05/19 7:05 出発、雨。
小雨が降っているが、予報では間も無く上がるらしいので出発。通勤時間帯のうえに
雨のせいか県道k15は渋滞気味、一回の信号では通過できないし青になっても前進しない、
渋滞の列に並びじっと我慢。三木を目指して乗り換えたR428も渋滞、k85に乗り継ぎしば
らく走ると明石方面へのコースに半数が流れて行くがそれでもまだ多い。つくはら湖に
沿って走り三木市に入いりk38に乗り換える、三木市街に到るとまたも渋滞で前進しない、
ここは車列の脇を進み前に出るが思うようには進めない、出発してから三木市街を通過
するまでに通常の50%増しの時間が掛かったし燃費も精神衛生もかなり悪い。三木から
雨は上がり交通量も減り順調に走る、加古川をスムーズに渡りk65を快走して姫路に到る。
お城の北側で姫路市街を順調に通過しk5に乗り換えると西に向う、龍野市街はR179に
乗り龍野橋で揖保川を渡り通過、k5を快走して上郡。上郡から晴天となり気温が上がり
暑くなる、k90に乗り更に西進して船坂の集落から山間に入る。県境の山伏峠は標高300m
だが意外と手強い、毎回シーズン第一日目に越えるため人もバイクも本調子が出ていない、
何時も登り切れずに悪戦苦闘して県境を越える。ようやく峠を越え八塔寺の交差点から
k368を南下、この時期この辺りは桐の花の最盛期だが今年はやや少ないようだ、緩い下り
を快走して吉永に到るとk96に乗り山陽線に沿って走り和気を通過する、R374から和気橋
で吉井川を渡り再びk96を西に向かう。今日もk96は交通量がかなり有り大型車も行き
交う、絶えずミラーを睨みながら慎重に走り、k81に出合うと乗り換えて南下。東岡山駅
から高架下を走り高島駅前から集落に直進して旭川左岸を目指す、河岸に到ると真新しく
広い道路が有る、とりあえず左折して新しい道路を走ると何時も乗るk96の新道と出合う。
右折して新道に乗り旭川を渡り岡山市街地に入るとR53に乗り継ぐ、流れに乗って西進し
R180に乗り換える。昼時なのにR180は何時もどおり混雑している、緊張して流れのまま
に走り吉備津神社前を通過してk270に乗る。この県道も何時もどおり交通量が多い、しか
も取締りをよく実施している、今日も白バイを3台も見かける、ここは慎重に走らないと。
国分寺で何時もどおり休憩、向島の河野温泉に連絡すると満室、急いで出発して今日の宿
泊場所を探さねば。清音からR486に乗り西進、快晴になり前方から熱風が吹きつけるよう
な暑さの中を行く。国分寺に到る前にガスはリザーブに切り替えている、そろそろ給油
しておくほうが良さそうなので矢掛のスタンドで給油、今日は走り方がよほど悪いのか燃
費が悪い、通常は尾道で給油なのに。井原を通過してしばらくすると何時の間にかバイ
パスを走っている、広く新しいコースで交通量は少ない、3km程進むと狭い道路にぶつ
かりバイパスは途切れる、左は神辺工業団地右はR486の案内表示、何時の間にか広島に
入っている、案内に従い国道に向かう。国道をしばらく走ると湯野の交差点、コースは右
折だが左折側には広く新しい道路が出来ていて神辺工業団地の案内、記憶に留めて右折。
神辺市街地を西に走りk395に左折して芦田川右岸堤防を走る、動物園の案内に従い走ると
k396に出合う、k396に乗り換え西進するとk48との出合。k48は改良された県道で広く
交通量も少なく走り易い、山間のアップダウンを繰り返し南下すると松永に到る、途中で
R2の松永バイパスの高架を潜るがバイパスは路肩が狭く交通量が多く走り辛い、バイパス
は避けて今回も旧国道を走ることにしてR2に乗る。古い街並が続く走り易い国道を快走、
尾道大橋の下を潜り尾道駅前に到る、今日の宿泊は更に西進して三原附近と予定を変更
している。尾道市街地を抜け海沿いを走る、木原で尾道バイパスが合流して大型トラック
などで交通量が一気に増加、緊張して4km程度走ると三原バイパスの入口、ほとんどの車
両はバイパスに流れ再びのんびりと走る。海を眺めて走り糸崎の手前から糸崎港への道路
に入る、山陽本線を右に見て糸崎駅を通過するとそのまま線路沿いのコースを走りR2を
渡ると三原駅に到る、駅の直ぐ横で安いBH TODAIを見つけて宿泊、小ぢんまりとした
