60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

四国 西部 2015 初夏 (3)

2016年01月14日 | 四国


 05/22 7:20 出発、晴。
 小鳥の声で起こされる、ウグイス・シジュウカラなど。朝からの強い日差しの中を出発、
太鼓橋を南下してk13に乗る。新居浜市街の中心地を走り抜け港湾地帯を更に西進、k13
は両車線とも通勤時間帯で混み合っている。西条市の中心地でk140に乗り換え南下、西条
駅にぶつかると駅の西側で予讃線を潜り更に南下してR11に出合う、国道を一信号走り
R194に乗る。南下を始めるとすぐに登りとなる、穏やかな長い登りが続くが交通量は
かなり少ない。松山道の高架を通過して広い谷間を快走、地図ではコース左右に小字名が
記載されているが周囲に人家は見当たらない、改めて四国の人口密度の低さを実感。
ほとんどシフトダウンすることなく快走して寒風山トンネルに到る、トンネルの約1km
北方から旧道に入る。1.5車線で九十九折れの緩い登りが続く、シフトダウンせずとも20km
程度で走れる、のんびり走っているとクラックションを鳴らされる、後続車が来るとは
思ってもいないので後方への注意は全くしていなかったので驚く。道を譲ると香川№の
ワンボックスが追い越して行く、旧国道を更に登るが景観は特に良好ではない、しばらく
走ると旧寒風山トンネルに到る。一車線のトンネルは照明が無く真っ暗、直線で出口が
見えているからそこそこの速度で走れるが1kmの狭いトンネルはかなり緊張する。

寒風山旧道

旧寒風山トンネル


 トンネルを抜けた寒風茶屋で休憩、先程のワンボックスも停車しており少し年長の男女
数人が休憩している。彼らと挨拶を交わした後瓶ヶ森林道を行く、交通量は国道より多い
くらいだがそれでも少なく走り易い。林道の入口からは急勾配が続く、小カーブを繰り
返して進むと左手の樹間に笹ヶ峰の稜線が美しい。小さなトンネルを幾つも抜けて行くと
勾配は穏やかになる、視界が開け左前方に東黒森などが美しい、途中の日陰にはまだ雪が
残っている。更に登り県境の稜線を行く、伊予富士・東黒森・自念子ノ頭の高知県側を
吉野川源流の樹海を見下ろしながら走る。自念子ノ頭を通過して西黒森から瓶ヶ森へと
快走する、岩壁のコースで瓶ヶ森を通過すると下りとなる、ヘアピンを繰り返して子持権
現まで下ると谷を隔てて西方に石鎚が見える。更に若いブナ林のコースを下ると笹原の
シラサ峠に到る、峠から再びブナ林の登りとなり伊吹山からよさこい峠を経て土小屋で
休憩。ここでも香川№のワンボックスの連中が休憩している、彼らとしばらく話をした後
出発。

寒風山

笹ヶ峰

寒風山・笹ヶ峰

東黒森

東黒森(2)

伊予富士

自念子ノ頭

吉野川源流

西黒森・瓶ヶ森、東黒森西方より

西黒森・瓶ヶ森、東黒森西方より(2)

瓶ヶ森、自念子ノ頭附近から

西黒森、自念子ノ頭附近から

西黒森、瓶ヶ森附近から

西黒森、瓶ヶ森附近から(2)

