猫町3丁目アパート 屋根裏工房

『屋根裏工房』は自称ゲイジュツ家たちの溜まり場 
いま『イエロースットン刑務所』を連載中〜!

確定申告なのだ!

2012-02-29 | 某月某日

毎年わたしの中では、この確定申告が終わらないと春が来ない。

数字を見ていると、頭の中で脳みそが沸騰してチンチンがじんじんしてくる。

うわーもうダメ! 銀行や税務署に就職する人の気が知れない。

ウオーキングして頭を冷やしてこようと外に出たら 寒~い!

毎年この時期、山豚火はひとり悶え苦しむのです。

 


『百人一句』が終わりました

2012-02-27 | 某月某日

食べてるラーメンは家で鍋で作ったラーメンです。

もやし、わかめ、しいたけ、それに豚肉少々入れます。

麺はまるちゃんの正麺です。これはわかさんお薦めのラーメンで

わたしはこの醤油味にはまっています。味噌や塩ではダメなのです。

これが、ラーメンやさんで食べるラーメンと同じくらい旨い。

このラーメンを食べながら、明日はブログになにをUPしようかなと考えているのです。


『百人一句』番外編

2012-02-26 | 百人一句

いや~、きょうは参ったよ。あの椎の木の屋敷の姫ってのになんぱされてよ。

若いきれいな姫ならいいけど、顔の大きなおばさんだぜ。

今夜灯りの点いてる部屋で待ってるわ、なあんて甘い声だしてさ。

面倒だから、はい、はいって返事しておいたけど、いい度胸してるぜ、あのおばさん。

 

なんてことを自慢そうにいってる若仲麿の兄さんは、こんな稚拙な和歌を詠んでます。

年上の姫がおいらを  なんぱする  年上好きだが  せめて八才


『百人一句』番外編

2012-02-25 | 百人一句

わたし今夜は年甲斐もなくどきどきなんです。

若い殿方に誘われたの。こんなこと初めて。

でも心配なの。約束の時間になっても彼、来ないの。

途中で若い娘に引っかかったんじゃないだろうね。

 

遊里湖姫は「百人一首」には載らなかったけどこんな歌詠んでます。

春遠き 野に可憐なる花一輪  それはあたしよ  姫百合の花


『百人一句』-100

2012-02-24 | 百人一句

荒れ果てた屋敷の壁の穴から、月の光が差し込んで

熟女の垂れはじめた乳を照らしています。虫の音が聞こえてきます。

今夜はとてもいい夜になりそうですね、順得院さん。

 

でも順得院さんもこの後、佐渡に流されるのですね。

「百人一首」に載ったこの歌が最後の歌ですか。

ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり

(ももしきやは、宮中の意味)

 


『百人一句』-99

2012-02-23 | 百人一句

後鳥羽院さん、なにやら悪さをして隠岐に流されたんだって?

悪さってのは女でしょう。女好きの顔してるもの。

その頃に詠んだ句なんだ。ふられたんだ。お気の毒に。

でも「百人一首」に選ばれるくらいだから歌は上手いんだね。

人もをし 人も恨めし あじきなく 世を思ふゆえに 物思ふ身は


『百人一句』-98

2012-02-22 | 百人一句

どうしても会いたい、とあの若者が言うものだから来てあげたのに、

あいつときたらまだ来やしない。 夜も大分更けたのに。

牛車の輪だちの音かと思ったら、沖で鳴く海鳥の声だわ。

 

殷富門院大輔さんの和歌は難しいね。ほら「百人一首」に載ってる。

見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色はかはらず

 


『百人一句』-97

2012-02-21 | 百人一句

蚊が飛んで来て彼女の白い尻に止まりよった。

あのな、この尻わしのもんやで。パチン!とつぶしてやろか。

でもそれしたらあかんやろうな。あ~ぁどないしょう。

 

従二位家高の旦那、ひどい俳句も詠むけど、いい歌も詠むじゃないの。

風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりけり


『百人一句』-96

2012-02-20 | 百人一句

松帆の宿であの人を待っていたが、夜が明けてきた。

今夜もまた振られたようだなぁ、 ま、いいか。

 

 

権中納言定家さん、人のよさそうな顔だから女性にからかわれて

いるんじゃないの。「百人一首」の歌もいいのにね。

来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ

 


『百人一句』-94

2012-02-17 | 百人一句

この嵐では今夜は帰れないから、な、な、いいだろう・・

なぁんていって朝までおばさんとなにしてたのですか、入道前太政大臣さん。

もう年なんだから 余りムリしない方がいいですよ。 

「百人一首」に載ってる歌は、顔に似合わずいい歌じゃないですか。

これからは、こういう歌を詠んで静かに余生を送りなさいな。

花さそふ 嵐の庭の雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり


『百人一句』-92

2012-02-15 | 百人一句

わたしが脱がせたのではありませんよ 吉野山にかかった月を見て勝手に脱いだのですよ

美しい女性は 美しいものを見ると脱ぎたくなるのでしょうか。

 

美しいものが好きな参議雅経は こんな歌を「百人一首」にも残しています。

み吉野の 山の秋風 さ夜更けて ふるさと寒く 衣打つなり 


『百人一句』91

2012-02-14 | 百人一句

鎌倉の旦那は平清盛さんて知らないよな。

そうしてのんきにおばさんといちゃいちゃして、あまの小舟がどうしたとか言ってるが、

あと100年も後に生まれていたら、平清盛さんたちと海賊船相手に戦っていたかも知れないぞ。

鎌倉右大臣の旦那、いい時代に生まれていてよかったよ。のんきにこんな歌も詠んだりしてさ。

 

 世の中は 常にもがなも 渚漕ぐ あまの小舟の 綱手かなしも