ホテルで高齢者がフロントを勤めている、設備もかなり古いし利用客も少ないようだ、
しかしすぐ近くに大型スーパーが有り至極便利、駅前なのに静かな場所。
05/20 7:00 出発、晴。
朝の三原駅前も閑散としている、通勤通学時間には少し早いためか人も車も見かけない。
駅前を南下してR2を渡り三原港に到る、更に港の前を南下して沼田川の河口に到り左岸を
遡る。すぐに沼田大橋に出合う、少し上流を呉線の鉄橋が渡っている、沼田大橋は駅前と
は異なりかなりの交通量、市街地から出て行く乗用車の方が多い。橋を渡るとR185と出合
い乗り換える、交通量は更に増加する、渋滞には到らないがかなり緊張した走りを強い
られる。工場地帯を抜け海沿いを走る、海抜数メートルで瀬戸内有数の多島海を眺めて南
下する快走路だが生憎靄が掛かり眺望は悪い。須波を通過して西に向かって走ると前方に
大きな船が見える、近付くと幸崎の今治造船所でほとんどの乗用車はここで消える。
幸崎 今治造船所
前方から来る乗用車や鉄道から降りて来たらしい所員で幸崎の市街は人で溢れている、
横断する人々に注意しながら市街地を抜けると内陸に向かう。交通量はまだ多いが走り
易くなった、小さな峠を越え竹原市に入ると忠海に到る、ここからは大久野島や大三島へ
のフェリーが出ているが島は白いベールの中。忠海からは再び海沿いを走る、穏やかな
海は視界が1km程度で島影が薄く浮かび小さな白い釣り船が漂う、長閑な風景が続く。
安芸長浜附近
安芸長浜を通過して小さな半島を廻ると南から竹原市街に向かう、R185沿いの竹原港を
通過して市街地に入ると再び西に走る。計画では竹原から大崎上島に渡る予定だったが、
三原での宿泊で時間的余裕が充分なため「とびしま海道」から渡ることにした。竹原から
は海沿いを離れ内陸の田園地帯をほとんど呉線と併走、交通量は地元の車が若干走るだけ
だが、竹原を離れるとコース状態は古い国道になる。吉名を通過して小さな峠を越え東広
島市に入ると交通量はほとんど無くなる。再び海沿いを走り安芸津を過ぎると南に走る、
しばらくすると前方に島と繋がる橋が見えてくる、大芝大橋のようだ。大芝大橋から蠣養
殖筏が浮かぶ三津口湾に沿って安浦に到る、交通量は安芸津・安浦と大きな町を通過する
毎に増加してダンプや大型車も走り出す。
大芝大橋
R185は安浦から内陸を走り半島を横切ると再び海沿いに出る、川尻港を通過してしば
らく海沿いを流れのままに走り安芸大橋に到る。橋へのアプローチに乗るとすぐに料金所、
50円を支払い橋に乗る、通行車両はかなり少なく素晴らしい好天で海を見ながら走るには
最高、しかし生憎と視界は悪い。下蒲刈島に渡るとk74から山腹の蒲刈広域農道に乗り
継ぎ蒲刈大橋を渡る、上蒲刈島は時計回りに北岸を走る。橋から向の集落に下ると曲がり
くねった狭い道路に大型バスがいる、曲り角毎に停車し徐行して行くバスの後に続く、
逃げる道も無いので仕方がない。集落を抜け出た海岸沿いに在る集会所前の広場で大勢の
高齢者が待っている、バスはその広場に入り停車、やっと解放されて海沿いの1.5車線を
快走。
蒲刈大橋 上蒲刈島より
安芸灘大橋 上蒲刈島より
交通量は極稀に地元の車と出会うのみ、海岸線に沿って大小のカーブを繰り返して田戸
の集落に到る、かなり大きな集落で漁港も有る。田戸からコースは2車線になり道路状況
は良くなる、ここでも大型バスと行き違う、行き先表示は医療センターで広か呉に向う
ようだ、先ほどのバスと同じ行き先。走り易いフラットコースを快走し島の東側の大浦に
到ると前方に橋が見えて来る、大浦は漁港を持つ大きな集落、集落の手前で「とびしま海
道」の案内に従い大浦背後の山地を大きく迂回する農道に乗り換える。左下に大浦の集落
を見ながらアップダウンや急勾配を繰り返しk287の新道に出合い乗り換える、稜線上を東
進して長いトンネルを抜けると豊島大橋を渡る、大浦の集落を走り抜けた方が遥かに距離
は短く走り易かったようだ。豊島も時計回りに北岸を走る、小さな島ですぐに東側の豊浜
に到る、ここも集落の遥か北方から「とびしま海道」の案内に従い広域農道「安芸灘オレ
ンジライン」に乗る、山間のアップダウンで面白みの無いコース、蜜柑畑の中を走るが
