好きな漫画は語らせる

7いるかと申します。

「ブスに花束を。」「私の少年」を主軸にその時好きな漫画のネタバレ感想。

私の少年 42話「ME」ネタバレ感想

2020-09-25 14:36:43 | 連載漫画
真修と聡子は、今や日常的にファミレスで勉強し合う仲のようです。

そして意味深気に真修の部屋にあった、しぼんだサッカーボール状のものはただのビーズクッションでした。

本来のサッカーボールは存在を忘れられてクローゼットにしまいこまれていました。
ボールに対しての真修の感情は。冷たいほどにあっさりしてます。
このボールがなぜここにあるのかの経緯に意義を感じる読者はおいてきぼりです。

真修にとって大事なのは「今この瞬間」でしかないってことなんでしょうね。
聡子と離れた過去も、つらかった2年も今は昔。現在は日常に聡子がいるのですから。
この先を期待する読者のエゴなぞ今の真修にはどうでもいいのです。

2人は思い出のサッカーボールを使い公園で遊びますが、現在思い出のあゆみ公園はボール遊び禁止になってました。
1巻と対比させた展開で言いたいのは「もうかつての2人ではない」事と変わらない部分を表すため。

象徴的なのは「ターコイズ」度々作品に登場してきた色です。
きっかけは「聡子が好きな色」でしたが、今は真修が普通に好きな色になっています。

そんな陽だまりトークをしながら、横にいる真修の事を考える聡子。
「うれしいよ ありがとう あいしてる だいすきよ しあわせだな」を1つにして
「私のこと 見てて」という聡子。
それを聞いて万感胸に迫り涙を見せる真修。

私少のストーリー自体は、仙台からの電車の話で終わり、高校時代は全て後日談だと思っているのですが
まるで最終回のような今回なのに、あと1話残しているのは
おそらくラストの真修のターンで、何らかの動きがあるのではと予想しています。

でも遼一の母の謎や、聡子母の事はもうやらないでしょうから些かの肩透かし感はあります。

次回最終回

ブスに花束を。52話「君がMVP」細かい部分

2020-09-15 10:03:39 | 連載漫画
まず「君がMVP」という題名。

これは個人の誰かというより
1、気遣いの人上野くん
2、日々成長の田端さん
3、決めるとこで決める新橋くん
4、自分の気持ちに素直になったうぐちゃん
5、上野くんの気持ちに寄り添おうとする井上、木村
6、過去のトラウマを乗り越えた入谷くん

全部にかかるのではないでしょうか。

入谷くんはその言動から、全て勢いでやってるようにも見えたけれど
中学時代の上野くんに借りを作った負い目もあり(自分にシュートを出して負けた)勝負を挑んでいたわけです。
そして今回も上野くんは、弱点とも思える新橋くんにパスを出し結果入れられた。

これは彼的に清々しい負けでしょうね。
新橋くんは本当に持ってる男です。彼を介してうえたばは自然でいられるし
入谷くんのトラウマも解消出来た。

うぐちゃんは、サッカーをする五反田くんを気にしながらも応援に行くという行動に移せません。
その背中を押したのは、上野くんを誤解されたくないと必死に弁護する田端さんでしょう。
素直になった後はとてもいい顔をしています。

五反田くんは1シーンしか出てこないので気持ちはわかりませんが
そもそも彼は、最初からうぐちゃんの理解者でしたからこの2人の関係はうぐちゃん次第だと思います。

井上、木村両名も優しいですよね。
上野くんと入谷くんの対戦に田端さんが関係してるなら「負けられない」って自然に思ってます。

そして嫉妬しまくる上野くんがまたいい。
入谷くんが田端さんを抱っこ(試合がよく見えるように)したのを見て
自分も負けずに抱っことか子供かっ。でもそれこそが上野くん。

