ブスに花束を。58話「彼女のお父さん」

【あらすじ】
陽介は、もっと花と仲良くなりたいと思いながらも
以前花の父に言われた「程々に」の言葉に囚われていた。
そんな時、花の母が福引で当てた肉を食べるホームパーティに招待される事になった。

彼氏として呼ばれてるんだろうから、ちゃんとしないとと考えていたら
圭介も一緒にと誘われてしまい「お肉要員」としての扱いに凹む陽介。

しかし気を取り直し、前向きな気持ちのまま圭介と田端宅を訪問。
玄関で待つ父に緊張を高めるも、彼は圭介との再会トークで盛り上がってしまう。

花の母に出来るまで待つように言われ、父に将棋をすすめられる陽介。
自分の父から「将棋指せると仲良くなれる」と言われていて勉強済みだったので張り切る。

あっという間に負けてしまいがっかりしたが、圭介とはいい勝負をしているのを見て
「ここに来て圭介がライバルに？」と、また上手くいかない。

食事になり、密かにイチャイチャする2人に冷たい父。
が、そこでも圭介が場を収め「俺の弟が強すぎる」状態に。

圭介のフォロー？で、再び将棋を指す陽介と父。
「程々」のラインを上方修正してもらいたい彼と、牽制したい父の攻防が続く。
妻から聞いていたとはいえ、とうとう本人の口から「付き合ってる」と言われ倒れこむ父。

「皆には内緒にしている」を気にする父に、信頼を得てもらい安心させるため
思いの全てを打ち明ける陽介の話を、娘のこれまでのいい変化を思い出しながら聞く父だった。

帰る時間になり、母からお土産を渡されるタイミングで父に手招きされ
お礼を言われ、距離が縮まった気がして嬉しくなる陽介。

その時、夜だということで上野父が2人を迎えに来た。

あまりのイケメン光オーラに圧倒され
「やっぱりあんまり遊びに来ないで」と言われてしまい、再び距離を感じる陽介だった。

【感想】
久々に情報量が多い回です。

両家とも2人の付き合いは既知だったのは想定内でしたが
前回の伏線をもう回収してくれたのは想定外。

田端パパはすっかり圭介がお気に入りですね。
そして圭介の万能ぶりがまた更新。将棋も上手なようです。

そして田端ファミリーのお肉の下りで「おばあちゃん」ってワード出てきました。
こちらもいずれ登場しそうですね。

しかし今回、圭介がいなければもろ結婚の挨拶に来る彼氏って感じで
実際父の応対もそれっぽくて、ああ本番もこんな感じなんだろうなと思いました。

お父さん、上野くんの事は認めていても、やはり焼きもちもあり素直になれない。
けれど「内緒」を気にした時の背景がリアルでした。

幼少時の田端さんが、男子にブスと言われ凹んでいた過去。
きっとこのようなことは他にもあり、父として胸を痛めでいたのでしょう。

その事自体は知らないのに「父の心配」を察しフォローする上野くん。
鋭くなりましたよね。対彼女限定な事がまた彼っぽくていい。

そしてラストを飾る上野父。

圧倒的イケメンオーラで全部持っていっちゃっいました。
この辺もブス花っぽくていい感じです。