北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2021.3.6 『大巻沢』(おおまきさわ・690m) 夕張川を渡って尾根に取り付く
週末土曜日の夜、
Hiromiを拾って夕張に向かった。
先日の大雪の影響が、
各地に残っているはずなので、
夕張で様子見とすることにした。
夕張市大夕張の、
シューパロ湖近くで車中泊としたが、
酒を飲んでのんびりしていると、
突然雨が降りだし、
結構な強さでしばらく降り続いた。
それが翌土曜日の朝になると、
雪に変わっており、
それに嫌気がさして、
ダラダラと眠り続け、
結局シュラフから出たのが、
7時半を過ぎていた。
雪が降りしきる中を車外に出るというのは、
本当におっくうなものだ。
今回狙ったのは二等三角点を有する「大巻沢」。
国道452号線を夕張市から三笠市に向かって走り、
「大巻沢」に沿って伸びる林道入口の、
約300m三笠寄りに、
車一台が入れるスペースを見つけ、
ここを駐車地として、
8時50分スタート。
そのまま凍結した夕張川を渡って、
東の尾根末端に取り付いた。
いきなりの急登に脈拍が上がる。
そして湿って重い雪に、
スノーシューを取られる。
四苦八苦して尾根の頭に上がった。
すると足下の雪はかなり締まり、
Hiromiは雪面に軽い跡をつけるだけで、
スタスタと登っていく。
ところが体重の重い私は、
Hiromiのトレースをたどっても、
ズブズブ、ズブズブ。
嫌になる。
尾根筋を進んでいくと、
やがて地形図上の「444m標高点」へ。
それから一旦下降し、
尾根筋が不明瞭となるも、
急斜面を登って、
地形図上の「529m標高点」で、
再び尾根上に上がった。
そしてここがルート中のほぼ中間点だ。
その後は明瞭な尾根筋を進む。
ただスタート時から降り続く雪が鬱陶しい。
降り続く雪は強弱を繰り返し、
決して止むことはない。
高度を上げていくと、
次第に風が強くなり、
手先が冷たく痛み出す。
最後は細尾根を詰め、
Co.620で尾根の斜度が増し、
スノーシューでの登行が困難となった。
Hiromiが自主的にスノーシューを外し、
ツボ足での登行に切り替えた。
ズブズブ足を取られながら、
一歩一歩登っていく。
その様子を写真に納めるのが大変だ。
ゴム手袋着用では、
カメラの電源オンオフもままならず、
いちいち外すものだから、
ただでも辛い指先が悲鳴を上げる。
しかし、一歩一歩歩を進め、
11時30分、二等三角点「大巻沢」。
このときになって、
ようやくガスが晴れだして、
周囲の風景が少し見えるようになった。
ただ、風は強いままで寒いので、
長居はせず下山を開始。
急下降を終えて再びスノーシューを装着。
登路のトレースを、
そのままたどって下降した。
湿って重い雪にスノーシューが壊れるのでは、
と心配になる場面も。
13時20分、駐車地。
なかなか面白い尾根歩きだった。
次回は晴れた中で登ってみたい。
Hiromiも冒険的な尾根歩きに、
大変満足した様子だった。
後片付けを済ませ、
栗山温泉に向かった。
ところが玄関に大きく、
「日帰り入浴休止中」の貼り紙。
しかたなく隣町の由仁町に走り、
「ユンニの湯」へ。
しかし駐車場に車がいっぱい!
館内は正に「密」だ。
従ってそこもやめて追分へ。
追分の「ぬくもりの湯」は人が少なく、
いつ行っても快適だ。
山から下りての入浴も諸事情が交錯して、
思うようには利用できなくなってしまった。