好きな漫画は語らせる

7いるかと申します。

「ブスに花束を。」「私の少年」を主軸にその時好きな漫画のネタバレ感想。

ブスに花束を。66話「この関係に名前をつけて。」

2021-12-03 11:48:41 | 連載漫画
ヤングエース2022年1月号

【あらすじ】
文化祭前日。

バンドの練習中、「明日の演奏が上手くいったら鶯谷に告白するわ」と皆に宣言する佐々木。
慌てた努は、柔道練習中の鉄男を呼び出して「佐々木の企みを阻止しろ」とアドバイス。

「告白するのは個人の自由だと思うんだが」という彼に対し
「お前はそれでいいのかよ」という。
その話を、鉄男にお菓子を差し入れに行く途中だったすみれ本人が聞いてしまった。

そして文化祭当日。
いつ鉄男が来てもいいように緊張しながら行動をするすみれ。
想像して顔をにやつかせていると、おばけ姿の花と猫耳の彩華が呼びに来て
不自然を指摘されてしまう。

3人で「柔道部員に勝つとドリンク1杯無料」の鉄男のいる腕相撲カフェに行くことになり
まずは彩華が鉄男と勝負するも即負け、次はすみれ。
彼の腕の大きさにときめきを覚え勝負どころではない。

カフェ内でドリンクを飲んでいると、鉄男に頼み事をしにきたクラスの女子に
快諾する彼を見て複雑な気持ちになる。

1人落ち込み窓から下を見ていると、いつも通り女子に囲まれている陽介を見つけた。
「あれじゃ田端さん、声かけづらいよね」と思った直後に見たのは
陽介に歩み寄り何ごとか話しかける花と、嬉しそうな笑顔で答える陽介の姿。

その姿に勇気をもらったすみれは自分から彼を探し始めた。
しばらくの後、同じく自分を探していた鉄男と階段下の広場で会う。

努から聞いた事を話し「だから気をつけろ」としか言わない彼にじれながらも
過去の自分たちを思い出し「この感情の名前は私がつけないといけない」と自ら告白する。
それに対し「じゃあ、彼氏ができたって言って断れよ」と真っ赤になりながらも答える鉄男。

階段上でたまたまその状況を見ていた佐々木はがくっと崩れ落ちるが
そのタイミングで、たまたまいた智子に話しかけられ即立ち直る。

場面変わり、いなくなった努を探すバンドメンバーたち。
努は階段の踊り場で「俺もうステージに立てねぇよ」と呟くのだった。

【感想】
躍動感のある展開でしたねー。
うぐちゃん恰好いい!

やっとごたうぐがまとまりました。
うえたばがあんな感じなので、ブス花初「ザ・王道少女漫画」といった感じに。

森ちゃんと同じく、ちょいちょい回し役で登場する佐々木ですが
バンド効果か少しだけイケメン化してる気がします。

田端さん(おばけ)と猫さーやがぴったりな仮装してますね~。
あと腕相撲カフェで「ドリンクドリンク」言ってるのですが、お茶でもなく「ドリンク」とは?
チオビタ的なものをイメージしちゃいます。

それとすごくいいシーンにも関わらず
仮装のせいで笑いが先に来てしまう通常運転のうえたばもいい。

森ちゃんはいいところで登場。無意識に失恋の佐々木を慰める形になってますが
この2人にフラグは立ってないと思いますねー。まだしも赤羽くんの方が。

そしてラストは新橋くん。彼をさーやがどう慰めるか、が今後のポイントでしょうか。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (UFO)
2021-12-03 23:49:56
サブタイトルで大方の予想はついていたものの……………文化祭、あれからちょうど1年ですか、感慨深いです。
1年前の文化祭との対比がふんだんに用意されている印象を受けました。去年は上野から逃げてマッスル喫茶に入れなかったけど今年はドリンク飲めたんだねとか、思わず出た言葉じゃなくて自分の意志で告白できたんだねとか、もはや親の気持ちになりました。

