[ベルリン 15日 ロイター] - ドイツで18日にベルリン州(特別市)議会選挙が行われる。メルケル首相の寛容な難民政策に対する不満が高まるなか、首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)は厳しい戦いが予想されている。
今月4日に行われた北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州の州議会選挙では、難民受け入れに反対する新興右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が社会民主党(SPD)に続く第2党に躍進し、CDUは第3党に後退した。メクレンブルク・フォアポンメルン州はメルケル首相の地元。
CDUと姉妹政党の関係にあるキリスト教社会同盟(CSU)は、メクレンブルク・フォアポンメルン州での敗北を受け、メルケル首相の難民政策への批判を強めた。来年は総選挙が行われるが、求心力に陰りがみえるメルケル首相が4期目を目指すか不透明だ。
調査機関INSAが今週行った世論調査によると、CDUの支持率は18%と、2011年の州議会選挙時から5ポイント超低下している。AfDの支持率は上回っているものの、その差はわずか4ポイント。
世論調査では、連邦レベルで連立を組むSPDが引き続き第1党になると予想されている。SPDは、結果次第ではCDUとの連立を解消する可能性もある。
以上、ロイター記事
ドイツはシリアなどから、難民弾を撃ち込まれて弱っている。
メルケルの難民受け入れ政策によってヨーロッパは失速中であり、イギリスも落ち目のEUから離脱する準備を行っている。