小村俊美blog~心・街・釣り・そして日々~

臨床心理士の独り言(小村臨床心理士事務所所長)

ほとんど釣りを中心とした趣味の世界のブログです

青楽院(せいらくいん)

2021年04月28日 | 
春が終わる頃

虫干しを兼ねて松平不昧公の正室「せい楽院」の肖像画を掛ける(せいは青にさんづくり)

仙台伊達家から松江松平家に嫁ぎ江戸屋敷で過ごした

当時きっての女流文化人であり、特に和歌や文字に優れた作品が多い


私が興味があるのはこれを描いた絵師

作者は不明

描かれた表情は理知的


着物は黒地に純黒で双葉葵が描かれている


光を反射するとよく分かるが、遠目は黒紋付。紋は三葉葵の正装五つ紋。

帯は金泥の超細密画(これが凄い)


梨地の文台は本物そっくり

難しい金泥の使い方が非常に上手い

短冊は抑えた金泥の上に綺麗な金泥で模様が入っている

座布団の模様もしっかり描かれている

この筆の細さと絵師の根気強さは見れば見るほど感心します

昔の人は凄い!

今回はスマホカメラ。次の機会には普通のカメラで細部をアップします





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