Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

いただいた年賀状から 2013

2013-01-11 07:42:04 | エトセト等
今年は巳年.小生も姑息な手を用いてしまったが,蛇をデザインするのは難しい.



「巳」という字を一筆書きで蛇にしたデザインは多かったが,ひらがなは稀少.絵描きさんから J 子あての賀状だが,下半分をぼかしたため,画面としてのバランスが悪くなってしまった.申し訳ない.



これは 6 才のお子さんの絵らしい.蛇の舌がかわいい.目もかわいい.



聖書の蛇は悪者だが,ここでもいかにも性格が悪そう.いつも思うことだが,中世ヨーロッパ絵画の蛇は魚みたいなのが多い.官製はがきの上に和紙を貼ったていねいな作りです.



古代インドの宇宙観."0" という文字が作れるのもウロポロスの蛇ならでは.象たちや亀の表情がよい.物理屋さんからの賀状で,てっぺんのギリシャ文字はミュー中間子らしい.



もう一点.表書きの「年賀」はご存知,星の王子さまのへび.郵便番号もかわいい.裏は,プロらしいものでした.アニメ作家あしたのんきサンの HP でご覧下さい.
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ふたりでヴァイブを

2013-01-09 13:48:55 | ジャズ


新年会みたいな場では,ピアノが弾ける人にはビブラフォンはよいおもちゃと化す.先日は O 田,K 茂のご両人によるヴァイブ・バトルが面白かった.

この古い動画の主役はテリー・ギブス.白人の間では人気が同世代のミルト・ジャクソンを凌いだこともあった.まだ元気でプレイしている.

ここでは 2'30" あたりから始まる Now is the time がみもの.いままでピアノを弾いていたお姉さんがフロントに登場し,最初はテリー氏とふたり並んで仲良く一台のヴァイブを弾いているが,途中で相手をぶっ飛ばして楽器を独占したり,マレットで相手を打つふりをしたり...という演出.

YouTube にはロイ・エアーズの Battle of the vibes の動画もあるが,
http://www.youtube.com/watch?v=8oHQbknUUlM
おっさんふたりで少々暑苦しい.やはり男女のバトルごっこの方が見ていても楽しい.
来年の新年会でもこんなふうに...
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ボントロ天国 HUJC 新年会 2013 その2

2013-01-07 10:22:24 | ジャズ


今は昔,トロンボーンのことをボントロと言った時代があったそうです.同じ流儀で,ジャズはズージャ,女の子はナオンちゃん等と言ったとのことです.
こうして見ると,ボントロって大きな楽器ですね.

新年会には6人のボントロ奏者が揃い,guit, p, b, ds も加わった 10 人コンボは大迫力でした.しかし,急遽集合写真を撮ることになり,演奏が尻つぼみになったのは残念でした.



上の写真で,懸命に演奏されているベーシスト I 町氏をよそに,カメラ目線なのは,今は昔ジャズ研の会長だった U 谷さんです.3 月にご成婚とのことで,フィアンセさんも私たちの新年会に来て下さいました.同じボントロ仲間で,下の写真でひときわ人格者らしい方です.ちなみに左端は依然快調さんです.



ぼくたちは景気付けに L-O-V-E を演奏しました.おふたりにはむりやりケーキカットのまねごとを強制しましたが,写真を撮りそびれました.FB にはどなたかが貴重な瞬間をウプして下さるでしょう.

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HUJC 新年会 2013

2013-01-06 10:41:07 | ジャズ


下の4枚は早くお帰りになったため,集合写真 (J 子撮影) に写っていない方々が中心です.
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遊民爺さん

2013-01-04 08:11:23 | 読書


小沢章友 TBSブリタニカ(1993/05).

帯によれば第二回開口健賞奨励賞受賞作.この本が出たときにちょっと「読もうかな」と思った覚えがある.
105 円の古書をみかけたので購入.カバーがとてもきれい.Book Design by JUN MIMURA, Illustration by SHOGO TOMIYAMA.
その後,小学館文庫に入ったがいまは絶版.

帯には
「あっけらなんとして,したたか.けれど,朗らかでハートフル.奇妙な「芸術爺さん」のおかしくも悲しい物語」
まあそのとおりなのだが,爺さんは思ったよりずっといじけていた.これを書いている自分は,すでに作中の遊民爺さんより歳上だが,この爺さんと重なる部分があり,嫌な感じ.

裏帯の,奥村大三郎の開口健賞選評抜粋には「芸術と才能という,厳しい問題がテーマ」云々とあるが,そんなたいそうな小説とは思えない.
あっと言う間に読んでしまったが,再読はありそうもない.

新宿の横丁の「王ろじ」というカレー屋 (とんかつの方が有名かも) が出てくるのが懐かしかった.

一時期,拙ブログに「遊民爺」のハンドル名で断続的にコメントを下さった方がおられたが,お元気でしょうか.
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道尾秀介「光媒の花」

2013-01-02 08:33:47 | 読書

集英社文庫(2012/10).

この作家は「向日葵の咲かない夏」以来だがこちらの方が好き.ただしこれはミステリではない.

2010年 山本周五郎賞受賞作の文庫化.帯に「藤井フミヤさん推薦!!」とあったが,予期に反し暗い小説だった.6篇の連作で,登場人物が時間を越えてリレーする趣向.

最初の3編ではそれぞれ殺人があるので,全編この調子かと思ったら,後半はハッピーエンドとまでは行かないものの,「心温まる」終わり方.
でも正直言って,後半はいかにも中間小説と言う感じに,ふやけてしまった.
最後は大団円 ? 的に今までの登場人物が登場するが,そんな細工は不要.最終章から第1章に繋がって,輪にするだけに留めておけばよかったのに,と思う.

タイトルの光媒の花は,作中に出て来る風媒花・虫媒花にヒントを得た造語らしい.

ブックデザイン 片岡忠彦,解説 玄侑宗久.
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