瓶ヶ森から往路を振返る

石鎚、氷見二千石原附近から

シラサ峠附近

シラサ峠附近から瓶ヶ森を

よさこい峠附近から瓶ヶ森

よさこい峠附近

土小屋から瓶ヶ森

土小屋から石鎚

k12 石鎚スカイラインから


 k12に乗りカーブを連続して下る、ブナの新緑を下る快走路だが対向車が有るので油断は
出来ない。大きなヘアピンで急勾配を下ると面河川に下る、川に沿った緩い勾配のコース
は快走路、快適に下るとR494と出合い乗り換える。この国道も交通量はほとんど無く
面河川の渓谷に沿った快走路、出合から北部は狭くヘアピンが続く厳しいコースだが、
南部はカーブも緩くコースは改修されて走り易い。東川で高知へのコースはk12からk212
を経てR33へ分岐する、国道は東に向かい仁淀川から高知に向かうがここから先は狭く
走り辛いコースとなる。ほとんど全ての車は右折してk12に乗る、コースは国道と同様に
広く走り易い、しばらく南下すると美川に到りR33と出合う。R33に乗り換え面河川に
沿って南下、松山と高知を結ぶ幹線道だが交通量はかなり少ない、しばらく快走すると
R440の分岐点、ガスが気になるので分岐の先のスタンドで給油。分岐に引き返すとR440
に乗り換える、R33はここから東に向かうがR440は二つの長いトンネルを抜けて南下、
黒川渓谷に沿って走るコースは変化に富んで面白い、地芳トンネルの完成に伴いコースの
改良も成され走り易い、横野で地芳トンネルを抜ける新道と別れ四国カルストの案内に
従い旧道に乗る。西予方面に向かうk36と分かれ川沿いを少し南下するとコースは杉林の
狭い登りとなる、小カーブを繰り返して厳しい勾配を行くと後方に大型バイク、コースを
譲ると山口№のBMWが追い越して行く。地芳峠に到ると梼原に下る国道と分かれ
k383に乗り換えカルストに向かう、峠から姫鶴平までは2kmほどの距離で200m以上も
高度を上げる厳しいコース、広がる景観を楽しむ余裕も無く喘ぎ登る、姫鶴平には地元の
ライダーが数人集っている。カルストの散策路を廻った後天狗高原に向かう、ここからの
勾配も厳しい、広々とした高原に伸びるコースは急勾配に見えないが実際に走ると
我車には厳しい、五段城ではローにまでギアーを下げてやっと越える。五段城から天狗荘
まで快走してk48に乗る、k48はすぐに高原から下る。

四国カルスト(1)

四国カルスト(2)

四国カルスト(3)


 尾根筋を南下する東津野城川林道は全面通行止めの案内、続けてk48を行く、カーブの
繰り返しで山腹を下ると枝が谷川に沿った急勾配を小さなヘアピンの繰り返しで進む、
コース中程から小集落が現れ川沿いには小さな棚田が続く。田植えの準備作業が進む棚田
を眺めながら快走するとR439に出合う。

枝が谷川沿いの棚田


 国道は水田地帯の快走路、行き交う車は全く見当たらない、変化の乏しいコースを
坦々と走り東津野でR197に出合う。R197に乗り換え西に向う、少ないがこちらの国道に
は車が行き交う、当別峠を越え更に勾配を走ると梼原町に入る、小さなトンネルを幾つか
抜けると太郎川公園に到着。ライダーズインで料金を聞き断念、隣のキャンプ場に行く。
サイトは少し上の林間らしいが管理棟下の小広場で幕営できるとのこと、水とトイレは
管理棟に在るので便利、幕営を決める。設営して梼原中心街のスーパーへ買出しに、
先程の山口№のBMWが停車しているのでライダーと話す、彼はライダーズインに宿泊
したそうだ。サイトに戻り寛ぐ、5時過ぎに下関の若いライダー3人グループが到着。


四国 西部 2015 初夏 (2)

2016年01月10日 | 四国


05/21 7:05 出発、晴。
鶯の声に送られて出発、キャンプ場入口のサークルKでゴミを処分して道の駅でトイレ
ストップ。道の駅からR317に乗りほとんど交通量の無い東海岸の国道を走る、大三島大橋
が朝日に美しい。大三島大橋は対向のバイクが多い、通勤時間帯のためか。伯方島も順調
に走り、大島大橋を渡るとk49からR317で大島中央部を横切り来島海峡大橋に到る。来
島海峡大橋を撮影した後橋を渡る、海は青く穏やかで見晴らしも良好、完璧な快走日和。

