好きな漫画は語らせる

7いるかと申します。

「ブスに花束を。」「私の少年」を主軸にその時好きな漫画のネタバレ感想。

ブスに花束を。47話「君の「可愛い」になりたいので」細かい部分

2020-04-04 11:54:58 | 連載漫画
ブス花のいいとこの1つに「登場人物を大事にする」というのがあると思います。

最初は、うぐちゃんの取り巻きモブとして登場した女子2人が
「黒川千夏、森智子」という名前のあるキャラになり存在感を増し
とうとう物語に必要な人物として描かれた今回。

千夏ちゃんは、彼氏の「井上健太」との関係を悩むことで、田端さんの新しい扉を開き(スカート、前向きな発言)
井上くんとラブラブすることでうえたばに刺激を与え

森ちゃんは、クールビューティな外見に似ず、最初にツッコミ(それによりうぐちゃん動揺)を入れたり
いのくろの進展を引き出したり、田端さんに服のアドバイスや自虐したりして活躍。

思えばバレンタインデーに登場した、上野ガールズの過去モブ総出演も
五反田くんの部活関連で必ず顔を出す部長?や、中学時代の上野くんに片想いの黒髪も
ちょいちょい出てくるあたり、あの手塚治虫さんの「スターシステム(手塚漫画のキャラが、別の色々な手塚作品に登場)」のようです。
だから普通ならスルーする周囲もよく見ちゃうんですよね。上手い。

今回の事実上の主役は「黒川森」だと思っていますが、その裏でメインカプの進展もありました。

トムさやは、さーやが当てていた服はいかにもうぐちゃんが着そうなもので本人に自覚があるのかないのか。
「男子」ってトムのことですよね、多分。

ごたうぐは、森ちゃんのツッコミで変装に疑問を覚え始めたうぐちゃんと
デート?の約束をすぐ取付ようとする五反田くん。半振り向きの横顔が優しい。

で、うえたば。
いのくろのラブラブっぷりで、刺激を受け意識しあい
「上野くんならきっとこうする」という行動基準で前向きになる田端さんと
その彼女を見てより想いを深める彼。手つなぎまでもう少し。

てか、荷物渡す時手触れてるし

今月で4年目に入ったブス花。まだまだ楽しめそうで楽しみです。

ブスに花束を。47話「君の「可愛い」になりたいので」ネタバレ感想

2020-04-03 14:19:29 | 連載漫画
ヤングエース5月号

【あらすじ】
花はデートの為に服を片っ端から着ていったが「手持ちじゃどうにもならない」という結論に至る。

翌日皆で昼食中、黒川ちゃんがふと「新しい服が欲しいな」と呟いた。
これはタイムリーだと耳を傾ける花。井上くんとのデートに新しい服が欲しいとのこと。
合間に森ちゃんが「愛しの健太(井上)とデートか」と名前いじり。

「デート」の言葉に反応した花を見てすみれは色々察する。
彩華とすみれの提案で、放課後皆で服を見に行くことになった。

すみれ行きつけと言う女子力の高いお店に来た一行。
店員の薦めで可愛いワンピを試着するも、自分的大事故を起こす花。

試着室から出てきたら、清楚系ワンピを見ている彩華がいた。
「可愛いですね。それになさるんですか?」と問われると
「ガラじゃないし当ててただけ」「ただやっぱ男子はこういう清楚系好きなんかな」と答える。

すみれはその時、らしくないサングラスを試着して森ちゃんに突っ込まれ
「花粉症のメガネを探してて迷走しちゃった」と答える。そして脳裏には鉄男との出来事が。

努のお膳立てで仲直りした時、「また遊びに行こう」と言ったすみれに
「いつにする?」と即聞いた鉄男を「詳細はまた連絡するから」と背中を押して部活に戻らせた。
半分後ろを向きながら答えた彼は少し笑っていた。

物思いに耽るすみれをみて「男か?」と問う森ちゃん。赤くなるすみれ。
「独り身はきついよねー」と同意を求め花を見る森ちゃんだったが、花の様子がおかしい。
「田端さん、いつからそっち側に!?」
(当然)恋愛関係には疎いと思っていた花にも先を越された森ちゃん。

彩華が「次の店いこー」とさりげなく助け船を出し、黒川ちゃん希望の店に行く。
キャラがおかしい黒川ちゃんに引く森ちゃん(画像参照)

お次は全身コーデが必要な花の為に、プチプラの店に移動。
移動の際、花と黒川ちゃんが並んで歩く。
「環境が変わって井上に飽きられたくない」という彼女。

花は陽介から「彼女の為にはりきる井上」の事を聞いていた。
(それを教えれば黒川さんは安心するだろうが、上野くんとの関係がばれるかも)との思いから口に出せない。
だが、新しい店で皆に服を選んでもらってるうちに気が変わり、彼女に教えてあげる。
上野くんとの関係をおそらく理解しただろう黒川ちゃん。スカート購入を迷う花の背中を押す。

ラストの靴を求めて移動中。井上くんの買い物に付き合っている男子一同と遭遇。
井上くんが黒川ちゃんの為に帽子を選びに来たと知り、感激して抱き着く彼女。囃す木村森。

皆で帰宅時、一番後ろを取る陽介と花。
花の「デートに着ていく服を買いに来た」という言葉に
陽介は「荷物ひとつ分近づきたいから」と荷物を持ち、2人は手が触れそうで触れない状態で歩いて行く。

【感想】
面白いです。今回は情報の塊でした。

さーやが「清楚系」の服を見てた先にはトムがいたのか?
うぐちゃん、五反田くんとのデートに変装することを疑問に感じつつあるわ。
そしてすぐ予定を決めようとし、笑顔の五反田くん。
森ちゃんが全てに最高過ぎる。
黒川ちゃん、そのセクシードレスはない。バブルか。
男子の買い物にいるさりげなく五反田くん。部活は休みですか。

最後に歩く時
(ここに彼女がいない)木村と彼氏がいない森ちゃんペア。
井上黒川手つなぎ組。
離れているけど隣同士のごたうぐ。
会話が楽しそうなトムさや
そして最後をついていくうえたば。最初は離れていたのに段々近づいているんです。

今回はいつも以上に漫画として読むと楽しさが倍増する回でした。
森ちゃんに幸あれ。