期待した花の時期には早過ぎたようで咲いていない。蜜柑の花の香りに包まれて走るのを
楽しみに「とびしま海道」と「しまなみ海道」をコースに組み込んだのに残念。高台から
豊浜大橋を渡る、ここも豊浜の集落内を通過した方が走り易かったようだ。
豊島大橋
豊浜大橋
大崎下島も北岸を走るが靄の掛かった海ばかりを眺めて走るのはいささか飽きて来た、
フラットで交通量の無い走り易いコースなのだが変化がない。東海岸に廻ると直ぐに小長
のフェリーのりば、出航時間を確認して御手洗に向かう。今日の御手洗は団体など観光客
が多い、江戸から明治にかけて栄えた湊町をゆっくり散策。岡村島に渡るには少し時間的
に窮屈なためフェリーのりばに戻り出航を待つ。フェリーは定刻どおりに出航、共に乗船
したのは乗用車が2台と自転車が一台、中ノ瀬戸大橋を潜り15分足らずの航海で明石港に
上陸。
御手洗
太鼓橋と高灯篭
中ノ瀬戸大橋
大崎上島を反時計回りに走る、沖浦の集落を抜け中ノ鼻から東海岸を北上するとすぐに
木江の集落に到る、集落の入口に天満港が在る。出航時間を確認して再び東海岸を北上、
1.5~2車線の走り易いコースで交通量はほとんど無い、北端の鮴(めばる)崎港から垂水港を
経て西海岸を南下。大崎上島はこれ以上走っても見る所は無い、太田からk358に乗り木江
に向かう、大崎トンネルを抜け島を横断するこのコースは結構交通量が有る、島の中心大
崎と木江を結ぶ主要道のようだ。木江に戻ると集落の街並を見て回るが直ぐに廻り切る、
フェリーのりばで出航を待つ。定刻に今治からフェリーが戻って来る、乗用車が4台と
タンクローリーが一緒に乗船、バイクはロープで固定するとのこと、内海のすぐ目の前に
渡るフェリーでは初めて。しかし出航して納得、潮の流れが速いようでかなりの横揺れが
有る。
木江 木造五階建
フェリー
ここも15分程度の航海で大三島の宗方に上陸、宗方港はフェリーのりばが有るだけで周
囲に集落も無い。先行する乗用車に付いて走るとk51に乗り予定のキャンプ場の在る島の
北部を目指す。k15は大三島環状道路で山間を走る快走コース、時折海を隔てて大崎上島が
見えるが高原地帯を走るような印象。宮浦のA-coopで食料調達を調達して近くで給油。
このスタンドのメータは疑問、リザーブに切り替えて10km前後の走行で3.9ℓも給油して
いる、ガス欠で給油してもこれだけ入れるのは困難、以前日光では4.2ℓと言われた時以来
の怪現象、愛車のタンクはカタログデータで4ℓ。宮浦を出て半島を二つ越えると砂浜の海
岸線を走る、道路脇の林の中に盛キャンプ場が在る。閉鎖している様子、利用案内に従い
インフォメーションにtel、盛は閉鎖中で多々羅を利用するようにとのこと。仕方がない
ので多々羅の道の駅に向かう、海岸沿いの交通量の少ない快走路を走る、宮浦で購入した
折角のビールが温くなる、早く飲みたいので気が急いている、ここに油断が有った。突然
後方が赤くなり「前方のバイク、停止して下さい」との停止指示が聞こえる、周りにバイ
クも車もいない、私かいなと思い速度を落とすと左の道路に入れとの指示。指示に従い左
折して下車するが止められた理由が思い当たらない、速度は若干越えていたが5km程度、
愛媛はこの程度で捕まえるのかと不満。しかし警察官の説明を聞いて唖然、直ぐ先の上浦
での一時停止違反、標識が有ったはずとのこと、しかし全く気付かなかった。直線の広い
道路で一時停止が有るとは思いもしなかった、パトカーは左手海側に隠れていて旅行者
狩りに遭ったようだ、確かに右手に県道が分かれて行く標識は見ていた、完全に集中力が
欠如していた、今後の戒めにしたい、5,000円の振込用紙を貰い目と鼻の先に在る道の駅に
向かう。キャンプ場の手続きをして多々羅大橋下のキャンプ場へ、SUVの家族連れが大型
テントを張っている、少し離れた所に荷物を下ろし寛ぐ。朝夕には鶯が鳴きホトトギスも
鳴く、サイトは自然豊かで快適なのだが高架橋直下では大型車両の振動でうるさい。海水
浴場が併設されており夏のシーズンは利用を避けた方が賢明。夕方は西日が当たり
暑かったが夜半から冷え込む、シュラフカバーのファスナーを目一杯閉める、夜間は
ホトトギスの鳴き声と車の振動でしばしば目覚める。