好きな漫画は語らせる

7いるかと申します。

「ブスに花束を。」「私の少年」を主軸にその時好きな漫画のネタバレ感想。

私の少年 8巻 ネタバレ感想 真ん中

2020-06-16 17:55:32 | 連載漫画
第36話 記憶

【あらすじ】
椎川は、真修に言われた事をきっかけに過去の自分を思い出していた。
家族、特に兄に囚われた、自分に自信を持てない、流されるように生きていた。

物思いに耽っていた時、背後から自分を呼ぶ声に我に返る。

用事で聡子のいる部署に行くことになり、聡子から乞われて喫茶店に出向く2人。

「早見さんにお会いしたい」という彼女に「何話すの」と問う椎川。
話は当然の如く過去の真修の件になり、仙台に飛ばされたのは会社の意向ではなく椎川の仕向けた事だったと判明する。

「どうして」と聞く聡子に「許せなかったから」と言う椎川。「一度でも俺を好きだと思ったことあるか」
聡子が自分と父を重ねていたことを許せなかったのだ。

素直に認め謝る聡子。 それをきっかけにお互い思いきり言い合い皮肉にもやっと聡子と目を合わせることができた。

【感想】
椎川の過去回。2人の和解。

聡子は真修により、自分をありのまま認められるようになり
椎川も、聡子の素直な態度と話し合いにより吹っ切れたようです。

しかし、椎川のせいで真修と引き離されたのに全く気にしてない聡子。
まああの2年あっての2人とも言えますからね。

どんどん真修とのお膳立てがされていく感があります。

元樹をおいてきぼりにして。


第37話 「ターコイズ」
【あらすじ】
椎川が言った「聡子とつきあっていたから」の言葉を思い返す真修。
ラインでは、菜緒を含むいつものメンバーでの遊びの約束がされている。

いつものカフェで、真修はターコイズのコートから聡子の席を認識。昔を思い出す2人。

さりげなく、父と会ったと聡子に聞かされ驚く真修。
詳しい説明が出来なかったという彼女に、「俺が話します」と宣言。
再び勉強に戻る2人だが、真修が聡子のイヤフォンを取り「遊びに行きましょう」と誘い、日曜に出かけることになった。

日曜を楽しみにする真修と土曜が待ち遠しい菜緒。

そして土曜
カフェの後、洋品店に行き真修のコーディネート対決となった。

真修が選んだのは菜緒がコーデした女子チームのもの。
「ターコイズ」のTシャツがあったからだが、菜緒は喜ぶ。

次はカラオケに行くと歩いていく一行だったが、真修が反対側に聡子を見つけ駆け寄っていく。
聡子が着ていたのはターコイズのコートだった。

【感想】
菜緒が気づきました。
真修が好きな色を「ターコイズ」と言っていたこと。
翌日出かけると嬉しそうにして「いた事。

過去のことの全てが点と線でつながってしまいました。
なまじ少しうぬぼれていただけに、この落ち方は半端ないでしょう。





私の少年 8巻 ネタバレ感想 前半

2020-06-16 11:04:48 | 連載漫画
第34話「時間」

【あらすじ】
高校生になった真修と聡子は、たまに彼女の会社近くのカフェで勉強を共にするようになった。
真修が中学の時に比べ、落ち着いて穏やかな時間を過ごす2人。

その頃、真修と高校が離れた菜緒は、駅前のパン屋で彼の登場を待っていた。
偶然を装い、5分(体感5秒)の時間を共にする事を楽しみにしているのだ。

真修は有名イケメン高校生として、女子から写真を頼まれまくるようになっていた。

何回目かの水曜。
真修に「なぜ自分と写真を撮った子たちは、自らの顔をスタンプで隠すのか」と問われた菜緒。

考えて出た答えは「すきな人といる時の、自分の顔を見られたくないから」と答える。
「それが恋だから」と。
腑に落ちてない感の真修を置いて、恥ずかしさから立ち去る菜緒。

その姿が、中学時代聡子に告白した自分の姿と重なり、違和感を覚える真修。

後日、本屋でりおんが菜緒の行動について、他の友達に話すのを聞いた彼は
その直後、菜緒を見つけ声をかける。その表情と彼女のそれまでの言動で、菜緒の気持ちに気づいた真修だった。

【感想】
菜緒はいつこんなに真修への気持ちが爆発したんでしょうか。

小学時代から好意は持っていましたが、中学までの淡い恋と比べるとあまりに激烈。
会えるかどうかわからない彼を毎週待つって、男女逆ならストーカー呼ばわりされますよ。
まあここが起点となり8巻ラストに繋がるわけですが。

真修と同じ高校に行かなかったのは、彼が男子校だからでしょうか。
相当な進学校のようですが、菜緒なら多分行けますよね。

そして菜緒の気持ちに気づいた真修。
何でそこに気づいたかを思うと、菜緒にとっては残酷ですねぇ。

聡子との関係は、飢餓感がなくなり落ち着いたものになってます。
まさにこれが2人が望んだ着地点なのではと思うくらいに。


第35話「露見」
【あらすじ】
ある休日。ソファーにボーっとしながら菜緒と聡子の事を考える真修。
背後をバタバタする遼一。「お前も行きたいのか」という元樹。

というわけで、ヨネサス主催のVRゲーム体験会に3人で行くことになった。

会場で出迎えたのは椎川。
元樹と挨拶し合いながら、過去の聡子の件について言い訳じみた説明をする元樹。

その態度に「全く理解してない父」だと認識する真修。

その時、椎川が真修に話しかけてきた。
今でも聡子と会っている事を遠回しに避難する椎川に毅然と応じる。

真修の言動を見て「聡子→真修」ではなく「真修→聡子」に気づき
大人風を装い、かつて聡子と付き合ってきた事まで暴露するが、真修の天然さにノックアウトされる。

【感想】
大人たちのあざとさが、少年の純粋さにフルボッコされた回です。

特に椎川のダメージは計り知れません。

ブスに花束を。49話「新年度立ち位置戦争」細かい部分

2020-06-07 10:05:19 | 連載漫画
まず最初のシーン。

トムと田端さんが並んで掲示板の前に立っていますが、2人はどこで会ったのか?
通学路の途中か、校門あたりかなんでしょうが、当然のように同じポーズで目を瞑ってるのが可愛い。

