北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2021.3.9 『左股』(354m)~『宇佐美』(194m) 三等三角点を結ぶ周遊ルート
今日は栗山町の「栗山ダム」から、
三角点ピーク二つを周遊ルートでつないだ。
今冬は「栗山ダム」に世話になる。
今回の「左股」だが、
ずいぶん前から地形図を用意していたにも関わらず、
これまで手をこまねいていたのは、
単に点名がつまらないから。
「左股」だとか「右股」だとか、
あるいは「二股」とかいう点名はあちこちにあって、
オリジナリティーに欠けるため、
どうにもモチベーションが上がらない。
しかし我が原風景の中にあって、
三等三角点を有する峰ゆえ、
登らないわけにはゆかぬ。
ただ、毎週末の山行を、
何よりも楽しみにしているHiromiと、
一緒の時は申し訳ないので、
一人の今日登ってみた。
結果は天候も味方して、
すっごく楽しかったぁ~
今朝9時25分、ダム下の駐車地をスタート。
少し戻って林道に入った。
この林道は「宇佐美」の裾を通って、
「桜山」池の奥や、
栗山町日の出地区まで続いている。
そして現在奥地で作業が行われているようだ。
そんな林道をほんの少し歩いて、
エゾシカの防護柵手前で外に出た。
あとは適当に歩いて栗山ダムへ。
ダムの南側から「くりやま湖」を周遊する林道にのる。
この辺りは足下の雪が、
かなり締まってきていて歩きやすい。
素晴らしい青空の下足取りは軽い。
くりやま湖の南端で「王子川」に出合う。
と同時に林道分岐となり、
「王子川」に沿って伸びる林道に入った。
そして300mほど歩くと、
10時ちょうど、
森林植林案内板とともにゲートが現れた。
実際にゲートは存在しないのだが、
ゲートが閉じられているような表記があった。
またこの辺りの山林は、
広範囲にわたって「王子製紙」の社有地のようで、
川にまで「王子」を冠するところをみると、
この地の歴史が始まった頃より、
「王子製紙」が所有権を獲得したのだろう。
単調な林道歩きが続く。
しかし初めて歩く林道は、
「あの先はどうなっているのだろう?」と、
ワクワクするものだ。
おおっとその前に、
この林道は既に廃道となっている。
それは昨秋くりやま湖の分岐で見て確認している。
雑草が生い茂り、
車が走行できる状態ではなかった。
今日歩いていても、
林道決壊箇所が次々に現れた。
平坦だった林道は、
標高100mを過ぎた辺りで、
沢筋を離れて高度を上げだした。
多少のアップダウンを繰り返すものの、
確実に高度を上げていく。
そしてCo.160で林道は消失した。
ただ、当初よりこの地点で、
尾根に取り付く予定だったので、
ラッキーだったことに感謝。
11時05分、登行尾根取り付き点。
尾根筋は地形図を眺めるより傾斜がきつい。
幸いなことに作業道が続いており、
利用できるところまで利用する。
Co.300で作業道が切れてからは、
尾根筋にのったが雪が深かった。
少々苦労したものの、
地形図の「313m標高点」に立って、
一旦下降して登り返し、
目指すピークに続く尾根にのった。
あとは悠々と直線でピークを目指す。
12時10分、三等三角点「左股」。
木の間越しに夕張の『冷水山』が見える。
ちょうど昼時、簡単な昼食とした。
復路はここから西向きの尾根にのる。
この尾根の下降で東に夕張の、
『三角山』(770m)から『久茶運内』(三等・632m)の山並みが、
実にすっきりと鮮やかに見えてた。
またこの尾根を約700mほど歩くと林道に出合う。
あとは長い林道歩きだ。
途中で広く開けた伐採地に遭遇した。
広いところはいい!
しばし風景を楽しんで再び林道歩行だ。
途中で「栗山ダム」が見えた。
そしてCo.240で林道分岐を迎え、
その先は無積雪期に何度も歩いているので、
ようやくホッと一息ついた。
出合った林道は今朝見た林道入口からの続きで、
林業関係の車が走行するためドロドロだ。
従って林道は歩けず、
脇の雪上を歩いて『宇佐美』を目指す。
14時15分、三等三角点「宇佐美」。
このピークには昨年4度立っている。
『宇佐美』からはまっすぐ栗山ダムを目指して下る。
快適に下って沢に下り、
沢筋を更に下ってダム近くの林道に出た。
あとは駐車地へ。
14時45分、約11kmの山歩きを終えて駐車地。
いやあ、楽しかったなあ!
原風景の中の一座にまた立てたことに感謝!