6か国協議再開後も北への制裁継続、米大統領が明言
【ワシントン=坂元隆】ブッシュ米大統領は31日、記者団に対し、北朝鮮の6か国
協議復帰を歓迎するとともに、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議を着実に履行
するとし、制裁を今後も継続する方針を示した。
また、大統領は決議の実効性を確認するための代表団を関係国に派遣すると表明した。
大統領は「我々にはまだやらなければならないことがたくさんある」とし、6か国協議で
北朝鮮が「国民のよりよい未来と引き替えに、検証可能な方法で核兵器計画と核兵器を
放棄する」ことを目指すと明言した。
スノー大統領報道官も31日の記者会見で、「米国は北朝鮮を協議に復帰させるため
制裁解除を申し出たりはしていない。 (制裁解除は)今後の議論となる」と述べ
協議再開後も米国が制裁を継続する意向であることを明らかにした。
(読売新聞) - 11月1日12時29分更新