大三島橋

大島大橋

来島海峡第一大橋

 
 糸山で大橋を下りk161からR317を経て今治に到り中心街でk38に乗り継ぐ、今治市街
は渋滞には至っていないが混み合っている、そのままの流れがk38にも続き大型車や乗用
車で埋まっている。路肩に余裕の無い県道で追い越し車に注意しながらミラーと前方を交
互に睨み緊張して走る。桜井からR196と合流、交通量は更に増加するが路肩部分に余裕が
出て走り易くなる、小松の手前から右前方に山並みが美しい、石鎚の山塊が午前の日差し
に輝いている。小松からk13に乗り換え港湾地域に向かい東予道路に乗る、港湾地域を
東に走る東予道路は行き交う大型車両で混雑している、有料道だった頃は閑散として走り
易いコースだったがk13に組み込まれた今は主要産業道路となっている。k13は西条から
路肩が広くなり余裕が出るが、追い越す大型車も多く緊張は続く、また信号も多く度々
停止させられる。西条市街地を通過するとR11と合流、すぐの天神ICでk13は再び国道
と分離して港湾地帯を走る。西条と新居浜の臨海地区を走るk13は広く路肩にも余裕が
有るが、R11の迂回路として大型車で溢れている、しかも信号がやたらと多く毎回停止
させられる。新居浜市街に入ると交通状況は好転する、途中の磯浦郵便局で昨日の振込み
を済ませる。他に利用者のいないこの郵便局の男性職員は奇遇なことに我住居の極近くの
出身、しかもバイクが趣味とかでしばらく話をする、彼と話が出来て昨日からの鬱屈した
気分が晴れた。磯浦から更に東進、新居浜市街地に入ると新居浜駅の案内に従い市街地を
南下、途中のスタンドで別子へのコースを尋ね、教示に従いその場から西進してk11に
乗る。新居浜市街を南下して予讃線の高架を潜りR11を渡るとk47に乗り継ぎ更に南下、
国領川にぶつかるとコースが不明、道なりに広い道路を進むと北上して市街地に戻りそう、
散歩の女性に別子へのコースを尋ねる、すぐ傍の橋を渡り対岸の道路を南下するとのこと。
新田橋を渡り国領川右岸を南下、すぐに市街地を出て松山道の高架を潜ると川沿いの登り
になる、穏やかな交通量の少ない別子ラインと名付けられた新緑のk47を快走。マイン
トピア別子を通過すると交通量は更に少なくほとんど車とは出会わない。新緑の山を見
上げながら開けた渓谷を走る、左右の山肌以外は何も見えないし人家も無い、しばらく
南下すると東平(とうなる)の案内板が在る、別子銅山の施設跡まで道路が通じているようだ。
案内によると片道5.5kmのコースらしい、一車線の急勾配に乗り入れると小さなカーブの
連続で高度を上げる、路面状況も厳しく乗り入れたことを若干後悔する。途中でマイクロ
バス2台とすれ違い急勾配を喘ぎ登ると東平に到る、施設跡を見学して駐車場に戻ると
小型観光バスが2台停車しているし、乗用車も数台停車している、ここは旧銅山遺構見学
登山コースの出発点のようだ。往路を戻る、対向車が気になるのでエンジンブレーキを
利かせ慎重に下る、はるか下に新緑の中を行くk47が見える。

