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●「報われない国」のこんな労働環境質の悪い中での希望の光

2014年01月02日 00時00分58秒 | Weblog


東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013121902000131.html)。

 再び未来工業
 「その会社は十二月二十六日から一月十三日までの十九日間休みだ▼・・・・・・年末年始の長期休暇だけではない。全員が正社員。残業もない。営業ノルマも禁止。定年は七十歳で育児休暇は三年・・・・・・「優しくすれば、社員もここを守りたいと働いてくれる」」。本当にそうだと思う。
 「報われない国」のこんな労働環境質の悪い中で、真の意味で生き抜ける未来工業のような会社に、小さな小さな希望を見るようだ。

   『●働くとは何か? 生業とは?
   『●「報われない国」の労働環境の「質」の劣化
   『●「資本主義の狂気」 『週刊金曜日』(12月13日、972号)についてのつぶやき

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013121902000131.html

【コラム】
筆洗
2013年12月19日

 取引のある業者は気をつけた方がいい。その会社は十二月二十六日から一月十三日までの十九日間休みだ▼仕事がないのでも、北欧あたりの話でもない。岐阜県輪之内町の「未来工業」という電気設備資材の製造販売会社。年末年始の長期休暇だけではない。全員が正社員。残業もない。営業ノルマも禁止。定年は七十歳で育児休暇は三年▼創業者の山田昭男さんが書いた「日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり”」によると「会社のために社員が頑張ろうと思ってくれるにはどうすればいいかを考えた結果」という▼失礼だが、やっかみもあってこの種の話は疑うようにしているのだが、山田雅裕社長は「これが事実であり、しかも成功している」という。「優しくすれば、社員もここを守りたいと働いてくれる」▼厚生労働省のブラック企業調査で四千百八十九の企業や事業所に長時間労働などの法令違反が認められたという。これが今の日本の現実なのか▼社員は家族。そんな時代があった。「あなたが理想とする会社はモリシゲの『社長シリーズ』をピークとして、バブル崩壊とともにこの国から完全に消滅しました」。ドラマ「リーガルハイ」でこんなせりふを聞いた。そうなのだろうが、「優しくすればもうかるのです」と力説する山田社長の話を聞くと新しい「会社」の時代がめぐってきた気もする。
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