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7いるかと申します。

「ブスに花束を。」「私の少年」を主軸にその時好きな漫画のネタバレ感想。

私の少年 41話「わたし」ネタバレ感想

2020-08-25 08:24:00 | 連載漫画
【あらすじ】
聡子は眠いのを我慢し、朝ごはんの為に頑張って起床した。

職場ではいつも通りの日常。廊下やエレベーターで椎川と遭遇するもお互い空気のように無関心。
トイレで手を洗っていると、女子たちの話が聞こえて来て椎川と夏海が結婚することを知る。

携帯がない事に気づいた彼女は個室を開ける。
そこには椎川にパワハラやセクハラを受けて、歯を食いしばって感情を抑えてるかつての自分がいた。
その姿を客観的に見つめながらかつての自分にアドバイスをする現在の聡子。

それを皮切りに、帰宅中に遭遇したランニングを頑張る大学生聡子。
まゆとのオンライントーク中に出て来た、中学生と高校生の自分。
部屋の片隅で膝を抱えていた子供の自分に会う。

各時代の自分がベッド上で様々に話している。
中学聡子は家族がバラバラになる不安。高校聡子は家族が別人に見えそこから離れたい気持ちを。
大学聡子は家族を作ることの不安。

言いたい事を言い、各時代の自分は去り子供の自分と2人きりになった聡子は言う
「私は恋が怖い」それを聞いた子供聡子も同じだと言った。

両親の「こい」のせいで家族がバラバラになったからだという。
現在の聡子は、自分も同じ、恋に向いてないのかもと答える。

真摯に向き合ってくれる大人聡子が、自分を全肯定してくれるのを見て安心する子供聡子。

【感想】
ほぼ全ての伏線が回収できました。

椎川と夏海さんは、夏海さんの資格取得のための大学卒業を待って結婚(じゃあなぜ指輪を外していたんだ)
寝起きの体温測定は、家族を作るのが怖い気持ちから(妊娠を恐れてか?)

最終的に聡子を救ったのは自分自身でした。そう、真修ではありません。

「ありのままでいい」
言葉にすると非常に陳腐ですが、聡子がこの境地に辿り着いたのは楽な事ではなかったはず。

これは真修との関係が、弱った自分と愛情に飢えていた真修の共依存であることを否定し
対等である事を明確に示したのだと思います。

思えば私少は以前からこの点を真修に強調させていました。

でも聡子はそれをすんなり受け入れられなかったのですが
今回により自分を全肯定できたわけです。

その過程に真修の存在があったのは間違いないですが、他者により自分が変わるのは2人に限った事ではないですよね。
恋愛は勿論のこと対等でない関係はどこかで破滅しますから、今回登場しない真修との関係をより盤石にした回だと思います。

エンドに向けての準備は万端。
あとは「恋が苦手」と言う聡子と真修の着地点だけです。

恋が苦手だけど、いずれ真修となら出来ると思うのか。
理解者としての立ち位置のままずっと行くのか。

あと2話でこれが丁寧に描かれるのを期待しています。

※まゆが別人な件







ブスに花束を。ごたうぐ考察

2020-08-08 18:20:03 | 連載漫画
そもそもごたうぐの関係は14話に遡ります。

五反田くんはかなり前から、彼女の上野くんへの気持ち、引いては黒うぐちゃんの事もわかっていたのでしょう。
ですが、それのおかげでうぐちゃんには本音を話せる人が出来ました。

彼はそれ以前の8話でも、上野くんを探す田端さんに気遣いをしていますし、彼女への誕生日お好み焼きもそうですし
外見に似ず細やかな心配りが出来る男だったわけです。

なので最初は警戒してたうぐちゃんも、いつしか唯一の本音が言えるかけがえのない人になって行きました。
そこにいつしか恋愛が絡んで来るのも当然と言えます。

五反田くんの方としても、本音を見せてくれる彼女を気にしないわけはなく
彼女のファンの事まで気にかけている辺り、今では普通に相思相愛だと思います。

じゃあすぐカップルになるかというと、そんな簡単な話しではないでしょう。
うぐちゃんにあるのは意地とプライドと恋心と、自分への不信感でしょうか。

それまではあれほど上野くんが好きだったのですから、今更五反田くんを好きになるというのは
中々受け入れられないことかと思われます。

ただ状況はどんどん差し迫っています。

あそこで「鉄」呼びしたのが、黒川ちゃんでなく森ちゃんだったのは
井上くんという彼氏がいる彼女より、フリーの森ちゃんの方が嫉妬心を煽れるからですよね。

うえたばの事は、仲のいい面子は皆わかってると思いますが
ごたうぐだって意外に同じようなものかもしれません。

新橋くんが、五反田くんに戦いを挑んだのだって
彼の方も少なからずうぐちゃんを想っていると伝わったから
だからこそ潔く諦めた気がします。

何もかもうぐちゃん次第な気がしますね~このカップルは。

しかしうぐちゃんの田端呼びは何気に違和感ですなぁ。
あんなに親しいのに


私は次に来るだろうCP。トムさやの進展が楽しみです。

ブスに花束を。51話「まだ名前をつけない関係」細かい部分

2020-08-08 08:22:06 | 連載漫画
今回の主役はうぐちゃんですが、裏で安定したうえたばが見られたのでまずはそこから。

(画像)で上野くんが決めた花ちゃんへの誕プレの「クローバーのハンドタオル」は
本編で名わき役として活躍してました。

窓枠に干しておいた為、落ちてしまったわけですがそりゃ落ちるわ!