東平 索道基地跡

東平へのコースからk47別子ライン

 
 入口に戻り再び別子ラインを走る、ここから県道は九十九折れとなる、コースのほとん
どは改良され走り易いが勾配は厳しい、ギアーをローにして走ることもしばしば。大永山
トンネルを抜けると下り勾配になるがコースは狭くなる、しばらくカーブを繰り返し下る
とダム湖に沿って走る、岸壁に刻まれたコースは小カーブの連続で幅が狭い。別子ダムを
通過すると狭い谷間を行く、下りコースだが幅は狭く小さなカーブが続く、目に入るのは
ただ新緑ばかり、人家もないし車も来ずひたすら緑を走る。途中でコンクリートミキサー
と行き違った時は、停止して岸壁に身を寄せてもスレスレ。市役所支所の在る所が別子の
ようだが中心地としてはほとんど建物が見当たらない、通り過ぎたが郵便局を見て引き
返し周囲を少し眺める。郵便局は別子郵便局の看板を掲げ、道路下の斜面には人家が見え
る、林に包まれ走っている時には気付かなかったが何軒も見える、しかし住人が居るのは
何軒有るのか。やはりここが別子の中心のようだ。更に下ると公民館や別子資料館の在る
処に到る、資料館は閉館、ここも周囲に民家は見当たらない。ここからコースはk6となり
広く走り易い下り、川沿いのワインディングロードを快走、しかし景観は全くダメ、深緑
の谷底を走るのみ、海から少し内陸に入った処だが物凄い山奥を走っているのが不思議、
北海道の山間を走っているかのように人の気配が全く感じられない。数キロ下るとダム湖
に沿って走る、右手に湖を見ながら快走すると公園が在りパークゴルフ場やレストランが
在る、そこから少し下ると富郷ダム、下流には深い谷間が続く。深い谷間を快走して金砂
湖上流の平野橋でR319と出合い乗り換える、橋を渡りダム湖に沿って走る、国道は狭く
県道の方が立派、すぐに湖畔から離れカーブの繰り返しで急勾配を登る。登り切った所が
法皇トンネル、古いままのトンネルで一車線、直線だが1.5km以上の狭いトンネルでは速
度が出せない、幸い対向車とは出会わなかったが緊張して通過する。トンネルから小カー
ブを繰り返し下ると具定展望台が在る、展望台からは川之江・三島など四国中央市の市街
地の景色が広がる。

法皇トンネル

具定展望台より川之江方面

具定展望台より三島方面

 
 展望台からヘアピンの繰り返しで下り、松山道を潜ると三島市街地に到る、市街地を
走り抜け海沿いの道路を新居浜に向かう。豊岡からk13に乗り継ぎ更に西進、西の山を
越える附近では海の景色が素晴らしい。多喜浜から港湾道路で黒島に渡り黒島海浜公園の
サイトに行く、芝の快適そうなサイトだが宿泊するには設備が不十分、再び港湾道路を
走ると太鼓大橋を渡り新居浜東港のマリンパーク新居浜に到る。海浜運動公園に設置され
たサイトで広々とした芝のサイト、設備は整っておりスタッフも好印象で快適そう。太鼓
橋を南下したk13との交差点にはコンビニが在る、早速飲み物の確保に出かけ寛ぐ。


四国 西部 2015 初夏 (1)

