好きな漫画は語らせる

7いるかと申します。

「ブスに花束を。」「私の少年」を主軸にその時好きな漫画のネタバレ感想。

私の少年 37話「ターコイズ」感想

2020-03-24 11:40:10 | 連載漫画
ヤンマガ17号掲載

感慨深いというかとうとうここまで来たなというのが最初の感想。
まさにターコイズ回でした。

そもそも「ターコイズ」といえば、小学生時代の真修が、聡子に好きな色は?と聞いて出て来た言葉ですが
以降も図鑑のターコイズ部分に紙挟んでいたり、聡子菜緒のデート時にも出てきた私少キーワードの1つ。

【ざっくりあらすじ】
いつもの喫茶店にいる2人。

聡子は真修に「今日、あなたのお父さんに会った」と伝え驚く彼。
とは言っても後ろにいた椎川のせいか、時の流れの為か大した話にはならず、後日真修が父にじっくり話すことになった。

そして聡子を誘い日曜にデート?する約束を取り付ける真修。

土曜日になり、ラインで約束した中学時代の友達と遊びに出かける真修。
菜緒は楽しみすぎて興奮が止まらないが、真修は翌日の事を考えていた。

チャラ系友人の提案で、真修のコーディネートを男女対抗でする事になり買ったのは菜緒が選んだ服。
Tシャツを見て「この色(ターコイズ)が好きという真修に、以前、自分があげたプロミスリングも「ターコイズ」だったのを思い出し
「もしか・・」と嬉しくなる菜緒。煽るりおん。
「それもう着てっちゃえよ」という友人に「明日出かけるから(その時に)という真修」

一行で歩いていると、遠くに聡子を見つけた真修が「挨拶してくる」と離脱。
菜緒の目に入ったのは「ターコイズ」のコートを来ている聡子と、照れて嬉しそうな真修。
聡子は菜緒にも手を振り挨拶。

りおんの「知り会い?誰?」の質問に答えながら、浮かぶのは自分が見て来た2人の関係。
そして真修は「じゃあまた明日」と聡子に告げた。

その瞬間、全ての点が線になり菜緒に襲い掛かって来た。

【感想】
菜緒は全て悟ってしまいました。
真修の好きな人が誰なのか。ターコイズ好きは誰の影響だったのか。
聡子には触れる事を厭わない真修が、菜緒には躊躇して触れなかったのが答えでしょう。

りおんの煽りもあり、直前まで少し期待してたからの奈落。
この年頃の女子にこれ以上の不幸があるでしょうか。それも菜緒は基本順風満帆の子ですし。

あと色々ツッコミ
聡子ー30代でターコイズのバックリボンのコートとはどうした。
とてもとてもらしくありません。派手顔美女だから似合いますがキャラには合わない。

りおんは急に地味になりました。一瞬別人かと思った
小中の華やかさはどうした。でも菜緒を大好きなようでそこは微笑ましい。
和樹はいい感じの高校生になりました、最もリアルに近い男として今後も行くのでしょう。

椎川ー聡子のバックでにこやかに睨み効かせて何狙いよ
あれじゃ元樹もぺこぺこするしかなくて。

椎川と聡子の話はもう終わりでしょうが、菜緒はまだ絡んできそうな気がします。
元樹の方は意味深な事を言ったようですし、まだ続くでしょうね。






ブスに花束を。 46話「100点彼氏」細かい部分

2020-03-18 18:07:40 | 連載漫画
田端さんと上野くんの秘密朝デート?
教室の花の世話から始まる今回。前も思いましたがこれは美化委員の日課なんでしょうか。
さすがに毎日は多くない?という疑問が。田端さんは相当な花好きなようなので自主的にやってるのかもですね。

しかし男子会はレアです。女子会は今後何度かやっても男子会は最初で最後かもしれません。
今回男子たちの恋バナになったわけですが、木村ユミちゃん、井上黒川の話をする傍らで

