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心療内科の世界 その2

2013-02-15 18:43:05 | 心の病との闘い
私はこの病院で救われると信じていた  いや もう頼るものがそこしか私にはなかったんです  もう自分の心に嘘をつき生きてゆき通すことなど無理だったのです  もう 私は疲れ果ててしまっていたのでした




期待を胸に 今日は臨床心理師の先生による 心理テスト面接を受けることになっておりました 受付の前のイスで待っておりましたら・・  先生が私を迎えに降りてきてくださりました   私は先生に宜しくお願い致しますと頭を下げ挨拶を交わしてついてゆきました




臨床心理師の先生の専用のお部屋に案内され  先生からイスに腰掛けるよう指示が出ました   「イスに座ってください」  私の座るイスと  先生の座るイスは・・  平行に置かれ2mほど離れており、共に壁を向いており・・  白い壁までの距離は、1mほどでした




私はこれまで生きてきた中で・・  壁を向いたまま人を見ずにお話を交わした経験もありませんでしたので  自然とイスを先生の方へと 45度傾け座ったのです  そしたら 先生の口から意外な言葉が発せられました

































  前に向け 前を見て座ってください 





                 











                           








 弱った私には非常にその冷たく感情の全く感じられない  非情な感じの言葉に大きなショックを受けてしまったのでした 
私の民謡仲間の一人が・・  精神が弱ってしまっている時には・・  自分を守るバリア(抵抗力)がないのよね  と教えてくれておりましたが





まさに、あの時の私には明らかに  それが当てはまってしまったのでした  たった一言なのに・・  それが私にはまるでバクダンが破裂してしまったかのような衝撃が心に走ったのでした  心療内科の先生とは全く違う 真反対の先生の態度に少しとまどってしまったのです




そして先生は、私の目に自分の目を合わせず   大きく反らせ   私の胸の辺りを見ながら指示されました   私は人間扱いをされていない感じを受けていたんです   走馬灯のように  和楽の民謡仲間の女子達のやさしい素敵な笑顔 の対応が頭をよぎりました 




それから・・  その調子で冷たい感じの心理テストが始まり   時間は非情にも長く感じました   自分はまるで罪を犯した囚人のような気持ちになっていました。  先生のことが怖かったんです。  せっかくお美しい感じのお若い先生なのに・・  もしかしたら・・   過去に私のような患者から好意を持たれて・・  ストーカーのような怖い目に合ったのかもしれないと想像してしまいました。




そりゃ先生だって人間です   自分のことを守らねばなりません   初めて会った私に笑顔などの愛想は全くございませんでした   私は生まれて初めて人間から・・   そういった対応を受けてとてもショックで悲しかった   でもね  明らかにそれから私の心の中に新たな考え方が生まれて来たのでした   それは・・































 家族の大切さ 

 そして民謡仲間の大切さです 







結局、人生っていうのは全てが裏返しになってて  良い思いばかりを味わえば当たり前となり  悪いことで痛い目を経験するとそれまで感じなかったことに 有難さが浮かび上がり  そして心から感謝できるように考え方が進歩する性質を持っているのですね




もっとおおげさに表現するならば・・  どんどん難題に向かって進み  どんどん難関にぶつかり  痛い思いを重ねる  そういったことのできる人間が   本当に磨かれて   やがて光輝く希望の星となれるのだと私は思う




そういった力はいったい・・  どこから   なぜ沸いてくるのだろうか   私の場合は  きっと悲しさと寂しさである   人にはわからないが・・  人間、誰だって寂しいのではないだろうか・・  寂しくない人間なんてこの世に存在するのであろうか・・  私は寂しさを紛らわせたいが為に力がなぜか出てくるのです




寂しいから人恋しいのです  話は飛んでしまいましたが・・  2時間半にも及ぶ心理テスト面接はなんとか終えましたが・・  私の落ち込みようはひどかった   こんな辛い思いをしてまで病院でテストを受ける意味が本当にあるのだろうか   もしかしたら・・  そのような対応は・・  私の本心を見抜く為の罠だったのか   私にはわかりません