に対し「何故私はいつも上野くんから頂いた物を無くしかけるのか」と考え込む田端さんと
「干せば」と言った手前罪悪感を感じまくるうぐちゃん。

選択授業の習字で、2年のうちに達成したい目標として
田端さんは「精進」 上野くんは「修行」なのもお互いの関係に関わる事でした。

責任を感じ「弁償する」と言ったうぐちゃんに対し、自然な感じで「上野くんならわかってくれると思います」と言った
成長もすごいです。今までなら自虐の海に潜っていたでしょう。
2人は交際により凄い勢いで進化してますが、それは他メンも同じ。

前向きな様子を見て鼓舞され、即行動に出たうぐちゃんもすごい。
今までならプライドが邪魔して自分かららいねーん出来なかった気がします。

彼女は1巻から思った事をすぐ行動で表すタイプでしたが、今回のタオルに関しては罪悪感だけじゃなく
田端さんの大事にしているものを取り戻したかった一念ではないでしょうか。

焦る花すみれの後ろで、2人に頓着せず上野くんをバスケに誘う新橋くんの図は
あれほど好きだったうぐちゃんへの執着が薄まった表現でしょうか。

2年になりメンバーの関係性は動きを見せています。

次回は今回メインのごたうぐ考察をしたいと思います。








ブスに花束を。51話「まだ名前をつけない関係」ネタバレ感想

2020-08-04 10:05:33 | 連載漫画
ヤングエース9月号掲載

【あらすじ】
日直の仕事をしていたすみれは、同じく日直の佐々木(うぐちゃん関連で出てくるモブ男子。27話)に
佐「鶯谷って苗字長いよな。他の女子みたくうぐちゃんって呼ぼうかな~」
す「それそんなに短くなってないよ~」
佐「じゃあ名前で呼んでいい?すみれってさ」と言われ、久々に黒うぐを発動させる。
そこに入り込み助ける彩華。周りが助けてくれるのはいつもの事だが、物足りなさを感じるすみれだった。

そして習字の時間になる。
お題は「2年のうちに達成させたい目標」と言われ
心で「ゲームで新記録。そもそも五反田くんが強すぎ・・」と思ってたところ
近くに座っていたモブ女子に「鶯谷さんも年上の彼氏作りなよ~」と言われ
上野くんに行かせないためのけん制だと気づくが、陽介と花の関係を思い微笑むのだった。

花のハンドタオルを褒める彩華。そのやりとりを見るすみれ。
陽介にもらったものだが、仲良しの2人を見ても平穏でいられる自分を認識した彼女だった。

その瞬間、五反田を「鉄」と呼ぶ森ちゃんに気づく。
彩華がそう呼ぶのを聞いて、彼らのクラスでは皆そう呼んでいるらしい。
心がざわざわするすみれ。

そこにアブが飛んできて助ける花。
が、驚きのあまり墨汁付きの筆をおでこにつけられてしまい、2人で洗いに行く。

放課後になり「乾くまで」と教室の窓の縁に干しておいたタオルは既になく
担任に聞くと野良猫が咥えて行ったという。

分かれて探す事にした2人。
すみれは手当たり次第声をかけ、自分でも心当たりを考えていたが
そこにサッカーボールが飛んできて鉄に助けられる。
そこに飛び込んできたのは、球技大会練習中の森ちゃん。
親しく話す2人を見て、その場を離れるすみれ。

考えこみながら歩き花と遭遇。やはり見つからないという。
干す事を提案したことで罪悪感を感じるすみれは弁償を口にするが
上野くんならわかってくれるから正直に話すという花。

2人の絆に「いいなあ」と呟くすみれ。
話しから、彼女の悩みが恋愛であることに気づく花は、らいねーんでもどうかとアドバイス。
自分たちはクイズを出し合ったりすると。

笑いながらも受け入れたすみれ。
帰宅しようとした時、木の枝に引っ掛かっているタオルを発見。
虫につかれながらも木の棒で取り戻しに成功し、無事花の手にタオルは戻って来た。

帰宅後、花に言われたようにクイズらいねーんを鉄に出すすみれ。
訝しがる鉄男に「自分も鉄と呼んでいいか」と聞き「お前のファンが腰を抜かすんじゃないか」と言いながらも快諾する鉄男。

翌日、ロッカー前で彼に出会ったすみれは「鉄くん」といい周囲が驚くが
その直後鉄男は「すみれちゃん」と返す。

すみれは自分の気持ちを認識しながらも、この甘えをまだ都合よく恋とは呼びたくなかった。


【感想】
佐々木ーー佐々木が図々しいです。
かつてのトムを彷彿とさせますがそれ以上。
でもそのおかげで久々黒うぐが見られたしいいか。

今回はごたうぐ回ですが、黒うぐ、天然花飛ばし上野くん、担任、佐々木、トム、モブ女子
森ちゃんとキャラクター総出です。
森ちゃんと五反田くんが親しくしてるのは、無関係女子になれなれしくされるよりうぐちゃん嫌でしょうね。

細かい部分は次回で