ブスに花束を。44話「少女たちのバレンタイン」ストーリーネタバレ感想

ヤングエース2月号掲載

【あらすじ】
バレンタイン前の休日。花と彩華はすみれの家でチョコブラウニーの作り方を習っていた。
チョコを沢山もらうに違いない陽介を気遣い、自分は甘い物以外を送ろうとしていた花をすみれが誘ったのだ。

翌朝、陽介とのバレンタインのやりとりを夢で見た花はいつもと違い遅れて登校。
陽介は既に、沢山の過去登場経験のあるモブ女子からチョコをもらっていた。

気おくれし渡すタイミングを見失う花。
すみれはクラスの男子にチョコを配るも、陽介には「歯が痛いって言ってたから」と渡さず
彩華は男女問わず友チョコを大袋から皆に取るように指示し、取ろうとした努に「トムは特別盛り、前にタピオカ奢ってくれたし」とし
手の平に数個チョコを乗せる。

彩華に励まされ、陽介に何とかチョコを渡そうとする花だが、校門前には24話や中学の思い出にも登場した女子たちが待ち受けていた。
「この後予定がある」と振りほどいて去る陽介に「まさか女が出来た？」「変な女に騙されてるんじゃないの！？」とモブ。

やりとりをボーっと見ていた花は、通りかかった自転車にブラウニーを踏みつけられてしまう。
凹みかけた花だが、自分を奮い立たせチョコを買いに行くけれど、ネタのマッチョチョコとガチのLove＆kissチョコしか残っておらず悩む。

勢いで帰宅してしまった陽介は、花から連絡が来ない事を気にしていたが、彩華からの電話で
自分の為にブラウニーを作ってくれた事を知り、会いに行こうとしたとこでチョコを渡しに来た花と遭遇。

だが、渡してくれたチョコが市販のものだったので問うと「私の不注意で潰れてしまって」と答える花。
「それが食べたい」といい、遠慮する花に美味しそうに食べてみる陽介。感激する花。

帰り道、皆にあげていたすみれからもらったチョコと、自分だけに特別多くくれたチョコを左右に持ち悩む努。
その時目の前に、おそらくチョコを入れたであろう手提げ袋をゴミ箱に捨てようとしているすみれがいた。

【感想】
バレンタイン回。随所で田端さんの成長が見てとれました。

上野くんの誕生日回を思い出させる、自転車で踏みつぶされるシーン。チョコを渡そうと努力するシーン。
好きな人が喜んでくれるなら頑張ろうと思うシーン。

上野くんも、田端さんのチョコを1番に食べようと誰からのチョコも食べず待っていました。
全体的に押しが弱いのは慣れてないせいでしょうか。この2人はもう安心して見ていられる感あり。

今回の友チョコシーンに五反田くんがいなかったのは、次回への布石でしょうね。
最後に捨てようとしてたのは間違いなく彼宛てですよね。うぐちゃんの気持ちは恋になっているのか、そして五反田くんの方は。

さーやが新橋くんにチョコを余分にあげたのは、純粋な奢りのお礼だとは思いますが
もし告白されたらまんざらでもなさそうな雰囲気は感じます。

そして新橋くん。
彼の性格上何にでも恋愛思考なので、うぐちゃんとさーやで迷うのは必然。
比重が少しずつさーやに傾いていますがまだうぐちゃんが好きですよね。

意味深にゴミ箱の前で迷ってる彼女を見て、声をかけるのかスルーするのか。
そしてごたうぐの現在の気持ちは。次回ごたうぐに一応の決着がつく予感がします。
あと上手い理由で上野くんにチョコを渡さないうぐちゃんの気遣いすごい。

細かい部分は次で。