日本車や欧州車のコピー車があふれる中国。今度は、トヨタ『iQ』のコピー車が登場した。しかも、ソーラーパワーのEVだ。
このiQ似のモデルをリリースしたのは、中国山東省の維坊に本拠を置く維坊グアンシェン・ニューエナジー社。1996年に設立された新興企業で、太陽電池関連の商品を手がけている。
このモデルは、『GS-dj01』と命名。3ドアハッチバックの車体デザインは、iQに酷似している印象だ。ボディサイズは全長3180×全幅1680×全高1480mm。iQ(全長2985×全幅1680×全高1500mm)と、ほぼ一致する。
本家のトヨタ自動車よりも先に、パワートレインのEV化を実現しているのは、興味深いところ。モーターは最大出力5psに過ぎないが、車両重量はわずか350kg。ルーフパネルには太陽電池を装備しており、この電力を駆動にも回すことで、1回の充電で最大150kmを走行できる。最高速は48km/hだ。
同社は中国だけでなく、米国や欧州への輸出も計画。たくましい商魂を見せている。
《レスポンス 森脇稔》
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