完全には吹っ切れないトムの気持ちもリアルで切ないです。さーや行ったれ!
…と言いたいところですが、気遣い屋で恋心自覚済みのさーやが「今ウチが行ったら弱みにつけ込んでるみたくてダメじゃね!?」と後ずさる可能性もある為、トムさやがどう転ぶかが全く読めません。

腕相撲に仮装、Twitterネタを知っている人ほど楽しめる要素も多くて、やっぱり文化祭はお祭りですね。

森ちゃんはもう、誰ともフラグが立たないというフラグが着々と立っている気がしてなりません。

単行本だとこの話がラストに来るのでしょうか?描き下ろしのエピソード補完がどこに来るのかしらと、今から楽しみです。
返信する
まさに (7いるか)
2021-12-04 06:53:45
UFOさんいきなりですが
「森ちゃんはもう、誰ともフラグが立たないというフラグが着々と立っている気がしてなりません」
これすごいです。まさにその通りな気が。

単行本ラストですね。
毎回ラストはこういう引きですよね。

あの文化祭から1年。色々対比してました

トムがここまで引きずってるのは意外でした。
本人も意識してなかったと思います。
この場面をさーやが見たらショックでしょうね。
返信する
初めまして (紘。)
2021-12-21 01:43:40
初めまして。
実はずっと7いるか様の「ブスに花束を。」の感想を読んでいる者です。
毎月本編を読んだ後にこちらに伺っては、7いるか様の感想や考察を楽んでおります。
いつも何かコメントしたいと思いつつ、今まで出来ませんでしたが今回、頑張ってコメントさせて頂きました。
「トムさや」は「うえたば」、「ごたうぐ」のカップルの中でも一番の関心ごとでした。
何故なら、このレギュラー陣の中ではトムが一番自分に身近だからです。
地味な中学時代から抜け出そうと精一杯の背伸びをして高校デビュー。
今でこそ夏風邪からの減量を経て、いよいよメンバーに馴染んではいますが、この中で唯一彼だけが過去を隠したままです。
田端さんはもとから素のままですし、うぐちゃんは五反田君には本当の自分を出せています。
なので私はトムがさーやとくっつくには、自分の過去を少なくとも彼女にだけは明かしてからではないかと思っていました。
そこで、今月のあの引きは、もしかしてトムの同中の面々が文化祭に来ている、もしくは更に何か言われたとかなのかと勝手に勘ぐっています。
第四話でトムの同中との絡みはありましたが、上野君のさわやかさである意味有耶無耶になりましたし。
なので、今回の最後の状態はうぐちゃんに対する未練とかではないのではと。
でも、さーやはトムの過去も含めて受け止めてくれると思うんですよ。
彼女が好きになったのはカラオケで助けてくれたり、海でさーやの様子がおかしい事に気が付いたり、そんな彼の「人柄」に他ならないからです。
焦りながらだったり、足が攣ったり、けっしてスマートではなかったけれど、全てが誠実で一生懸命でした。
正直、この連載が始まった頃はトムに彼女が出来るとは思ってもみなかったので(ごめんね)、私の予想が当たっても外れても、来月が本当に楽しみです。
長文失礼しました、これからも楽しみに読ませていただきます。
返信する
初めましてー (7いるか)
2021-12-21 09:28:06
ありがとうございます。とても嬉しいです。

トムはおそらく、読者にとって1番リアルに近い感情移入できるキャラじゃないかと思っています。


今回の引きに関して、色々な受け取り方ができたと思うんですが、紘さんの考察を聞いて「これだ」と思いました。

あれだけの想いで五反田くんにうぐちゃんを任せた彼が、2人が上手くいくことで受けるショックにしては大きすぎると感じたのですが、紘さんの意見を見て、かなり事実に近いのではと思いました。
真相がわかる来月が楽しみです。

自分も、さーやとトムは確かにそんな感じになるような気はします。
今回でごたうぐに決着がついたので、今後2人をフォーカスする話しが増えそうなので、来年以降も期待できますね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。