好きな漫画は語らせる

7いるかと申します。

「ブスに花束を。」「私の少年」を主軸にその時好きな漫画のネタバレ感想。

私の少年 35話「露見」感想

2020-01-30 09:05:58 | 連載漫画
早見家のリビングから始まった今回。

真修は前回でわかってるけど遼一も大きくなってる。元樹は大阪から帰ってきたようですね。
アキちゃんは髪を切りました。

で、おそらく父の仕事の関係で手に入れたVRゲーム体験会で、今回の「主役」椎川と対面。
前回も意味ありげに真修を見ていましたが、想像以上のひどさでした。
真修を煽る煽る。しかし真修の天然パワーに最後は自滅。

菜緒の件をもう少し引っ張るかと思ったんですがね。
でもまあ告白されてもいないのに「君の事はそういう目で見てない」と言えるはずもなし、これ以上膨らませようもないのでしょう。

以下椎川の発言を訳していきます。
「でっかくなったねー」→俺は君の子供時代も知ってるよ
「一瞬で育つね、子供って」→君はおこちゃまなの、わかる?
「モテるでしょ、そんなだったら」→顔がいいくらいで調子こくなよ小僧
「今も聡子と会ってるよね」→全部知ってるんだぞ
「それお父さんは知ってるわけないか」→俺はなあいつでもちくれるんだぞ
「君が被害者になるかもしれないよ」→襲われないように注意してねーwww

ここから形勢が少し変わります。
聡子に拘っているのはむしろ真修だと気づき余裕がなくなる椎川。
自分はこんなに聡子を知ってるんだとアピりますが、真修の天然な反応により打ちのめされます。

というわけで椎川あたた以外に言うこともないのですが
「聡子は恋を受け入れない」とラストの「そうに決まっ」から、交際中も聡子に愛された自信が持てないのでしょう。

聡子が引きずってたように椎川は現在進行形で聡子を引きずっている。
それは恋でも愛でもなくおそらく執着。当時から聡子に愛されなかったという気持ちから来るもので。
椎川と聡子はなまじ近くにいるだけに厄介ですね。元樹にちくるの待ったなしかもしれません。

これだけだと、押した椎川になあなあで付き合った聡子の図が浮かびますが、1話の聡子を思い出すんですよね。
体温計や真修に見せた反応、夏海を紹介された前後の反応から
聡子も自分なりに椎川を好きだったと思うんです。
まあ聡子はそういう気持ちを出すのがヘタそうですし、通じあってなかった事は伝わって

椎川も裏で色々ありそうだし10巻までは行ってくれそうだなあ。きますが。

「聡子さんの事は人間だと思っています」これは今の真修の本音でしょうね。
中学の時は「失恋」と表現してましたが、今はこっちが優勢なんでしょう。

※画像は椎川に昔聡子と付き合ってたと言われた瞬間の真修。
イケメンが崩れる瞬間を本誌で是非確認してください

ブスに花束を。44話「少女たちのバレンタイン」細かい部分

2020-01-21 17:23:36 | 連載漫画
じゃあツッコんで行きます。

最初のシーンがうぐちゃん、さーや、田端さん。なのですが初期はうぐちゃんの友人といえば森&黒川ちゃんでした。
勿論、田端さんにレクチャーするのだから事情を知らない2人を呼べるわけありませんが、あの2人をふと思い出しました。
最近ほとんど出てないですね。下手すれば絵美よりも。

上野くんは沢山チョコをもらうだろうから、自分はしょっぱい物を贈るべきでは、という田端さんの考えいいですね。確かに辛いものが欲しくなる。
でもならそこはスナック菓子やポテトとかではないのでしょうか。漬物、ポテサラ、きんぴらを浮かべるのが流石です。

田端さんの妄想上野くんのセリフ。
「こんな素敵なチョコを貰えて嬉しいよ。俺の彼女は最高にキュートだな」
連載中には絶対聞けそうにないセリフだけど、彼は内心で確かにこう思うことでしょう。

そして怒涛の過去モブ登場。
上野くんにチョコを渡す為に女子たちがわさわさ出てくるのですが、ロク先生親切に過去回まで参照してくれてます。
そして当然トップモブの中学時代のツンデレ髪長女子も登場します。
今までは軽く流していたこの子にある疑問が沸いてきました。

「そんなに好きならなぜ同じ学校に行かなかった」

中学時代から上野くんに気がある事は明らかですし、バレンタインに待ち伏せまでするくらい気持ちは続いてるのに。
あとこの子はいつまでこのスタンスで行くんでしょうか。上野くんの鈍さは当然知ってるはずです。
ツンデレというのは相手が好意的に受け止めてくれるから成立するのであって
向こうにその気がなければただの生意気なカマってちゃんでしかありません。

上野くんの様子を見て「あいつのことだから変な女に騙されてるんじゃないの!?」というセリフ。
いやはや失礼千万というかツッコミ所満載過ぎて。

それといつもくっついて来る友達がまた独特。
この手の女子って、絵美友人のようなけしかけるタイプが多いと思うんです。
が、この子は友人であるツンデレに嫌なツッコミを入れてくる。多分この2人内心では嫌いあってますね。

比較されるうぐちゃん、さーやのいい子っぷりよ。
さーやは普通に帰宅してしまった上野くんに電話でいいアシストをしています。
それにしてもバレンタイン回、想定外のあっさりさでした。

