も少し足してください。


⑦ フライパンに油かバターを熱して、1/4〜1/6に切り、レモン汁をふりかけたマッシュルームを炒めます。塩胡椒もします。


⑧ ⑥のブルギニョンが煮込めたら、ブーケ・ガルニを取り除き、⑦を加えて混ぜたら出来上がり。


⑨ 器に盛りパセリで飾ります。

Bon appétit✨

ブーケ・ガルニの作り方

ブルゴーニュワインセット


ブルゴーニュワイン
オート・コート・ド・ニュイ


付け合わせにはじゃがいものピューレや、パスタやご飯も合いますのでお好みでどうぞ。




じゃがいものピューレ(ピュレ)
Purée de pommes de terre 

ブルゴーニュの名産のワインと牛肉を組み合わせたフランス家庭料理ですが、元々はブルゴーニュ地方の農民達のお祭りなどの際に作られていたようです。

じっくりワインで煮て、固いお肉でも柔らかくなります♪

ぜひ作ってみてください😉


動画でわかりやすく☆

それではまた。


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