好きな漫画は語らせる

7いるかと申します。

「ブスに花束を。」「私の少年」を主軸にその時好きな漫画のネタバレ感想。

ブスに花束を。56話「芽生え3」細かい部分

2021-01-21 17:09:47 | 連載漫画
改めて見るとうぐちゃん(田端さん)とさーやの身長差結構ありますね。
2人で並んでるとうぐちゃんが見上げてる。

トムは今回、細部まで気を使っていて疲れちゃうんじゃないかと心配になりました。

で、うえたばの2人。
昨晩、お土産コーナーで起こったすれ違いを引きずっていて
タオルの端と端で手をつなぐ?という不自然なスタイルで「かえって目立つ」状態。

でもこの頃って、恋愛事の1つ1つの行動にとても勇気がいる時で
特にそれが田端さんだから凹んでしまうのは仕方ない。
むしろそれでも手をつなぎたいと思って行動しようとする事が進歩です。

が、間々に入る邪魔がいかにもブス花的でまた良い。
ホテルの前に相澤先生、極めつけは五反田の両手を握る2人(前記事画像参照)

やっと少しいい雰囲気になったと思ったら、また出た上野くんと同中の黒髪女子。
この子はおそらく里菜の何倍も子供です。

策を弄する里菜と違い、自分のしたいようにしているだけなんだと思います。
上野くんがはっきり拒絶しない限り気づかない。

でも今回さすがに「この子(田端さん)はいつも上野といるな」と疑問を感じはしたようですが。
黒髪が覚醒したら里菜以上のトリガーになりそうで要注意ですね。

自分がどんどん上野くんに対し、欲張りになってる事を自覚し始めた田端さん。
とうとうタメ語で「もう怒ってないよ」と伝えましたが、と言う事はやはり怒っていたのでしょうか?

それまでは「自分も他の女の子みたいにして欲しい」と控えめからの自己主張。
本音を出せるまでに信頼関係が出来たってことで成長著しい。

あとこのタイミングで「林間学校」だと言い登場する圭介&太田ちゃん
流石に千葉(22話のショッピングモールからの推察)から京都に林間学校は無理ゲーです。

それと1シーンでしたが、さらっと金平糖を渡す五反田くんと照れ気味に受け取るうぐちゃん。
このあと部屋で女子たちは盛り上がったでしょうね。

廊下で赤羽くんを待ち構えて小さい声で「ごめん」と謝った里菜。
やるじゃないですか。見直しました。
少なくとも友達扱いはしてるようだし、もしかしてフラグ?と思わないでもありません。


タッチ あだち充 考察3 上杉達也

2021-01-20 20:51:48 | 連載漫画
達也が天才型であった事は和也と南は認識していました。
では本人はどう思っていたのでしょう。

そもそも達也は、なぜ自分も好きだった野球を諦めたのか。

別に兄弟で野球やってもよくないですか?
「南を甲子園に連れて行くのは和也だから」が根本にあったから邪魔しないように?
なぜ兄弟で野球をやると和也の邪魔になるんでしょう。

達也が弟に全部いいところを取られた出がらしならば、むしろ引き立て役になれるのに。
実際彼がそうだったなら、喜んでピエロ役を引き受けたでしょう。

達也はおそらく自分でもわかっていた。
本気でやると弟を上回ってしまうだろうことに。だから同じ土俵に上がりたくなかった。

3人の矢印って
南→達也→和也→南 だと思います。

それがわかっていたから、南は弟を優先しすぎる達也に苛立ちを感じ
和也は焦るばかりだった。

達也ってこち亀の両さんみたいなチートキャラだと思うんですが
弟がいたおかげで普通の人になれてたんですよね。



タッチ あだち充 考察2 上杉和也

2021-01-16 20:32:08 | 連載漫画
和也ってなんだったんでしょうね。

どれだけ努力しても、好きな人は実の兄が好きで自分には振り向いてくれない。
モテるし好感度も高いけれど、肝心の人には届かない。

和也こそ達也が羨ましくてしょうがなかったはずです。
何をやるのも兄の方が上手。いくら皆が褒めてくれても常にそれは頭にあったでしょうでしょう。
好きな南も、和也の優等生感が災いして自分には本気で向かってくれないような気がする。

いっそ達也は、最初から能力解放してた方がよかったのかもしれません。
その方が和也も感情の置き所があったのでは。
達也本人は自分の実力を否定するでしょうが、実際同じことをやったら多分達也の方が優れていた。

だけどこの優しい兄は、和也の邪魔をするまいと行動するわけですが
少なくとも南に対しては逆効果だったわけですし。

そんな和也が、小さい頃南がおそらく軽い気持ちで言った「甲子園」に全てを託すのは必然でした。

「甲子園」に行けば兄を超えられるかもしれない。
「甲子園」に行けば南も認めてくれる。
「甲子園」は、和也にとって、ただの野球の大会ではなく、自分の全ての鬱屈を晴らしてくれる場。

もしかして、「甲子園」に行けば南を諦める事が出来るかもしれないという気持ちもあったかもしれません。
表では達也に闘志むき出しでしたが、南の性格をよく知ってればこそ自分に勝ち目がないとわかっていたでしょうから。

それがよりによって予選決勝戦の日に、子供を助けてという、何とも彼らしい理由での退場。

「IF」があれば、是非和也が生きていた版のタッチも読んでみたいものです。

タッチ あだち充 考察1 浅倉南

2021-01-16 16:51:13 | 連載漫画
紹介の必要のない超有名漫画。

中学時代にとても嵌っていたのですが、最近また読み直してみて当時と違った感想を持ちました。
思いついたことを徒然書くので、時系列がおかしい部分があるかもしれません。

