Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●「それ」がそこに無いことの立証に4年、では、どこにあるのか? どう対処するのか?・・・一体何年??

2015年03月21日 00時00分09秒 | Weblog


東京新聞の記事【核燃料 ほぼ全量溶融 宇宙線利用調査で確認】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015032002000126.html)。

 「東電は1号機について、事故時のデータ解析などから、ほとんどの燃料が溶融して格納容器に落下したとみており、今回の調査結果はこれを裏付ける内容」。

 メルトダウンメルトスルーした、溶け落ちた核燃料=「それ」がそこに無いことの立証に4年以上。では、「それ」はどこにあるのか?・・・それは分からない。「それ」をどのように取り出し、「それ」をどの様に処理、処分するのか? 一体何年かかるのか??・・・誰も知らない

 でも、「川内方式」という悪しき先例の下、再稼働するという。「騙された側」から「騙す側」にまわり、リトアニア等へ原発輸出したいという。上関大間に原発を造りたいという。トホホホ・・・・・・。

   ●すぐさま廃炉作業に着手を!
   『●東電原発人災「事故収束」=廃炉:
     最初の一歩ではあるが、とてつもなく遠く、とてつもなく危険な道のり

   『●打つ手なし、それでも原発を続けたいという。アホである

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015032002000126.html

核燃料 ほぼ全量溶融 宇宙線利用調査で確認
2015年3月20日 朝刊

     (ミュー粒子を使って福島第一原発1号機の原子炉を
      透視した様子。格納容器や圧力容器の輪郭が浮かび
      上がったが、核燃料があるはずの場所には何も
      写っていない=国際廃炉研究開発機構提供)

 東京電力は十九日、宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線から生じる「ミュー粒子」を利用して福島第一原発1号機を調査した結果、原子炉内の核燃料がほとんど溶け落ちていることを確認したと発表した。燃料溶融を調査により確認したのは初めて。

 東電は1号機について、事故時のデータ解析などから、ほとんどの燃料が溶融して格納容器に落下したとみており、今回の調査結果はこれを裏付ける内容。今後、2号機でも調査を実施する。

 燃料溶融した1~3号機は原子炉建屋内の放射線量が極めて高く、人が入って調べることができない。東電は今回の結果を、廃炉工程で最難関となる溶けた燃料(デブリ)の取り出し方法の検討に活用する。東電は「(炉内に燃料が)ないと分かっただけでも絞り込んだ検討ができる。大きな進歩だ」としている。

 ミュー粒子はほとんどの物質を透過する一方で、ウランなど密度が高い物質にぶつかると吸収されたり進む方向が変わったりする性質がある。

 調査はこの性質を利用して開発された測定装置を使用。二月から原子炉建屋脇に設置した二台の装置で建屋を抜けるミュー粒子を測定し、燃料の位置や分布を調べたところ、炉内に燃料を確認できなかった。今後、データを蓄積し、炉内に大きさ一メートル未満のデブリが残っていないか調べる。デブリがたまっているとみられる格納容器底部は、今回の装置では観測できず、東電は遠隔操作のロボットによる調査を検討している。

<ミュー粒子> 宇宙から地球に無数に降り注ぐ宇宙線が大気に衝突して生じる「2次宇宙線」に含まれる素粒子の一つで、ミューオンとも呼ばれる。1930年代に発見された。地上には1平方メートル当たり毎分約1万個のミュー粒子が降り注いでいる。物質を通り抜ける透過力が強いため、火山のマグマ観測やエジプトのピラミッドの内部調査などに活用されるほか、テロ対策で核物質を探知する技術にも使われている。
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