Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ロビーコンサート無事終了

2024-10-10 20:31:45 | ジャズ

くらら こと 東広島芸術文化ホール・10 月のロビーコンサートは,ビブラフォン奏者も無事参加し,なんとか終了.
ギター以外は生音.J 子はしきりに響きが良かったと言うが.ぼくは残響をやたら長く感じた.

演奏は Still Young Jazz Quartet (cl, bs, vib, g),
セットリストは In the Shade of the Old Apple Tree / 胸の振り子 / Isn’t She Lovely / This Masquerade / C’est Si Bon,アンコールは 東京ブギウギ.

満席の盛況.ありがとうございました.

 

クラリネット N 村の MC より...

-「胸の振り子」は霧島昇というヒトが歌ったそうだが知らない.石原裕次郎のカバーが有名らしいが,倍賞千恵子のが好きである.

-「This Masquerade」はレオン・ラッセルの曲だが,カレンが歌うカーペンターズ版が好きだ.

-「C'est Si Bon」はイヴ・モンタン,ルイ・アームストロングだが,越路吹雪のが好きだ.

 

ぼくも彼にならって Youtube を漁ってみた.おすすめはトロンボーン4本による「胸の振り子」

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遠藤周作「砂の上の太陽」

2024-10-10 08:55:37 | 読書

「遠藤周作 初期短編集 砂の上の太陽」河出書房新社 (2023/11)

図書館で借読.

出版社の紹介*****
『沈黙』が執筆されるまでの、著者の原点となる信仰の苦悩を描く「砂の上の太陽」他、50年代60年代を中心に初期の知られざる短篇を発掘。貴重な作品の数々!*****

この本の最初の2篇は洋行の自己体験.次は旺文社の雑誌「高校時代」に掲載した小説と続き,9編の最後の「砂の上の太陽」は実質的 芥川受賞第1作.短編として完結しているものも,尻切れ蜻蛉のものもある.
次第に純文学的な小説 ? になるように配置されているのかと思った.でもこの順番は解題 (今井真理) によれば,執筆された年代順ではないのだった.同じ今井による解説もある.

最初の2篇の洋行・留学談の,自分だけ酷い目にあったような書き方に閉口した.16 トン自身も ¥360/$ 時代の留学での,思い出したくないことを思い出してしまった.

最後の3編「ピエタの像」「ナザレの海」「砂の上の太陽」がやはり「キリスト教作家」らしくて良い.後期のユーモア小説や狐狸庵随筆に (僕が) 感じる手抜き感は希薄.

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reading

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