彼らが上野くんの気持ちを知ってること。
でもそれを優しさで言わないでいること。
五反田くんが、うぐちゃんと何がしかの秘密を持ってることを木村井上に伝える。
五反田の人間性と姉との関係再確認。という大きな事案を上手いこと混ぜてきたなと思いました。

それと、うぐちゃんの事を五反田くんレベルで理解しながら、さらっと「失恋した」というトムがいいですね。
自分なりに消化できたということなんでしょう。
それに誰も突っ込まないとこもいい(自分たちの事に必死で他を考える余裕がないだけな気もしますが)
イメージで言うと木村くんは黙っていても、井上くんは無邪気に話しちゃいそうなのに。
シリアスになりそうなとこに上野くんの天然が炸裂してるのもブス花らしくていい。

で、五反田くんの表情。これは恋する男の顔です。うぐちゃんもそうだし、今後はっきりとした進展が見られそうです。

次回は田端さんの洋服を買いに行く女子会になりそうです。
てか「デートに行く服を買いに行く服がない」ってそれは花ちゃんあなた。

いつも着てるのでいいじゃないかと思いましたが、おそらく109あたりの服を想定してて
それだけ気合を入れていかなきゃってことなんでしょうね。

うぐちゃん、さーやは当然として黒川森コンビも来るかな。







私の少年 35&36話 椎川、若しくは真修

2020-03-15 10:36:24 | 連載漫画
ヤンマガ月1連載

35話では真修に大人げなく絡み完敗し、36話では聡子の大人の対応に完敗し、最後は一応の納得をした男椎川。

一度だけ出てきた婚約者「夏海」の謎はありますが、私少の本筋からすればどうでもいい話ですので
おそらくこのままフェードアウトするのでしょう。

36話での聡子の大人の対応についての解釈は色々あるようですが、自分としては
彼女にとって椎川は、もう感情を入れて対峙する相手ではなくなったからだと考えています。

誰でも自分と関係が近ければ「喜怒哀楽」が深くなります。が、今の聡子にとって椎川は旧知の上司。
その人がピりピりしていて、且自分も過去の彼との関係に自信が持てないのであれば謝ることはおかしくないと思います。

まあメガネを変えて今度こそ自分の為の人生を生きて欲しいですね。

そして真修。35話で高校生と思えない大人の対応をしていました
「うしろめたくないから、元樹に聡子との事を話しても構わない」

真修としては当然の考えですが、元樹が知ったらやはり動揺するんじゃないかな。
何だかんだ異性ですからね。それも年齢差がある。これが菜緒となら恋人であろうが友達であろうが問題ないでしょう。

逆に真修が成人すれば、年齢差のある異性といても問題ないと思いますので2人の関係は、真修が「少年」のうちのみ問題になるわけです。
真修は「何が問題なんだ」案件、されどその事自体が問題なのです。

聡子は当然それに気づいている。だから元樹と話しあいたがっているのでしょう。
ボールは真修が握っている。彼がその事実に気づいた時、元樹との親子関係、聡子との関係が言葉で表せられるのかもしれません。




その後のチッチ@小さな恋のものがたり

2020-03-09 12:51:07 | 連載漫画
43集でサリーがスウェーデンに留学に行くため別れることになった2人。
いきなりの展開にはびっくりしましたが、その後のチッチとして現在も「ちい恋通信」で連載中です。
https://chich.jp/tsushin.html

2018年に念願の44集がでましたが、初期の爽やかさを感じられました。

チッチは寂しさを感じながらも友達との生活を楽しみ、ほとんど出てこないサリーもそのわずかなページに
チッチへの想いがあることがうかがえます。

この一時的?な別れは2人にとってよかったんじゃないかな。
本編ではスミレさん始めとして、武井先生、ミサキに揺れるサリーが描かれていましたが
スミレさんの件こそよかったものの、武井先生の時はチッチに対して何様なんだという感じでしたし
ミサキに対する干渉も過剰でした。サリーはどうもチッチと違うタイプに惹かれるようです。