次回に含みを持たせるうぐちゃんの意味深行動とそれを見る新橋くん。
ごたうぐと、新橋くんのうぐちゃんへの想いに決着がつきそうな感じがします。

※新橋くんやせましたよね


ブスに花束を。であいもんコラボ漫画。ストーリー感想

2020-01-10 16:55:43 | 連載漫画
※こちらはヤングエース2017年11月号に掲載されたものです。カラー表紙含め10P
ブス花本編17話(恋よ、始まるな)掲載誌

【登場人物】
田端花(たばたはな)
上野陽介(うえのようすけ。回想シーン)

ダイゴ(ボス猫)

納野和(いりのなごむ)緑松の跡継ぎ息子。ミュージシャンを目指して上京するも、父入院で実家に戻る)
雪平一果(ゆきひらいつか)緑松の跡継ぎ候補の少女。

【あらすじ】
花は親戚の法事で京都にいた。
「緑松」という和菓子屋への買い物を頼まれ、地図を見ながら歩いていた。
その後猫数匹に囲まれ悦にいっていたら、油断した隙に1匹の猫(ダイゴ)に財布を掏られてしまう。

困った花だったが、歩いていた和に背後から話しかけられ事情を告げる。
話を聞いた和は「あいつ(ダイゴ)には俺も貸しがある」からと、財布探しを手伝ってもらう事になった。
友達に聞いてくれたり、聞き込みをしてくれたりしたが見つからない。

飲み物で一服しながら「(お金)結構入ってたん?」と聞かれた花は
「お金はそれほどでも。ただ誕生日にもらったバースディカードを入れていたのでそれだけが残念です」と答えた。
(5話参照)

「めっちゃ大事やん!」と和が言った先に財布を咥えたダイゴ発見。無事確保。
謝礼に「財布内の1割を」という花に「なんでやねん!」と返す和。
まだ納得しない花だったが、「ならうちで和菓子買うてってや」と告げられた店はまさに目的地。

店内で花に和菓子の蘊蓄を語る和に「あんまり押し売りしないでくださいよ」という一果。
なんやかや謝礼分より余分に和菓子をもらったのであった。

【感想】
今月のであいもんとのコラボポスターの件から、ロク先生のTwitterでこの過去のコラボ漫画の事を話してらっしゃいましたね。
上野くんを見て「あ、あの時の(カードの君)」という和に、必死に口止めしようとしてる田端さん。
こういう事があったからだったんですよね。

現在入手不可能なこの話。
pixiv特別編と共にコミック掲載してくれたら嬉しいですね。

私の少年。考察含む主観

2020-01-06 19:19:03 | 連載漫画
私の少年。
はいう間でもなく多和田聡子と早見真修の物語なわけです。おそらく最後も2人がフィーチャーされるでしょう。

以前、高野先生のインタビューで「2人は離れない」事は延べられていました。

どういう意味でしょうね。これに関してはいくらでも取り方次第でパターンはあると思います。

が、聡子と真修が恋愛関係になるエンドには懐疑的です。
望んでないわけではありません。でも今の2人を見るとそうはならなそうだと思ってます。

現在の最新話。話数は確認しませんけれど高校編。
中学時代の熱量がいい意味で減った真修と聡子は老夫婦のような安定感がありました。

真修が自身に好意を抱いている菜緒と恋人にはならないでしょうね。
真修にとって菜緒は友人以上にはなりえそうもありません。
前も言いましたが、まだりおんの方が1ミリほど可能性が高い。

今後の人生で、真修が聡子以外にガチ恋をしたとしても、聡子は幾ばくかの寂しさを抱きながらも
爽やかな満足感を抱けるんじゃないかな?

聡子が1人になってしまう事についてですが、1人は寂しいという考え方はそもそも傲慢。

そうなったとしても、聡子の呪縛、また逆も。お互いがお互いに救われた事実は変わる事がないし
距離的に離れたとしても、その時の両者が幸せならばそれは当人にはハピエンですよね。

自分はどんなエンドを望んでるのかと考えますが、とりたててないんですよね。
ただ傍観者を決め込むだけです。



私の少年。チャット会

2020-01-06 08:34:46 | 連載漫画
2018年から、Twitterで知り合った私の少年ファン数人で月1チャット会をスカイプで開催してます。

総参加者は50人くらいにはなるのではないでしょうか。
内容はヤンマガでの最新話メインにああだこーだと私少について話す楽しい時間です。

閑話休題。
昨日のチャットで参加者の1人がこのような事を言いました。

「真修は、最初から恋を飛ばして聡子のことを愛してる気がする」 これは深いですね。私少の今後につながる深さです。
改めて考えると色々思うことが出てきました。
「人間的に」という意味を含み概ね同意なのですが、ですと今後真修は誰かに「ガチ恋」する事はあるのでしょうか。

聡子への気持ちは「人格を愛する」延いては存在を愛する、+仄かな恋情も勿論あるでしょう。
ただ「聡子と触れあいたい」という「恋」なら必ず出てくるであろう問題を、聡子か他の誰かに抱く事はあるのか。
今までの真修にそういった気持ちがあるとは思えません。

「愛」って幅広いじゃないですか。人間含め色々なものに「愛」は抱けますが「恋」はそうは行きません。
チャラ目の人ですらかなり狭まります。

菜緒と自分の気持ちは違う事に最新話で気づいた真修の心の動きそして着地点が楽しみです。

※私の少年チャットに参加希望の方は、Twitterで #私の少年 で検索してもらうと情報が出てきます。