僕は震災で困った小学生が江田島に来るかもしれないとの噂を聞いた時、それはいいことだと思った
僕みたいな中級三味線弾きでも、善の心を持っていれば・・ 必ずそれは伝わると信じていました しかしこんな遠方までは来なかった。
そりゃそうです 家族と離れるなんて小学生が出来るはずがない僕は何もできなかった ただ募金をするしかできなかった。
けれども僕の心の中には、いつの日か福島県の民謡や宮城、岩手の民謡を覚えて・・主にお年寄りがかたまって住んでいるようなところへ慰問に行きたい夢があります
今の僕の実力ではまだ無理だけど・・ この温かい心だけは持ち続けて生きてゆきたい 人の心を癒せる実力を身につけたいと切実に思っております。
待っていてください どんな形であろうと僕は行動を起こすチャンスを狙っているのです それまでは力を貯める一手であります
この1年でまず秋田小原節としげさ節を自分の納得のいく技術を身につけるために日々黙々と練習を積むまでであります
皆さまの夢って・・ どんな夢ですか
夢は見るだけではダメです 叶えるためにあるのです 夢に向かって生きてゆく人間・・ カッコイイと思っております
そのためには中四国の民謡(例えば山口の男ならとか、愛媛の伊予節、高知のよさこい節、もちろん隠岐しげさ節や岡山の下津井節も)をお三味線で弾き語り出来ないといけませんよね(汗)
いずれは短竿を勉強しなければいけないし、東日本から来る観光客の方には 遠く九州の博多節や長崎ぶらぶら節、稗つき節なんかも聴いていただきたいので、その勉強もしなければ・・
そしてサプライズで秋田民謡なんかも唄っちゃったりして♪
せっかく民謡を勉強しているのだから 何らかの形で自分から民謡を発信して行きたいのです☆
岡山の児島は観光地なので 昔は観光客の方相手にホテルのお座敷で民謡ショーをする仕事もしていましたが、世の中スッカリ不況になり その仕事もいつしか途絶えてしまいました・・
考えてみれば、あの頃は3~4人で動いていたのでギャラが高かったんでしょうね。
一人での弾き語りだとギャラも一人分で済むわけですから、また仕事の依頼が来るかも♪
生まれ育った故郷に民謡で貢献したい、それがかをりんの目標なのであります!うふふ・・
けれども私は民謡の素晴らしさを痛感してまして・・ やはり、誰が聞いても民謡のジャンルを超えてしまって・・ 世界の人の心をも掴むような若手の大物が出てほしいと思っております。
でも僕が思うに民謡というのは、どんなに技術が良くても心が正しくなければダメだと思います。 その心の持ち方が素敵な人がそうそうはいません。 競技者の中にも、ヘタなのに素晴らしく引きつける人は意外にもたくさんいます!!
ここなんですよ!! まさしく民謡の素晴らしいのは!! 発掘しがいのある世界なんです!! しげさ節でいえば、初級のクラスの中にすごく魅力を持っている方がいらっしゃるのです!!
僕なんか、その人の唄を聞くだけで、ここまで来て良かったと思えるほど素晴らしいです。 唄を聞いているのではなく、心を聞いているのです!!
技術を採点するのは審査員様ですが、心を聞くのはそれぞれの観客様であります。 かをりんさん、間違いなくあなたは、あなたの知らない観客様の心をずぶ濡れにしてることと察します。
つまり、知らない間に人の心を癒しているということになりまして・・ それも素晴らしいボランティアとも言えると考えているくらいです。
民謡の世界、僕ら素人の世界でも充分活躍できる場だと思うのです。 いつの日か和楽の会のメンバーで日本縦断民謡コンサートを開催致しましょう!! それが私の夢なのです。