雑感な日々

音楽の仕事にまつわるあれこれ

キングス&クイーン

2006年07月01日 03時14分58秒 | comping
映画「キングス&クイーン」を観る。
観に行こうと思っていてもこの手の映画はネット予約できなかったり、最終回の時間が18時30分とか(普通の勤め人の人はどうやってみるの?)でついつい見過ごすからね。

アルノー・デプレシャン監督は「すべては映画のために!」という本を最近だしてたと思うけど(六本木のABCで見かけたような気がする)どうせ、最後までこういうのは読まないから買わない、、、と思ったんだけど、やっぱりちょっと読みたいな。

と思ったけど、今ネットでチェックしたら”発言集”って書いてあるな。
ま、いいかやっぱり。

主演のエマニュエル・ドヴォスは「リード・マイ・リップス」に出てる人ね。
「そして僕は恋をする」が好きだった人はこの映画も好きだと思うよ。

そんで150分あるんだけど、長く感じなかったし(僕の後ろの人はイビキかいて寝てたけど、ウルサイヨ)ほんとに、どうやって構成するだろ?と思うくらいうまく出来ていた。
今年の上半期では好きな映画に入るな。

でも、僕の映画の趣味普通の人と全然合わないからな(笑)、全然、参考にしないでね。
最近、何人もの人とその話になるんだけど「ダヴィンチ・コード」の善し悪し。
僕が「面白かったよ」というと皆驚くのね(笑)。

みんなハリウッド映画に期待しすぎなんじゃないのかな?
「つまらなかった」「最悪」っていう人は少なくても期待して行ったんだと思うのね(それはそれでいいんだけど)。
でもさ、そこに”芸術”が在るわけじゃないでしょ?と言いたいね。
そもそも、あの量の文章を映画にするにあたって(省略できるポイントは話の流れ上あまりないよね)時間も足りなくて(それでも3時間でしょ)、配役もあんな感じで(実は読み終わってから知ったけど、僕も原作者と同じようにハリソンフォード的な人を主役に想像しながら読んでた。

そんでトム・ハンクスだよ!いやトム・ハンクス自身は好きな俳優だけど、教授って柄じゃないよね)、音楽ハンス・ジマーでしょ。

そんで、みんな本読んだんでしょ??
フィクションの本なのよ、これはね。

そんで、その映画観て面白くなかったって、なにを期待したいしてたのか僕には良くわからない。
僕は期待した程度のものが、期待した程度に目の前で繰り広げられて、本を読んでも絵面的によくわからなかった所がヴィジュアル化してもらって「面白かった」ので~す。

映画には2種類あると思うのね、後々DVD等で家でも観たいと思うもの。
映画館に行かなきゃ体感できない、その場かぎりのエンターテインメントもの。
土曜の夜に観て面白い映画しかやってないじゃん、ヒルズの映画館なんて。