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本当に安いのは?

2006年11月02日 | Weblog

本当に安いのは? 「番号継続制」1週間 携帯会社どう選ぶ

 基本料金を払えば、自社同士の通話とメールが原則使い放題になる新料金プランを
始めたソフトバンクモバイル。「通話料0円、メール代0円」の衝撃的な広告表示で
注目を集めたが、NTTドコモとKDDI(au)は「実態はそんなに安くない」と
反論。 ドコモは2日から全国店頭で料金比較のチラシ配布を開始し、KDDIも
販売店への営業トークの指導を徹底している。 「番号ポータビリティー」
(番号継続制度)が始まって1週間が過ぎたが、携帯会社選びは慎重な対応が必要に
なっている。(冨岡耕)

ドコモは2日に配布するチラシで「ソフトバンクの通話無料は加入者同士。
日本の携帯利用者の約84%はドコモとauのユーザー」と指摘。
固定電話にもかけることを考えると、「無料」を享受できる利用者が少ないことを
皮肉っている。

KDDIも「ソフトバンク同士の通話が6割以上でないと(KDDIより)高くなる」
と分析した。 また、よく使う深夜時間帯の無料通話分は月間で合計200分までに
限られ、1日あたり7分弱しか無料で話せない計算だ。 ソフトバンクの孫正義社長は
「通話時間の8割以上は1人の相手だけと話す。
たくさん話したい人は時間帯をずらせばいい」と説明した。

一方、ソフトバンクは他社にはない特有の条件もつく。 2年契約で携帯端末を割賦で
購入する「新スーパーボーナス」に加入する必要がある点だ。

普及機種の場合、月々の代金をソフトバンクが補填(ほてん)し、利用者の負担は
ゼロになるが、契約期間中に解約すると、利用者は残額の全額を払う必要がある。
端末の種類と解約時期にもよるが、7万円を超える場合もある。
「端末の買い替えサイクルは1年~1年半程度。2年契約は長すぎる」と競合他社が
指摘する中、ソフトバンクは10日から1年と1年半契約プランを新設するが、月々の
実質負担金はより多く上乗せされる。

ドコモとauの2強がほぼ横並びの料金体系の中、巻き返しを狙って独自性を出して
きたソフトバンク。 「0円」を強調した広告は見直すことになったが、利用者は
使い方次第で得にも損にもなる。 料金プランの選択肢が広がる中、自分の
生活スタイルに照らし合わせることが重要だ。

(産経新聞) - 11月2日8時1分更新


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