猫町3丁目アパート 屋根裏工房

『屋根裏工房』は自称ゲイジュツ家たちの溜まり場 
いま『イエロースットン刑務所』を連載中〜!

捨てられて・・

2010-05-28 | 某月某日

       
       漱石先生「吾輩は猫である」を丸々一冊俳句で詠んじゃ
       おうと思ったけど、止めました。
       猫が嫌いなせいか、猫を描くのが下手なんです。
       あんまり下手な猫を描いて、先生にご迷惑をかけるとい
       けませんので。
       
       えっ、
       俳句の方がもっと下手くそであるですって!
       あははは、冗談がきついですよ、先生 


名無しの猫や・・

2010-05-26 | 某月某日

       
       そういえば、漱石先生も俳句を作るのでしたね。
       
       子は雀身は蛤のうきわかれ
       某(それがし)は案山子にて候雀どの
       春雨や柳の下を濡れて行く
       叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉

       これ先生の句でしょう? 明治の文豪も小説は上手
       かったかも知れませんが、俳句は苦手のようですね。
       上手いのか下手なのか、よくわからない俳句ですよ。
       あれ、気分悪くしました?
       
       やはり人には得て不得てがあるのでしょう。
       多分、先生は俳句やツイッターような短い文章は不得意だと
       思いますよ。
       え? ツイッターとはなんであるかかですと?  そうでした、
       先生の生きていた明治の時代にはパソコンなんてなかったから、
       ツイッターは知らないのですよね。
       これを説明してたら長くなってしまうので次の機会にしましょう。


ががんぼ

2010-05-24 | 俳句と絵と書と・・
       
       雪崩が起きそうになっている本棚を整理していたら
       「吾輩は猫である」が3冊も出てきた。
       なんだ、これは本を買ってきては積んで置く
       悪い癖なのです。
       その内の2冊は上・下刊で、講談社の児童向けのもの。
       村上豊さんの挿絵が気に入って購入したことを思い
       出した。
       昨日買ったのを入れて「吾輩は猫である」が4冊も
       本棚にある。
       猫嫌いのワタシの本棚では、漱石先生ののらねこが
       何匹もハイカイしているのです。
  

       ががんぼ。蚊を大型にしたような形態の虫。
         蚊のように人を刺したりはしない。夏の季語。
       

ツイッター?

2010-05-22 | 俳句と絵と書と・・
       
       ツイッターというネットサービスが世界的に
       大流行だそうですが、これがよくわからない。
       いつもコメントをくださる童話作家の
       峰猫さんがツイッターをやっている     
       というので見学にいったが、さっぱりわからない。
       
       アナログ人間のおっちゃんは、新しいものは無理です。
       のんびりブログでもやっているのがよさそうです。

「江戸の100人展」ただいま103人です。

2010-05-20 | 俳句と絵と書と・・
       
       ヒマな友人が数えたら、虚無僧で103人であるぞ、とメールが届き
       ました。すみません、3人オーバーしてました。
       そんなわけで突然ですが今回で「江戸の100人展」は終了です。

       虚無僧はみなさんが期待した琉球屋さんではありませんでしたね。
       残念でした! 
       最後までお付き合い頂きありがとうございました。

       山豚火はこのままの虚無僧姿で、琉球屋さんリクエストの「笑点」
       のテーマソングを吹きながら、あてのない旅に出ます。
       
       
       

「江戸の100人展」あやしい虚無僧

2010-05-18 | 俳句と絵と書と・・
       
       お前さん、ほんとうに虚無僧かい!
       尺八がピーピー、スースーしか鳴らないじゃないか。
       火吹き竹で火を起こしてるんじゃないんだろう。
       この頃、かっこうだけのインチキ虚無僧が多いからね。
       
       その天蓋を取って、顔を見せてごらんなさい!