あとから来た上野くん。そんな2人を見て嫉妬してませんね。
思うに春休みデートで、気持ちの確認というか関係が安定したので落ち着いたのか
信頼するトムだからだったのか。両方でしょうか。

そして担任は当然のように相澤先生。
律子さんの先輩だったり、料理上手だったり(pixiv特別編)何気にキャラが立ってます。

そして、来年のバレンタインに再登場しそうなモブ女子発見(※画像参照)
このシーンといい、ビラ配りで女子に囲まれる上野くん。
田端さんとの事がばれたら大変な事になりそうです。
この2人には、影響力が強そうな味方が多いですが、とは言っても敵も多そうですね。

上野くんがしっかり宣言し、うぐちゃん、さーや、五反田くんがフォローすれば
表で非難する人はいないでしょうが、影で相当言われそう。

しかし新キャラの入谷くんが大きすぎ。これ軽く190はありそう。

それと最大の謎は「上野くん何故バイトを」ですよ。
中学時代はバスケ部で、今もちょいちょいお助けしてるぽいのに。
そりゃ確かに「女に貢ぐためか」と邪推されるのも仕方ないような。

お好み焼き屋さんが遠縁とかで、頼まれてとかでもないとバイトの必然性を感じない。

にしても、男女ともにモテすぎですねぇ、上野くん。
まるでかつての田端さんのような、新橋が考える黒上野くんは必見です。

ブスに花束を。49話「新年度立ち位置戦争」ネタバレ感想

2020-06-05 11:46:57 | 連載漫画
ヤングエース7月号掲載

【あらすじ】
新学期初日。クラス替えの紙が表示されている前で
花と努は「一緒だったらいいな」と思う相手と、同じクラスになれるように祈りながら同時に告知版を見る。

結果
「井上、木村、陽介、すみれ、彩華、努、花」が同じクラスになり「鉄男、森、黒川」の3人は離れた。
2人で喜んでいるところに陽介登場。同じクラスになった事を喜ぶ3人。
その陽介の様子から、春休みの2人の進展を想う努。

掲示板前で「鉄、離れてるじゃん!」という彩華に「隣のクラスだろ。壁一枚しか離れてねえよ」とクールな鉄男。
少し寂しそうなすみれを見て「俺が鶯谷を守っておいてやるぜ」と心に誓う努。

そして担任は再び相澤先生。
バトン式の自己紹介に緊張する努だが、井上から回ってきたバトンにノリノリで答え周囲を引かせてしまう。

陽介→彩華→花→すみれとバトンは続き、ギャルと美少女に挟まれた花に注目が集まる。

自己紹介後、女子2人が努に、陽介の恋模様を尋ねるが当然のように隠してかばう。
背後ではすみれと同じ組になれた事を喜ぶ男子ににらみをきかせ
その男子の口から「俺は断然大塚派」という名前が出て、白目をむいて反応する努。

新学期の人間関係に、危機感を覚えた努はいつもの面子に誘いをかけるが
陽介に、バスケ部のビラ配りを手伝うからと言って断られてしまう。

ということで、陽介のビラ配り終わりを待つ事になった花と努。

上から、陽介が女子に囲まれているのを見て「詐欺だよなアレ。上野っち目当ての女子マネとか狙ってんだろ。バスケ部!」と花に向け言う。
そのタイミングでビラ配りを終え、2人の元に戻って来る陽介を見て、彼と自分の友情の深さに酔っていると
背後から「陽介先輩!」と背の高い男子が声をかけてきた、

それは中学時、陽介のバスケ部の後輩で彼に憧れていた「入谷開」だった。
どちらが陽介との絆が深いかで、過去エピを披露し言い争う2人。
開が「俺の絆の方が上」と言った瞬間、陽介が連れてきたバスケ部員に「君イイ身体してんね!」と連れていかれる開。

開に負けて凹んでいた努は、天然同士でなごむ会話をする陽介と花を見て
「やっぱこのポジション(2人の交際を知っている)は譲れねえよな」とかみしめる。

その頃、バスケ部に連れていかれた開は
部員の「上野も正式な部員だったらなあ」「あいつはバイトしてるからな」という会話を聞き
「陽介先輩まさか、悪女に誑かされている!?」と疑うのであった。

【感想】
新学期。2年生になったメンバーたち。
そして赤羽くんに続く、山手線ではないけど東京の地名の新キャラ登場です。
上野くんを慕う熱血キャラ。最後の台詞から不穏の予感がします。

しかしこのクラス替え。上手くいきすぎ
五反田くんを離す事でうぐちゃんとの間にドラマを生み
森ちゃん、黒川ちゃんは悲しいけどフェードアウトしていきそうな。

今回のメインは新橋くん。
彼は基本的には1年前と変わってないですね。
プラスそこに友達への気遣いや友情が深まっている感じです。

他男子からさーやの話が出た時の白目は
「またもや俺の身近な人間が」というものだと思いますが
それだけかどうかは今のところわかりません。