この漫画の肝はやはり和也が死ぬまでの三角関係時代ですね。~7巻まで

南が達也を好きな事はかなり初期からわかりましたが、その頃の南は日記の件といい
悪態をついたり、アプローチどころか同級生と共に弄っていたり気持ちを隠していました。

それが、和也とのベストカップル記念のノートの件で達也にぶたれてからは
積極的にアプローチし、達也を些か引かせるまでになっていきます。

中学時代にはこれがどうしても理解不能だったのですが、読み直してみると「南がつまらん事を見抜いた」
という、達也の言葉ゆえだったのではないかと思います。

南も大概つんつんでしたが、達也に至っては「自分と和也をくっつけようとする」
「のらりくらり」の対応ばかりで、南的には自分が好かれてる自信が全く持てなかった。

それが達也の前述の台詞によって、少なからず達也も自分を好きな事を知り
且、頬を叩かれて、怒りよりショックが優先するほどに高まってた自分の恋心を悟った。
それが一連のアプロ―チに繋がっていったのではないでしょうか。

しかし、それを受け止める達也からしたら不可解でしょう。
あれほどに弄りまくられ「タッちゃんの事は悪口しか書いてない」「:(日の丸弁当を見て)おいしそー」等
貶しまくられていたのですから。

でも一度開放されたあとの南はすごいんです。ソフトに語ってはいますが
「カッちゃんは幼馴染で、夢はタッちゃんと結婚すること」「兄として弟に気遣いしないで私を見てよ」
「和也には絶許のキスを達也には自ら」字面で見るとすごい悪女です。

が、南は実は悪女どころかただの子供なだけなのです。
パッと見の優等生の皮のおかげで、大人っぽく思われてる節がありますが達也に対すると途端に子供。
後に出てくる由加と何ら変わりません。

これは一重に達也があまりに大人だからでしょう。全登場人物中、彼に並べるのは原田くらいなもの。
新田もかなりですが、今は亡き和也との戦いを達也に求めるあたりで少し落ちます。

南は実の父にすら優等生ですから、本音を気にせず言える達也に惹かれるのは当然なんですよね。
和也は繊細を表に出してしまいますから。

あと個人的に好きな巻は「4、5、6、8、15、21」ですね。
やはり野球ターンより人間物語の方が好きです。







ブスに花束を。56話「芽生え3」ネタバレ感想

2021-01-04 11:24:22 | 連載漫画
ヤングエース2月号

【あらすじ】
陽介と花にデートを勧めた件で盛り上がるすみれと彩華。
その横で努は美少女2人を守らねばと決意を固めていた。

その頃、タオルの両端を持って旅館を目指し歩く陽介と花。
陽介が差し出した手を気遣いで断った2人の苦肉の策だった。

昨晩の避けるような態度の理由を説明し、今度こそ手を繋ごうとしたところに相澤先生登場。

お互い何とか手を繋ごうと死角狙いで金平糖屋に入り、少しずつ近寄り握ったのは鉄男の手だった。
誰へ金平糖を買うのか、尋ねる陽介に「誰用でもいいだろ」と言い彼の頭を小突く。

「まだチャンスはあるはず」と意気込んでお土産屋を回るも、常に人目があり上手くいかない。

その時、背後からやはり修学旅行で来ていた、例の中学時代からの黒髪モブ女子が表れた。
陽介に気がある黒髪は、自分のソフトクリームを差し出したり、ボディタッチしたりアプローチが止まらない。

何とかその場を逃れ歩きながら、モブ女子にベタベタされた事を謝るか迷い「世間は狭いね」
という陽介に「皆さんも上野くんと一緒にいたいんですよね」と答える花。

「田端?やっぱり怒ってる」と問われ、動揺した花は池に落ちてびしょぬれ
ジャージと「京都」と書かれてるTシャツに着替える。

元気のない花を見て、さっき買った金平糖を渡す陽介。
それを見て「やきもち妬いたんです」
「他の女の子としたこと・・・私にも・・・してほしくて」と言う花。

「俺も同じこと思う」「田端にしかしないことさせてほしい」「馬鹿な彼氏でごめん」と言い抱きしめる。
「もう怒ってないよ」とタメ口で言った花に感激し、キスしようとした瞬間
背後から林間学校中の圭介登場。
同時に時間切れを知らせる彩華からの電話。

(ころころ場面変わり)
廊下を歩いて来た赤羽を待ち伏せてたりなに
「ごめん」と謝られ照れくさそうな顔をした赤羽くん。

合流し班の皆に謝る陽介、花。

呼び出して、すみれに金平糖を渡す鉄男と、それを見ている花と彩華。

女子組で電車に座り「沢山の思い出が出来た修学旅行になったのだった」と思う花だった。


【感想】
修学旅行回終わりました。いやー濃かった。

てか、どれだけ京都に集中してるんだーいと。
赤羽、りなの学校。モブ女子の学校、圭介。林間学校で京都は些か無理を感じますが。

というか上野くん、弟が同時期に京都にいる事は当然知ってますよね。
仲のいい田端さんに教えなかったのだろうか。

五反田くん、金平糖をうぐちゃんにあげました。
わざわざらしくない店にまでいって。多分理由は告げず「ほい、これ」って渡したんでしょうね。
うぐちゃんも、少し照れながらそっけなく「ありがと」って答えて。

そしてまた出た。中学時代からの黒髪女子。
今回さすがに「またこの子と二人なの?」と聞いていましたが。

久々登場の圭介の「バカップル」発言。
これもう主要メンバーは皆2人の関係わかってますよね。

手つなぎを邪魔した相澤先生のタイミングも絶妙でした。