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2021.3.21 『滝の上』(234m)  天候不順を里山で・・・

 土曜日の『奔別岳』下山後、

栗沢町美流渡のホテル「メープルロッジ」で汗を流し、

万字峠近くで車中泊。

日曜日の天気予報が出発前から悪く、

起床後適当な里山に登って帰ることにしていた。

土曜の夜中に降りだした湿って重い雪は、

朝になっても降り続いていた。

全くモチベーションが上がらない中、

地形図で見つけた未踏の三角点ピークに登ってみることにした。

所在地は「メープルロッジ」の裏手。

 スノーシューでスタートすると、

早速暖気で雪が腐ってズブズブ取られる。

しかし少し高度を上げると足下の雪は落ち着いた。

辺りは伐採地のようだが、

そこに自生したのであろう、

鋭いトゲを枝にまとった木が数多く、

それが着衣に触れて引っかかる。

そんな枝をかわしながら進んで行くと、

背後に美流渡地区の田園風景が広がった。

いかにも里山らしい風景だ。

辺りの植生は一貫して前述の通りで、

密生はしていないので、

常に見通しが利く。

スタート時にはまだ降り続いていた湿った雪も、

いつの間にか上がり、概ね曇り空だ。

そしてスタートして40分ほどで、

四等三角点「滝の上」

田園地帯から見ると小高い丘といった感じか。

しかし見晴らしは良く、

東に「菊面沢」(二等三角点)や『幌向岳』、

南東には「久茶運内」(三等三角点)が見えている。

また麓に目をやるとエゾシカの群れが、

ジッとこちらを見ている。

そしてそれらのほとんどが尻をこちらに向けている。

すぐに逃げられるように、

という態勢なのだろうか?

藪の中で白いヘルメットを着用すると、

エゾシカの白い尻と誤認され、

ハンターの誤射を誘発する恐れがあると言うが、

わかるような気がする。

平穏な良い風景、珍しい光景を目にして、

ゆっくりと下山する。

足下の雪は下るほどに腐ってゆき、

麓に至っては歩くのが大変だ。

その後雨が降りだし、終日雨模様。

活動中だけ止んでくれたことに感謝!

 時間はまだ早かったが帰途に着き、

夕方Hiromiと反省会。

『奔別岳』の思いで話し、

地形図上でのルート確認を楽しんだ。

 

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