あと最後に。
初登場のイケメン上野父が、陽介とパピコ風アイスを分け合うシーンがあるのですが
これが自然な感じでとてもよかったです。

次回はそろそろトムさやか圭介がメインになるでしょうか。








ブスに花束を。52話「君がMVP」ネタバレ感想

2020-09-04 15:48:38 | 連載漫画
ヤングエース10月号掲載

【あらすじ】
球技大会当日。

バスケ会場で張り切る「努、井上、木村」の後ろで上の空の陽介。
その様子に木村が気づき、声をかけたとこに入谷開が登場。

50話で陽介の「レギュラー争いがしたくない」という話の表面だけを真に受けた開は
「球技大会のバスケであんたに勝って憧れを捨てる」と捨て台詞を吐いていた。

その件を確認するために2年の輪に近寄り
「あの件については俺も譲れませんから」と告げ去って行く開。

「上野が言いにくくて譲れない件」って何だ?と考える3人は
「田端を争って勝負?」だと勘違いし「これ絶対負けられないやつ」と意気込んでしまう。

その頃卓球会場で、経験者ならではの巧みさで試合中の花は
事情を知っている陽介と開について思いを馳せていた。

試合を終え、同じく卓球のすみれと一緒に彩華の応援にバスケ会場に出向く。
会場では「陽介と開が好きな子を賭けて対決する」という噂で持ち切りで青ざめる花。

「そうなの?」と表情で聞いて来るすみれと彩華に「私は1ミリも関わってなくて。
でも今日1日は目もあわせず、半径10m離れておきます」と通常運転で答える。

ともかく彩華の応援だと、歩き始めた時に開とぶつかる花。
誤解を解くチャンスだとみて、開に話しかけるが身長差と声の小ささで聞こえづらいと
花に顔を寄せる開。その瞬間を見てもやもやする陽介。

陽介のもやもやを見て、「闘志みなぎってますね、面白ェ!」と士気を高める開と
「やはり田端のことか」と思う努と、「誤解が深まっている」事を思う花。

卓球会場に戻る間に事情をすみれに話す花。
とりあえず自分たちの試合をこなし、陽介と開が1人にならないか見回るがままならない。
捜索中、サッカーをする鉄男をボーっと見つめるすみれ。

やっと1人になった開に話しをする花だが、開は頑固で聞こうとしない。
でも勇気を出し、自分の知る「陽介伝説」を話し「上野くんのことちゃんと見て下さい」という。

「…何だよ。わけわかんね」と力なく立ち去る開。
花の勇気ある行動に打たれたすみれは、鉄男の試合を見にいく事にし満面の笑顔で去っていく。

そしてバスケがスタート。
陽介がバスケが得意でない努にパスを出すのを見て、中学時代を思い出す開。
彼自身、過去陽介にそうしてもらっていたのだ。「判断ミス」と自分以上に責められた陽介。
開は「だからもう部活が嫌になったんじゃないか」と考えていた。

結局、陽介からノーマークだった努へのパス。シュートが入り試合は2年の勝ち。
素直に謝る開と謎の和解を不思議がる周囲。

決勝戦。
2年に混ざり応援する開は、背の低い花を気遣い抱っこして試合を見せる。
それを見た陽介はショックで顔にボールをぶつけてしまう。試合は負けてしまい準優勝。

1年前と同じでまたもや保健室で横になる陽介は、以前父に言われた事を思い出してた。
「部活に入りたくないならバイトをするのも手」とアドバイスしてくれたのは父だった。

目覚めて、保健室のカーテンを開けると土下座しながら落ち込む花。
「上野くんの気を散らせて申し訳ない」という彼女に「バスケ部助っ人用のバッシュを買おうかな」という。
喜ぶ彼女を抱っこする陽介。「入谷だけが抱っこしたの嫌だし」

そしていつもの放課後。カラオケを誘う努にバスケ部の助っ人があると断る陽介。

女子たちはカフェに行くことにしたのだが
「上野くんの靴を一緒に選んだ事を惚気てしまっていいのか」悩む花だった。

【感想】
今回は盛りだくさんでした。3話分が入ってる感じです。
1、上野くんと入谷くんの諍い
入谷くんは上野くんに負い目を感じてるからこそ
途中で投げ出して欲しくなかったのでしょう

2、上野父、回想シーンで初登場
私見ですが陽介圭介にあまり似てないイケメンでした。特に陽介には似てません。彼は母親似ですね。

3、恋するうぐちゃん
数シーンですが、気持ちがとても伝わってきます。

4、トムはもってる
最後入れちゃうんだもんな

5、ガヤは相変わらず
噂が駆け回ってました

6、田端さん卓球上手。うぐちゃんとダブルスしてた
うぐちゃんも上手そう

7、田端さん、自虐と成長。
これはまんまです。