「江戸の100人展」茶道の師匠

2010-05-16 | 俳句と絵と書と・・
 
       こう見えてもあたしは昔、この辺りじゃ美人の茶道
       の師匠と評判でしたよ。
       
       普段、番茶しか飲まない大店の若旦那などが、茶道
       がどんなものかわからず弟子入りししましてね、
       そりゃ大変な騒ぎでした。
       
       なかでも琉球屋の若旦那はあたしに夢中でね、
       嫁にきてくれなきゃ死んじゃう! なんて言って
       困りましたよ。
       あいつはあたしが男にしてあげましたんです。
       
       たまには羽二重団子でも持って顔を出してもよさそ
       うなもんですがね。

       あいつはあたしが男にしてあげたんですよ。

「江戸の100人展」かわら版売り

2010-05-14 | 俳句と絵と書と・・
       
       さぁ~! 美人のお妾さんが、真っ昼間から若い男と
       お風呂に入っていちゃいちゃしているところに、突然
       旦那がやってきたからさぁ大変!
       それでどうなったかって?
       
       あとは読んでください、みやね屋のかわら版!
       あっと驚くこの結末が、くわし~く載っているよ。

       1部がたったの4文だよ(1文は約25円)

       
       おや、房州やの旦那、きょうは買わないのですかい?

「江戸の100人展」新富町の女

2010-05-12 | 俳句と絵と書と・・
       
       貸本屋のお兄さん、ずいぶん来なかったじゃないか。
       汗かいたろう。
       ちょうどお風呂が沸いているから入っていきなさいな。
       うちの旦那だったら心配ないわよ。
       この頃あたしより猫に夢中でちっとも来やしないんだから!

       あれ持ってきたんだろうね。歌磨の・・・ ほれ、あれよ。
       

「江戸の100人展」貸本屋町之介

2010-05-10 | 俳句と絵と書と・・
       
       わたし貸本屋です。
       こうして本を背負って、大店や武家の屋敷を廻って
       おります。女中さんや奥方がお得意さんです。
       これからうかがうのは新富町のお妾さん。

       えっ、春画ですか、そんなもの持っていませんよ。
       わたしは真面目な貸本屋なんですから。
       
       いちばん底にあるだろうって! それやぁね、わたしも
       商売ですから、これから伺う姐さんなどに頼まれたりしたら・・
       
       今日もいいお天気でようございますね、じゃぁごめんなさいよ。

「江戸の100人展」越後屋の旦那

2010-05-08 | 俳句と絵と書と・・
       
       猫ってものは可愛いものだね。こんなわたしにでも懐いて
       膝に乗ったり、布団に入ってきたりしてくれるんだから。
       そこへいくと人間の女なんてものはいけませんよ。
       すぐにすねたり、しっとしたり,ねだったりするんだから。
       
       ねぇ 玉ちゃんにぼちたべまちゅか、あららら三毛ちゃん
       そんなところにおしっこしちゃ、いけまちぇんよ~♪



       うちの旦那はボケが始まったんじゃないんですかね、番頭さん。

「江戸の100人展」煙管師銀次

2010-05-06 | 俳句と絵と書と・・

       煙管作っていてこんなこと言うのもヘンですが、煙草なんて
       身体にいいわけがないでしょう。煙管に溜まったどろどろの
       ヤニを見たら、吸う気にもなりませんよ。

       なんて言っている煙管作りの名人銀次さん、あんたの言って
       いるこは正しかったよ。
       この時代から300年後、煙草は健康によくないと言われて、
       煙草をやる人は決められた場所で片身の狭い思いをしながら
       吸っているのですから。

「江戸の100人展」6人の漁師

2010-05-04 | 俳句と絵と書と・・
       
       殿様の食べた鰹はあっしが釣りましたんです。
       いえ、殿様の鰹はおいらが釣ったんです。
       殿様の食べた鰹を釣ったのはこのわたしです。
       いやいや、鰹は間違いなくあっしが釣りました。
       殿様の鰹は,たしかにおいらが釣ったんですよ。
       こいつらが言ったことは間違いです。
       鰹はわたしが釣りました。

       6人の漁師がみんなでかばい合ったので、全員が
       神津島への島送りになりました。


       それで漁師はどうなったかって? 
       3日後には島抜けして帰ってきていますよ。あの辺は
       江戸の漁師にしてみたら、庭みたいなものですから。
       
 
       

「江戸の100人展」5代将軍 徳川綱吉

2010-05-02 | 俳句と絵と書と・・
       
       なかなかの、美味であるぞ。

       それで、このかつをを獲った者はだれであるのか?

       その者を生類を殺めた罪により、遠島を申し渡せ!

       
       う~む、なかなかの美味である。