2016年01月07日 | 四国


05/19 7:05 出発、雨。
 小雨が降っているが、予報では間も無く上がるらしいので出発。通勤時間帯のうえに
雨のせいか県道k15は渋滞気味、一回の信号では通過できないし青になっても前進しない、
渋滞の列に並びじっと我慢。三木を目指して乗り換えたR428も渋滞、k85に乗り継ぎしば
らく走ると明石方面へのコースに半数が流れて行くがそれでもまだ多い。つくはら湖に
沿って走り三木市に入いりk38に乗り換える、三木市街に到るとまたも渋滞で前進しない、
ここは車列の脇を進み前に出るが思うようには進めない、出発してから三木市街を通過
するまでに通常の50%増しの時間が掛かったし燃費も精神衛生もかなり悪い。三木から
雨は上がり交通量も減り順調に走る、加古川をスムーズに渡りk65を快走して姫路に到る。
お城の北側で姫路市街を順調に通過しk5に乗り換えると西に向う、龍野市街はR179に
乗り龍野橋で揖保川を渡り通過、k5を快走して上郡。上郡から晴天となり気温が上がり
暑くなる、k90に乗り更に西進して船坂の集落から山間に入る。県境の山伏峠は標高300m
だが意外と手強い、毎回シーズン第一日目に越えるため人もバイクも本調子が出ていない、
何時も登り切れずに悪戦苦闘して県境を越える。ようやく峠を越え八塔寺の交差点から
k368を南下、この時期この辺りは桐の花の最盛期だが今年はやや少ないようだ、緩い下り
を快走して吉永に到るとk96に乗り山陽線に沿って走り和気を通過する、R374から和気橋
で吉井川を渡り再びk96を西に向かう。今日もk96は交通量がかなり有り大型車も行き
交う、絶えずミラーを睨みながら慎重に走り、k81に出合うと乗り換えて南下。東岡山駅
から高架下を走り高島駅前から集落に直進して旭川左岸を目指す、河岸に到ると真新しく
広い道路が有る、とりあえず左折して新しい道路を走ると何時も乗るk96の新道と出合う。
右折して新道に乗り旭川を渡り岡山市街地に入るとR53に乗り継ぐ、流れに乗って西進し
R180に乗り換える。昼時なのにR180は何時もどおり混雑している、緊張して流れのまま
に走り吉備津神社前を通過してk270に乗る。この県道も何時もどおり交通量が多い、しか
も取締りをよく実施している、今日も白バイを3台も見かける、ここは慎重に走らないと。
国分寺で何時もどおり休憩、向島の河野温泉に連絡すると満室、急いで出発して今日の宿
泊場所を探さねば。清音からR486に乗り西進、快晴になり前方から熱風が吹きつけるよう
な暑さの中を行く。国分寺に到る前にガスはリザーブに切り替えている、そろそろ給油
しておくほうが良さそうなので矢掛のスタンドで給油、今日は走り方がよほど悪いのか燃
費が悪い、通常は尾道で給油なのに。井原を通過してしばらくすると何時の間にかバイ
パスを走っている、広く新しいコースで交通量は少ない、3km程進むと狭い道路にぶつ
かりバイパスは途切れる、左は神辺工業団地右はR486の案内表示、何時の間にか広島に
入っている、案内に従い国道に向かう。国道をしばらく走ると湯野の交差点、コースは右
折だが左折側には広く新しい道路が出来ていて神辺工業団地の案内、記憶に留めて右折。
神辺市街地を西に走りk395に左折して芦田川右岸堤防を走る、動物園の案内に従い走ると
k396に出合う、k396に乗り換え西進するとk48との出合。k48は改良された県道で広く
交通量も少なく走り易い、山間のアップダウンを繰り返し南下すると松永に到る、途中で
R2の松永バイパスの高架を潜るがバイパスは路肩が狭く交通量が多く走り辛い、バイパス
は避けて今回も旧国道を走ることにしてR2に乗る。古い街並が続く走り易い国道を快走、
尾道大橋の下を潜り尾道駅前に到る、今日の宿泊は更に西進して三原附近と予定を変更
している。尾道市街地を抜け海沿いを走る、木原で尾道バイパスが合流して大型トラック
などで交通量が一気に増加、緊張して4km程度走ると三原バイパスの入口、ほとんどの車
両はバイパスに流れ再びのんびりと走る。海を眺めて走り糸崎の手前から糸崎港への道路
に入る、山陽本線を右に見て糸崎駅を通過するとそのまま線路沿いのコースを走りR2を
渡ると三原駅に到る、駅の直ぐ横で安いBH TODAIを見つけて宿泊、小ぢんまりとした
ホテルで高齢者がフロントを勤めている、設備もかなり古いし利用客も少ないようだ、
しかしすぐ近くに大型スーパーが有り至極便利、駅前なのに静かな場所。

 05/20 7:00 出発、晴。
 朝の三原駅前も閑散としている、通勤通学時間には少し早いためか人も車も見かけない。
駅前を南下してR2を渡り三原港に到る、更に港の前を南下して沼田川の河口に到り左岸を
遡る。すぐに沼田大橋に出合う、少し上流を呉線の鉄橋が渡っている、沼田大橋は駅前と
は異なりかなりの交通量、市街地から出て行く乗用車の方が多い。橋を渡るとR185と出合
い乗り換える、交通量は更に増加する、渋滞には到らないがかなり緊張した走りを強い
られる。工場地帯を抜け海沿いを走る、海抜数メートルで瀬戸内有数の多島海を眺めて南
下する快走路だが生憎靄が掛かり眺望は悪い。須波を通過して西に向かって走ると前方に
大きな船が見える、近付くと幸崎の今治造船所でほとんどの乗用車はここで消える。

幸崎 今治造船所

 前方から来る乗用車や鉄道から降りて来たらしい所員で幸崎の市街は人で溢れている、
横断する人々に注意しながら市街地を抜けると内陸に向かう。交通量はまだ多いが走り
易くなった、小さな峠を越え竹原市に入ると忠海に到る、ここからは大久野島や大三島へ
のフェリーが出ているが島は白いベールの中。忠海からは再び海沿いを走る、穏やかな
海は視界が1km程度で島影が薄く浮かび小さな白い釣り船が漂う、長閑な風景が続く。

