さきの言政学研究会で点字の標準化についてうかがった.私自身は点字について何も知らなかったし,たいていの人は同じと思うので,ここでは仕入れたばかりの知識を..
点字は横2x縦=6カ所のポジションのどこに凸起があるかでコード化する.ポジションを左上から下へ123,右上からしたへ456と番号づける.この順番で,凸起があるところを1,ないところを0として並べると,例えば
100000 が a
110000 が b
100100 が c
...
これはコンピュータが2進数で文字を表すのと同じ方法だ (ただし具体的なコードは異なる).現在のコンピュータはアスキーASCIIという規格で,1963年に制定された.
http://ja.wikipedia.org/wiki/ASCII
いっぽう点字は,ルイ・ブライユというフランス人視覚障害者が1825年にほとんど独力で完成させている.今年は彼の生誕200年で,欧米では点字のことをブライユとかブレイユとか言うのだそうだ.
もっともアスキーの文字コードは7ビットで,7ポジション使用に対応する.6ポジションだと2の6乗すなわち64文字しか表せないので,窮屈だ.そこで例えば文字と数字で同じコードを共有させ,数字の場合は「数符」というコードを前付けする.7ビットだと128文字,8ビットだと256文字が可能だが,指先の感覚では6ビットが最適なのかもしれない.
点字はコンピュータの文字コードに影響しているのだろうか.
点字は横2x縦=6カ所のポジションのどこに凸起があるかでコード化する.ポジションを左上から下へ123,右上からしたへ456と番号づける.この順番で,凸起があるところを1,ないところを0として並べると,例えば
100000 が a
110000 が b
100100 が c
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これはコンピュータが2進数で文字を表すのと同じ方法だ (ただし具体的なコードは異なる).現在のコンピュータはアスキーASCIIという規格で,1963年に制定された.
http://ja.wikipedia.org/wiki/ASCII
いっぽう点字は,ルイ・ブライユというフランス人視覚障害者が1825年にほとんど独力で完成させている.今年は彼の生誕200年で,欧米では点字のことをブライユとかブレイユとか言うのだそうだ.
もっともアスキーの文字コードは7ビットで,7ポジション使用に対応する.6ポジションだと2の6乗すなわち64文字しか表せないので,窮屈だ.そこで例えば文字と数字で同じコードを共有させ,数字の場合は「数符」というコードを前付けする.7ビットだと128文字,8ビットだと256文字が可能だが,指先の感覚では6ビットが最適なのかもしれない.
点字はコンピュータの文字コードに影響しているのだろうか.
点字は表音,手話は表意...と言えるのでか.手話の方が標準化は難しそうですね.
ディジタル信号という意味ではモールス信号が元祖かも.欧文のモールス信号は可変ビット長ですが.
点字はもともと、晴眼者の夜間の暗号としてナポレンオン軍が作った8点点字を元に、視覚障害者のルイ・ブライユが6点点字に改良したといわれています。
いずれにせよ、突起部分と平坦部分の二進法であり、コンピュータとの親和性は非常に高いといえます。
その結果、標準化の圧力は非常に強いものがあるのではないでしょうか?
今回の研究会では、講演者がいませんでしたが、手話の世界も非常に奥深いものがあります。
有難うございました。
123456
と名前を付けると思って下さい.図でポジションの数字に対応する位置が黒丸なら(凸なら),そこを1とし,白小丸なら0とするというルールです.
dは 100110
eは 100010
などとなります.コンピュータではON-OFFスイッチをずらりと並べて,ONを1,OFFを0と対応させています.
bを120000,cを100400という流儀だと,1から6迄の記号が必要ですが,上のルールでは0と1だけあればいいので,電子回路で作るのが楽です.
aは、わかりますが・・・b、cが?
120000と100400ではないのですか???
http://www.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/braille/BR/chap3/3-2/3-2.html