全編通して読むと、サリーの気持ちが冷めて行ったことは明白ですし
チッチの過剰な干渉も「そりゃこれじゃいやにもなるわ」といった感じでした。悪循環ですね。

ただ今の2人はとてもいい。
ちい恋通信2019冬では2人の再会がかかれていますが、一歩引いたチッチとチッチを尊重するサリーが素晴らしい。

43集で「待たないでほしい」と言ったサリーが、「待たないでいいよ」に変わったのがなんとも象徴的でした。
「好きな人が出来たら待たないでいいよ」とは、逆に言えば「待っていてもいいよ」にもとれます。

そこに奢ることなく控え目なチッチもいい。
あとサリー、自分では気づいてないのでしょうが、普段通りのチッチを見て一抹の寂しさも感じているようです。
お互いがお互いを想い合う両片思い。

みつはし先生は「永遠の片思いを描きたい」とおっしゃっていて、2人に結婚の可能性があるにしてもそれは描かない
と言われていますが、やはりファンとしてはハピエンがみたい。

「その後のチッチ」の次に「その後の2人」が見たいなあ。
サリーが留学を終えてチッチの元に戻ってきて、また「小さな恋のものがたり」が始まったら
それはもう最高じゃないですか。





ブスに花束を。46話「100点彼氏」 ネタバレ感想

2020-03-04 16:33:10 | 連載漫画
ヤングエース4月号

【あらすじ】
朝。陽介は花の日課である花瓶の世話を手伝っていた。もうすぐテストなのに手伝ってくれる陽介を気遣う花。

「一緒にテスト勉強できたらいいな」と考え上の空の彼。
水道を思い切りひねって濡れてしまい、ハンカチを渡す彼女と手が触れ合う。
照れて先に行ってしまう花を見ながら「彼氏って難しいな」と呟く陽介。

~場面変わり教室~
「テストがやばい」と言い出す井上に同調する木村。結局男子たちは鉄男の家で勉強会をすることになった。

休憩時に「黒川とのデートがマンネリ気味」と井上が言い出し、木村も彼女との別の悩みを話し
努は「失恋した」と言い出し、ちょっとした男子会の様になった。
努は鉄男にすみれとの仲を問いただし、事情を知らない木村井上が盛り上がるが
前回の仲直り時のすみれを思いながら「行き違いがあってギクシャクしてたからだ」と乗らない鉄男。

そして各々の恋バナに異常に食いつく陽介を見て
「お前が言い出さないから聞かないだけで、俺らはわかってるんだぞお前の好きな子」
「眼鏡だろ!」「そばかすだろ!」という2人。

そこに「鉄男~話を聞いて」と入って来る姉京子。
彼女が話す「マジで彼氏がクソ」トークが刺さりまくる「陽介、井上、木村」の3人。
3人は「テストが終わったら彼女とちゃんと話そう」と誓いテストを終える。

放課後、人目を気にせず花の手伝いをできるように、美化委員ぽくジャージを着る陽介。
何とかデートに誘う事に成功。井上木村も彼女と上手く行ったよう。

陽介と帰宅した花、はウキウキする彼を尻目に一人思うのだった。
「どうしよう。デートに行く服を買いに行く服すらない…!!」

【感想】
男子会は初めてなので面白かったです。トムの「失恋」話しから五反田くんとうぐちゃんの関係?を知った井上木村コンビ。
当然のように上野くんの気持ちを知っていました。固有名詞を出さず表現するあたり流石です。
知っていながらもスルーする2人はすごい、えらい。
上野くんの恋愛トークへの食いつきがよすぎて、そりゃこれはわかるわと。おそらく黒川森コンビも気づいてるのでしょう。

しかし、五反田くんはきっといつもあんな感じで姉の愚痴を聞かされてるんでしょうね。
これはうぐちゃんの裏表に気づくのも納得。五反田くんの表情から、ごたうぐエピはまだ続きそうです。

次回は田端さんのデート服を選ぶ女子会になりそうです。