安芸長浜附近

 安芸長浜を通過して小さな半島を廻ると南から竹原市街に向かう、R185沿いの竹原港を
通過して市街地に入ると再び西に走る。計画では竹原から大崎上島に渡る予定だったが、
三原での宿泊で時間的余裕が充分なため「とびしま海道」から渡ることにした。竹原から
は海沿いを離れ内陸の田園地帯をほとんど呉線と併走、交通量は地元の車が若干走るだけ
だが、竹原を離れるとコース状態は古い国道になる。吉名を通過して小さな峠を越え東広
島市に入ると交通量はほとんど無くなる。再び海沿いを走り安芸津を過ぎると南に走る、
しばらくすると前方に島と繋がる橋が見えてくる、大芝大橋のようだ。大芝大橋から蠣養
殖筏が浮かぶ三津口湾に沿って安浦に到る、交通量は安芸津・安浦と大きな町を通過する
毎に増加してダンプや大型車も走り出す。

大芝大橋

 R185は安浦から内陸を走り半島を横切ると再び海沿いに出る、川尻港を通過してしば
らく海沿いを流れのままに走り安芸大橋に到る。橋へのアプローチに乗るとすぐに料金所、
50円を支払い橋に乗る、通行車両はかなり少なく素晴らしい好天で海を見ながら走るには
最高、しかし生憎と視界は悪い。下蒲刈島に渡るとk74から山腹の蒲刈広域農道に乗り
継ぎ蒲刈大橋を渡る、上蒲刈島は時計回りに北岸を走る。橋から向の集落に下ると曲がり
くねった狭い道路に大型バスがいる、曲り角毎に停車し徐行して行くバスの後に続く、
逃げる道も無いので仕方がない。集落を抜け出た海岸沿いに在る集会所前の広場で大勢の
高齢者が待っている、バスはその広場に入り停車、やっと解放されて海沿いの1.5車線を
快走。

蒲刈大橋 上蒲刈島より

安芸灘大橋 上蒲刈島より

 交通量は極稀に地元の車と出会うのみ、海岸線に沿って大小のカーブを繰り返して田戸
の集落に到る、かなり大きな集落で漁港も有る。田戸からコースは2車線になり道路状況
は良くなる、ここでも大型バスと行き違う、行き先表示は医療センターで広か呉に向う
ようだ、先ほどのバスと同じ行き先。走り易いフラットコースを快走し島の東側の大浦に
到ると前方に橋が見えて来る、大浦は漁港を持つ大きな集落、集落の手前で「とびしま海
道」の案内に従い大浦背後の山地を大きく迂回する農道に乗り換える。左下に大浦の集落
を見ながらアップダウンや急勾配を繰り返しk287の新道に出合い乗り換える、稜線上を東
進して長いトンネルを抜けると豊島大橋を渡る、大浦の集落を走り抜けた方が遥かに距離
は短く走り易かったようだ。豊島も時計回りに北岸を走る、小さな島ですぐに東側の豊浜
に到る、ここも集落の遥か北方から「とびしま海道」の案内に従い広域農道「安芸灘オレ
ンジライン」に乗る、山間のアップダウンで面白みの無いコース、蜜柑畑の中を走るが
期待した花の時期には早過ぎたようで咲いていない。蜜柑の花の香りに包まれて走るのを
楽しみに「とびしま海道」と「しまなみ海道」をコースに組み込んだのに残念。高台から
豊浜大橋を渡る、ここも豊浜の集落内を通過した方が走り易かったようだ。

豊島大橋

豊浜大橋

 大崎下島も北岸を走るが靄の掛かった海ばかりを眺めて走るのはいささか飽きて来た、
フラットで交通量の無い走り易いコースなのだが変化がない。東海岸に廻ると直ぐに小長
のフェリーのりば、出航時間を確認して御手洗に向かう。今日の御手洗は団体など観光客
が多い、江戸から明治にかけて栄えた湊町をゆっくり散策。岡村島に渡るには少し時間的
に窮屈なためフェリーのりばに戻り出航を待つ。フェリーは定刻どおりに出航、共に乗船
したのは乗用車が2台と自転車が一台、中ノ瀬戸大橋を潜り15分足らずの航海で明石港に
上陸。

