ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント ゴルフ5カントリー美唄コース(北海道)最終日
元世界ランキング1位・申ジエが素直に脱帽した。「完敗です。後半に入って、穴井さんが緊張しているのがわかった。だから、プレッシャーをかけにいったけど、パッティングがとにかくすごい。残念な結果でした。でも、私は精いっぱいのプレーをしたから満足です」と総括を。肩痛から復帰し、さまざまなことが不安だった。「1Wのシャフト、クラブのグリップを全て替えました。お試し、といっては試合には失礼だけど、本番で使ってみないとわかりません。でも、1日毎に慣れてきた。次はもっと良くなると思う」。
早くも気持ちは、次週の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯へ向いている。「穴井さんとの優勝争いが、とってもいい刺激になった。おかげで、試合勘が戻ってきましたよ」とニンマリしている。このあたりが、さすが。そうはいっても、「公式戦を戦うのは、肉体、精神ともに疲れる。皆さんは明日、練習ラウンドをするそうですが、私は休養に充てることにします」。この余裕が不気味だ。
以上、日本女子プロゴルフ協会
肩痛で3週間ぶりの試合で優勝争いした申ジエは強い。
ショットの安定性とグリーン回りの技術は目を見張るものがある。世界一になった実績のある申ジエだから、本調子になったら怖い。
今回は、穴井詩が優勝できたが、今後安定して勝てるかについては何とも言えない。
ただ、申ジエから学んだことも多いと思うので2回目の優勝に期待したい。