やっとロシアでも極東地区に関心が向くようになったようで、21日訪日中のロシア国営ガス企業ガスプロムのアレキサンダー・アナネンコフ副社長は都内で会見し、2030年をめどに総額2兆4400億ルーブル(約11兆円)の大金を投じて東シベリア・極東地域でのガス供給・開発計画(東方ガス化プログラム)を建設する事にしたとの報告が在り、日本の伊藤忠商事もこの事業に参画するとの事です。
また、サハリン沖でこの会談で、現在計画中のガス田「サハリン3」は来年1~3月に試験探鉱に着手するそうで、14年頃にはガスの供給が始められる・・・との事を報告したそうです。
ロシア国営ガス企業ガスプロムでは・・・今後、サハリン、ヤクーチア、イルクーツク、クラスノヤルスクの4カ所にガス生産拠点を建設する予定だそうで、それを全長9000キロのパイプラインで結ぶそうです。
今後はそこで産出されたガスをロシア国内に供給すると共に一方で、ユジノサハリンスクから液化天然ガス(LNG)を、海上輸送で日本や韓国、中国、北米への輸出をしようとしているようです。
会見でアナネンコフ副社長は、「プロジェクトの一部となるイルクーツク州のガス田開発で伊藤忠から協力の申し出があった」と説明し、伊藤忠側ではガス化学プラントの設置でプロジェクトに参画する意向のようです・・・
また、サハリン3も、「来年の第1・四半期にも埋蔵力を確認するための試掘をはじめ、14年にはガスを供給できると考えている」とアナネンコフ副社長は具体的な開発時期を明らかにしております。
ただ、日本や欧米の企業が(三井物産や三菱商事)出資していた、サハリン2については、「契約通り08年の供給開始に向け最大限努力する」と述べては居ますが確約はしませんでした・・・
このように、今後のロシアとの資源外交について、ある露外交筋は「ロシアは困難が伴う開発事業の探査作業などについて、いかに外資から技術と金を出させるかをまず考えている」と話しており・・・今後もロシアでの資源開発をめぐって露政府・国営企業と外資との駆け引きが繰り広げられることが予想されます。それを考慮に入れて交渉をされます事を日本政府・企業等がより一層心がける必要が在ると感じました。
散々苦労して(資金や技術)イザとなると見計らったようにロシヤ熊が出てきて無遠慮に果実を齧る。こんな事ばかりの繰り返しです。
さて今度は、いかがアイなりましようか。
きっと一度成功したからまた・・・と言うことかしら?
ロシアの外交官も言っているように「ロシアは困難が伴う開発事業の探査作業などについて、いかに外資から技術と金を出させるかをまず考えている」これが本音でその後、見込みあれば・・・出かけて行って獲物をさらう・・・これ堪えられない妙案と思っているのね。
それでも多くの欧米、日企業が参画を申し出ているんだって・・・
何しろ極寒の地での作業はいままでは効率が悪すぎてどこも手を貸さなかったのが、時代かしら?この危険を承知で日本の企業も参加するのね・・・トホホホ・・
「ロシア国営ガス企業ガスプロムのアレキサンダー・アナネンコフ副社長」が訪日したそうですが・・ロシアは昔から相当の食わせ物で、日本は何度も煮え湯を飲まされて居ますよね・・・
ロシアにとって日本は一方では常に魅力的国なのかも知れませんよ・・
日本人は相当優れた民族だと言う事も、早くから知っていましたし、日露戦争でもその手強さも知っていたと思います。
しかし、日本は戦後、軍事国家ではなくなり、それ以降ソ連時代を含めて、常に高圧的態度は一貫していますよ。
現在のロシアにとっては、日本ほどロシアの欲しいものを持っていて、しかも危険な部分が無い国家です。
だから、欧州とはケースバイケースで最近はフランスが御気に入りのようですね・・
そうかも知れません。ソ連時代日本に対しての態度は相当高圧的だったようです。あの頃は米国、それと欧州の中でもドイツは、気になる国だったようで、敗戦時、ロシア軍を東ドイツにいち早く駐留させてロシアの支配下に置いたのもきっとそんな理由もあるのかも・・
現在でもロシアは東欧を支配下に起きたいのでしょうが、これらの国はロシアの支配だけはとても嫌がってポーランドではここに米国の軍事施設を於いているぐらいです。
日本に対しては、米国ががっちり防衛しているので、触手を伸ばしませんが、でも利用できる部分はしっかり日本を手なづけておこうとしているように思いますが・・私の感想です。