御手洗

太鼓橋と高灯篭

中ノ瀬戸大橋

 大崎上島を反時計回りに走る、沖浦の集落を抜け中ノ鼻から東海岸を北上するとすぐに
木江の集落に到る、集落の入口に天満港が在る。出航時間を確認して再び東海岸を北上、
1.5~2車線の走り易いコースで交通量はほとんど無い、北端の鮴(めばる)崎港から垂水港を
経て西海岸を南下。大崎上島はこれ以上走っても見る所は無い、太田からk358に乗り木江
に向かう、大崎トンネルを抜け島を横断するこのコースは結構交通量が有る、島の中心大
崎と木江を結ぶ主要道のようだ。木江に戻ると集落の街並を見て回るが直ぐに廻り切る、
フェリーのりばで出航を待つ。定刻に今治からフェリーが戻って来る、乗用車が4台と
タンクローリーが一緒に乗船、バイクはロープで固定するとのこと、内海のすぐ目の前に
渡るフェリーでは初めて。しかし出航して納得、潮の流れが速いようでかなりの横揺れが
有る。

木江 木造五階建

フェリー

 ここも15分程度の航海で大三島の宗方に上陸、宗方港はフェリーのりばが有るだけで周
囲に集落も無い。先行する乗用車に付いて走るとk51に乗り予定のキャンプ場の在る島の
北部を目指す。k15は大三島環状道路で山間を走る快走コース、時折海を隔てて大崎上島が
見えるが高原地帯を走るような印象。宮浦のA-coopで食料調達を調達して近くで給油。
このスタンドのメータは疑問、リザーブに切り替えて10km前後の走行で3.9ℓも給油して
いる、ガス欠で給油してもこれだけ入れるのは困難、以前日光では4.2ℓと言われた時以来
の怪現象、愛車のタンクはカタログデータで4ℓ。宮浦を出て半島を二つ越えると砂浜の海
岸線を走る、道路脇の林の中に盛キャンプ場が在る。閉鎖している様子、利用案内に従い
インフォメーションにtel、盛は閉鎖中で多々羅を利用するようにとのこと。仕方がない
ので多々羅の道の駅に向かう、海岸沿いの交通量の少ない快走路を走る、宮浦で購入した
折角のビールが温くなる、早く飲みたいので気が急いている、ここに油断が有った。突然
後方が赤くなり「前方のバイク、停止して下さい」との停止指示が聞こえる、周りにバイ
クも車もいない、私かいなと思い速度を落とすと左の道路に入れとの指示。指示に従い左
折して下車するが止められた理由が思い当たらない、速度は若干越えていたが5km程度、
愛媛はこの程度で捕まえるのかと不満。しかし警察官の説明を聞いて唖然、直ぐ先の上浦
での一時停止違反、標識が有ったはずとのこと、しかし全く気付かなかった。直線の広い
道路で一時停止が有るとは思いもしなかった、パトカーは左手海側に隠れていて旅行者
狩りに遭ったようだ、確かに右手に県道が分かれて行く標識は見ていた、完全に集中力が
欠如していた、今後の戒めにしたい、5,000円の振込用紙を貰い目と鼻の先に在る道の駅に
向かう。キャンプ場の手続きをして多々羅大橋下のキャンプ場へ、SUVの家族連れが大型
テントを張っている、少し離れた所に荷物を下ろし寛ぐ。朝夕には鶯が鳴きホトトギスも
鳴く、サイトは自然豊かで快適なのだが高架橋直下では大型車両の振動でうるさい。海水
浴場が併設されており夏のシーズンは利用を避けた方が賢明。夕方は西日が当たり
暑かったが夜半から冷え込む、シュラフカバーのファスナーを目一杯閉める、夜間は
ホトトギスの鳴き声と車の振動でしばしば目覚める。