好きな漫画は語らせる

7いるかと申します。

「ブスに花束を。」「私の少年」を主軸にその時好きな漫画のネタバレ感想。

私の少年 29話「うさぎ小屋」ネタバレ感想

2019-05-28 08:55:37 | 連載漫画
ヤンマガ26号掲載、私の少年29話のネタバレ感想です。

【あらすじ】
聡子と会いたい為にクリスマス会を抜け出した真修だが、聡子に「自分が会いたいのと同じ位皆真修に会いたがっているから戻りな」といわれ
腑に落ちないながらも、聡子の自分と同視線でのお願いに渋々戻る真修。

友達は戻って来た真修を歓迎し彼は聡子の言った意味を実感する。

冬休みになり課題を手に持ち悩む真修。
自分の長所や今に繋がってるエピソードに頭を抱え、一瞬迷った後聡子に電話をかけ自分の長所を尋ねる。
聡子はいくつか言ってくれたが、どれも対聡子にのみ発揮されると告白。「正直ー」と笑いながら聡子は
小学時代真修が世話をしていたうさぎの世話をあげる。

~回想~
5年生の真修は、女子たちが親うさぎが子うさぎをかみ殺した事をきっかけに世話をしていなかったことを知り
うさぎの生態を調べて、それを元に世話に熱中し校長にも褒められる。
世話中に下級生の女子がうさぎを見ようと来るが、子供を産んだばかりで危険だからと諭して遠慮を促す。


祖母に洗剤の買い出しを頼まれた真修は、遼一と小学校に寄り道するがうさぎ小屋がなくなってるのを発見。
校長先生に聞くと、去年の寒さで凍死を恐れた前述の女子に「まくらとふとん」が引き取られていたことを知り
聡子の言葉を噛みしめ、早速聡子に報告しようとするが、先に祖母に風呂掃除を申し出た。


【感想】
現状が動くのかと思いきやまさかのうさぎ復活でした。
聡子が前回言ってたことの確認作業というか真修の成長の回でしたね。

真修は聡子が自分を同等と見てくれるから渋々現状を受け入れた。
これだけでも最近と比較し成長していますが、いわばこれは概念でわかっていただけで理解してたわけではありません。
それが友人や校長や下級生の反応、実際の祖母への対応で自分のものとして受け入れました。
最後のとこなど、今までの真修なら何を置いても聡子だったのに祖母を優先しています。
「今一番にやるべきこと」がわかってきたのでしょう。

2人の関係のゆく先が恋人であれ友人であれ理解者であれ、長く続けていくためには
年齢の離れた2人には特に「対等」は絶対に必要なものですから、真修が大人になるのは必要不可欠なこと。


今回「うさぎ」という可愛さに隠れがちですが
最終的に永久的に2人が離れない為に今離れることは、2人の年齢差から十分ありえますし
それを乗り越えた盤石な2人の関係を作るための一歩の回といったところでしょうか。



ブスに花束を。36話「知らない顔をした男の子」細かい部分

2019-05-04 19:28:14 | 連載漫画
今回は本当内容がとても濃く突っ込み部分も沢山でした。


1、うえたば
まず最初の田端さんはいつも通り。花瓶を洗いトイレで乙女ゲーに興じる。これは前からのパターン。
ただ冬休みに入ることを残念がっているのは上野くんがいるからでしょうね。

そんな上野くんはというと、このまま告白しないで2年になりクラス替えで離れる事を危惧しています。
このように序盤から36話ラストに向けてのフラグは立っていました。

2、鶯谷大塚
新たな最強コンビ誕生です。
2人で上野くんに心で同じ突っ込みを入れ、2人でうえたば接近シーンを目撃し、2人で田端さんの表情の意味に気づき
上野くんを諫めるうぐちゃん、田端さんを送るさーやと役割分担も完璧です。

3、ごたうぐ(うぐごた)
安定のカップル感が出ています。絵美&友人の話によるとクラスの公認ぽくなっているよう。

4、トム&さーや
唄いたくないさーやに、うぐちゃんにいいとこを見せたい新橋くん。
2人の思惑が一致したわけですが、それを知らないさーやは少し照れた感じ。
これがフラグかどうかはおいおいわかるでしょう。

5、絵美&友人
今回の裏MVPです。「自分で言うのもなんだけど…」と自信をのぞかせる絵美も大概ですが
「(上野くんの彼女は)最低クラスでも絵美じゃないと」と何気に友人すらディスったり
「他の女子」が納得できないと、クラス女子の意見を束ねた気になってる友人が最凶です。
この2人、おそらく内心ではお互いをよく思っていないでしょう。