そのことを・・  家に帰ってから仲間に相談してみた・・  仲間は教えてくれた・・  「ゆうさん そりゃ臨床心理師の先生ってねー 患者さんに対して感情を入れて話してはいけないルールがあるんよ」 と教えてくれたのだった   えっ   そうかー  目を合わさないのも  笑顔が全くないのも  ルールだったんだ 




そして仲間は更に付け加えて言った・・  「テストの時には冷たい感じだけれども・・  今度、テスト意外でお話される時にはきっと笑顔で対応してくださると思うよ」とも教えてくれた  私は全くそんなことは知らない・・  知らなかった・・  その仲間の助言で私がどれだけ気持ちが楽になったのかは言うまでもない




それから1週間・・  私はその仲間の助言のお陰で楽に過ごせたのであった   次の心理テストでは、私もドライに対応しようと心に決めていた    覚悟も決まっていたのであった   なのに・・  またもや私の期待は裏切られることとなる  つづく 











人気ブログランキングへ 人生って なかなか自分の予想通りにことが運ばないものですよね~ 予想通りにすべてがうまく行くのなら・・ もしかすると人生は味けのないものになるのかもしれませんよね 私が優秀賞をもらえることになるなんて・・  世の中のいったい誰が想像したでしょうか もうこのようなことは二度と起きないでしょうけれどもね   




























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5 コメント

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え~、なになに!? (かをりん)
2013-02-18 21:37:19
続きが激しく気になる~!!
返信する
気になってんの?? (ゆうさん)
2013-02-18 21:51:48
かをりんさん 気になるーー ってのは・・  僕にとって  すごく嬉しいです(やったーー

最近、何を書いてもコメントなくなってたんでね  読んでくださってるファンの方も・・

引いちゃったのかなってね  思ってしまってたもので

すごく気になるー  ては救いの言葉でしたよ  はい  これで続きを書く気持ちになれましたよ

それでは10時半くらいを目標にしてみますからお楽しみにー
返信する
気になってますよー (かをりん)
2013-02-18 22:00:00
アウシュビッツのエピソードと言い
ストーカーの想像と言い、
ゆうさんって面白いねえ~ほんとに ^ ^

続き、楽しみにしてるわん
返信する
自分と照らし合わせてみて・・ (ゆうさん)
2013-02-18 23:09:35
かをりんさん  僕が思うにねー  心療内科に来る患者さんはねー(僕のことだけれども^^)・・

心が疲れてね・・  誰かにすがりたい(助けてもらいたいとか・・ 愛を分けてもらいたいとか)気持ちが強くてねー

だから、先生方も一歩心に大きく踏み込んであげると勘違いを起こされたり・・ 頼られたりされる危険もあるのかもしませんよね。

僕はそこまでいっていないと自分では思ってるけれども・・  確かに誰かにわかってもらいたい!とか・・

僕のことを理解してほしいという願望はありますよ。  異常に寂しいのは、病の一種なのかもしれないですね。
返信する
そうなんよね・・ (かをりん)
2013-02-18 23:21:12
人って、医療が治してくれると勘違いしてるところがあると思う。
そりゃー、外科とか切ったり貼ったりは医者しか出来ない部分があるけど、
内科的なものはねー、最後は自分でどうにかせにゃならんのよ

医療の現場は見通しを立てたり投薬のサポートは
してくれるけれども、
例えば心のしんどさなんかは、これはもう
自分との戦いよ

そうならないようにライススタイルを変える、考え方を変える、とか・・ね

ぶっちゃけ、医師も人間、経験と手探りなんよね~

1,2回会っただけの人の、何が分かるって。


ゆうさんも、今回の体験からヒントを得て
自分の心の中の暗闇と上手に向き合う方法が見つかるといいね
返信する

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