<露ドーピング>IOC、条件付きで五輪参加認める
毎日新聞 6月21日(火)23時47分配信
【モスクワ杉尾直哉】国際オリンピック委員会(IOC)は21日、スイス・ローザンヌで国際競技団体など関係者を集めた「五輪サミット」を開き、組織的なドーピング(禁止薬物使用)違反でロシア陸上競技連盟を資格停止処分にした国際陸上競技連盟の決定を支持した。ただし、個々の選手に対しては条件付きでリオデジャネイロ五輪への参加を認めた。国際陸連が認めたドーピングに関与していない国外拠点の選手、またはスポーツ仲裁裁判所(CAS)が潔白であると認めた場合はロシア選手団として出場でき、完全に排除される事態は当面避けられた。
IOCのバッハ会長は電話での記者会見で、違反が相次ぎ、世界反ドーピング機関(WADA)から国内機関が「不適格組織」とされたロシアとケニアを「この2カ国の選手は深刻な違反の疑義がある」と指摘。両国からリオ五輪に参加する全競技の選手に新たに国外のドーピング検査を義務づけ、反ドーピング対策の強い姿勢を示した。
一方、五輪サミットに参加したロシア・オリンピック委員会のジューコフ会長は国際陸連の決定を「潔白な選手の参加を否定するのは五輪憲章の違反」と反発して、この日の会議前に露政府はボイコットもちらつかせた。IOCの決定はロシア側の主張と選手の人権に一定の配慮を示した形となり、ムトコ・露スポーツ相はタス通信に対し「我々は言われることは何でも行う」と述べ、IOCに全面的に協力する姿勢を示した。ジューコフ会長は潔白な選手に出場の道を開くためCASに提訴する考えを明らかにした。
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管理人
結局、ロシアとケニアのリオ五輪出場選手は全員、国外の検査機関で調べ
潔白を証明できれば、リオ五輪に出場出来るって話です。
何だったんだろうこの数ヶ月間の騒動は
6月17日時点では、国際陸上競技連盟(IAAF)はロシア陸連の資格停止処分を解除しないとしていた。
でも海外で活動してて、違反していない選手は個人資格で出られるとも
これを受け、プーチン大統領は「ロシアの陸上選手に対する国際的な制裁はあってはならず、
ドーピングの問題は政治的な目的や、反ロシア運動に利用されてはならない」と語っていた。
また再検査で、陽性となったロシア選手は結果を不服としシャラポワ同様に、
国際裁判に提訴予定だとか、2016年2月の報道では、ロシア陸連の資格停止処分された
国際大会への出場禁止選手は4027人だった。(かなりの人数です)
一方過去の五輪検体の再検査は続行中です。
検体は10年保管されているらしい、どこで保管されているのか調べても解らなかった
アンチドーピング機関の文書読んだが、長くって解らん
でも、昨年11月ロシアドーピング問題が表面化したあと
(WADA)の第三者機関は、モスクワの検査所の1400を超える検体の意図的な破棄があったと指摘、
そしてモスクワの検査所の認定を取り消した。その時でさえ、IOCはソチで違反はなかったと発言していた。
疑いが出た場合は適切な方法で再検査が可能と・・・
同じ時期に、国際陸連ディアク前会長のIOC名誉委員としての資格を暫定で
停止処分とするよう倫理委員会が決めている
ディアク氏が居なくなって、検体の再検査が進んだのか
でも、(IAAF)の意向よりやっぱりIOCの権限のほうが上で、更にはプーチン氏が
「オリンピックボイコット」をチラつかせて来たらもうアウトです。それだけは避けたいでしょう
最初からロシアはボイコットしないと発言してきました。
それは、あえてボイコットさせるなヨの脅しに近いものです。
再検査で陽性となった選手はリオ候補からはずすとロシアは発表しています。
それ以外の選手つまり、陸上選手では4027人以外の選手って事でしょうか?
それとも、仕切り直してリオ出場資格の総ての選手を検査し
その時点でOKなら、みんな出られるのか?ご免なさい、つめが甘くて解らない
でもこの騒動の中、まだ薬やってるおバカな選手はいないはず
つまり、みんな出られるってこと
やっぱ一筋縄ではいかないロシアと大掃除しきれないIOCって事でしょう