6、うえうぐ
完全にうぐちゃんが上です。上野くんは今後うぐちゃんに頭が上がらないでしょう。



★全体の徒然感想
告白シーンを見てしまった田端さん。絵美の気持ちを知った時は余裕があったんですよね。
「告白を決闘と間違える上野くんは恋愛にはまだまだ」と内心思っていたのに、まさかの恋してる宣言。
これは茫然となりますよね。本人も言ってますが、他人事に感じられない段階で恋は始まっていたのでしょう。


しかし上野くんの対田端さんへの嗅覚は凄まじい。
よくまあ非常口に行ってみようなんて思うものです。まあこれはうぐさやにも言えることですが。

今回は本当に「知らない顔した」上野くんが沢山見られました。
絵美&友人への冷たい、突き放すような怒り顔は今までの彼には絶対なかった顔です。
告白時の真剣顔も印象的ですが、個人的にはこの怒り顔が気にいってます。


さて、さーやとトムにはフラグが立ったのでしょうが?
だとするとさーや→トムの矢印だと思うので非常に興味深い。



※感想とは関係ないですが、保存はしなくていいけど最新話を出来るだけ安く読みたいという方は
カドカワのマガジンウォーカーをおすすめします。電子単体で買うより安いです。


それでは来月また。





ブスに花束を。36話「知らない顔をした男の子」ネタバレ感想

2019-05-02 16:25:44 | 連載漫画
ヤングエース6月号。ブスに花束を。のネタバレ感想です。

【あらすじ】
季節は冬。
長期休み前の為、空っぽの花瓶を洗う花は「あっという間に冬休みが来たなあ」と物思いにふけっていた。

その後いつも通りトイレで乙女ゲーに興じていると外から声。
同じクラスの女子2人で、絵美という子が友達に「いい加減に上野くんに告んなよ~」と煽られていた。
上野くん狙いの絵美だったが、お似合いのすみれがいると諦めていたのに、彼女の本命は鉄男ぽいから行きなよ~と友達からのアドバイス。

花は焦りながらも何とか遭遇せずにその場を逃れ、学校は放課になった。

その時、陽介は花への告白タイミングに悩んでいた。
勇気を出して「田端」と声をかけた瞬間、彩華から打ち上げの誘いが来て
そこにいつものメンバーやクラスメイトも混ざり皆でカラオケに行くことになった。

カラオケと聞いてビビり鉄男に助けを求める音痴の彩華だが、部活だとつれなく断られ鉄男は代わりにすみれにフォロー役を頼んだ。

そしてカラオケへ来た一行。
タンバリンを渡されて律儀に鳴らしまくる花は、絵美が陽介の隣にいることに気づいた。
すみれのフォローにより歌わずに済んでいた彩華は、とうとう歌うはめになりかけたが、無理強いはよくないと努が助け船を出す。

そして陽介の順番。
彩華の「ファンサしてェ」の声に照れながら、目があった花に手を振る陽介、思わず噴き出す花。

制服を濡らしたからと、トイレに立った花が見たのは絵美と付き添いの友人が上野くんに告白してる姿。
陽介の「ごめん 俺好きな人がいるから」の言葉にショックを受ける花。

断られた2人は「鶯谷さんかさーやじゃないの?」と聞き「違うけど…」と答える陽介。
「その2人じゃないならもう候補はいない。最低でも絵美クラスじゃないとという」2人に陽介は突き放したような怒りを見せその場を去る。

陽介に好きな人がいる事にショックを受ける花は非常口に逃げ泣きながら彼への恋を自覚する。
そこに花を探しに来た陽介が現れ、涙を見て思わず抱きしめてしまい、とうとう告白する陽介。

その時2人を心配したすみれと彩華が現れ、逃げ出す花を追いかけようとした陽介をすみれが諫める。

花は歩きながらさっきの陽介の言葉の真意を図りかねていた。


【感想】
6巻ラストだからすごいのが来るだろうとは思ってましたが、予想を軽く超えてきました。

季節はいきなり冬、絵美&友達というモブキャラ、新橋くんさーやのフラグ?
五反田くんうぐちゃんの安定カップルぶり、田端さんの自覚、上野くんの告白です。

自覚前の進みのゆっくりさを思うと、これが1、2巻なら1冊このエピで作れるほどのボリュームです。
さて、田端さん。どうするんでしょうね。

次回に細かく考察します。