60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

北海道 2015 (1)

2016年01月31日 | 北日本


 6/10 14:25出発、晴。
 出発は明日の予定にしていたが、明日の午後から翌日に掛けて雨の予報、雨の中での
乗船待ちは厳しい。予定を繰り上げ今日出発することにして朝から荷造りを急ぎ昼前には
完成、蒸し暑い中の積込み作業で大汗を掻く。出発してすぐに近所のスタンドで満タンに
して県道k15に乗り舞鶴を目指す、やはり初日はバイクがふらつき塩田の水田地帯の農道
では速度が出せない、バランスを崩すと水田に落ちるような気がする。塩田から三田・
後川を経て篠山の日置に到りR173に乗る、R173は交通量が少なく何時も走り易い、安定
した速度で快走。道の駅瑞穂で休憩、この辺りから涼しくなり路肩の気温表示は21℃、
日陰に入ると肌寒さを感じる。綾部からR27に乗り換え山家から府道f1に乗る、幾つかの
集落を繋いで田園地帯を走り大町でf51に乗り換える。f51は改良区間が増えて走り易く
なっている、自転車道として整備しているようで菅坂峠を過ぎると工事箇所も有る。東舞
鶴市街に入ると何時ものスーパーで食料を調達してフェリーターミナルに向かう、乗船
手続きを済ませて2Fの待合室で寛ぐ。20時頃駐車場に移動、今日のフェリーは比較的
空いているが団体が乗船すると係員は言っていた、バイクは10台足らずでこの時期では
多い方か。高知市の同年代ライダーと話して乗船を待つ、彼は北海道のベテランで今回も
3ヶ月以上の予定で廻るらしい。21:30乗船、最近ではバイクは乗下船とも最後。

 6/11 曇。
 7:30起床、朝食。8:00入浴。15:20奥尻島に近付き携帯が受信可能になる、凾館の友人
N氏からのメール受信、奥尻島は靄で不鮮明。予定通りに小樽入港、下船すると運河沿い
を走り小樽駅前に到り、ローソンで食料調達してお馴染みのBH大幸に。

 6/12 7:25 出発、晴。
 小樽は曇天、すぐ西のR5に出て南下、通勤時間帯の前なのか人影は少なく交通量も
少ない。奥沢十字街(信)でR393に右折、このすぐ近くに北の誉酒造が有りこの附近は名水
の里、交通量の少ないR393を少し南下して天神の交差点で国道は左折する。住宅街を南下
する道々の方が主要道に思えるR393に乗るとすぐに長い登りが始まる、交通量の少ない
コースだが後続車に注意しながら大小のカーブを繰り返して厳しい勾配を登る。ワインの
丘を通過すると小さなヘアピンの連続を更に登る。対向車が時折下ってくるためマイ
ペースでは走れず喘ぎ登る、走ることに集中していて毛無山展望所を見落とす、気付いた
時は勾配が緩くなり毛無峠に向かう尾根筋に出てから。小樽は霧だったが尾根筋のコース
に出ると青空が広がっている、しかし時折谷筋から垣間見る眼下には霧の海が広がる、
左手前方には残雪の山が樹海の彼方に見える、キロロの奥の余市岳のようだ。

毛無峠より 余市岳


 新緑の白樺の樹海が左右に広がるコースを快走、今日のR393は珍しく交通量が多く大型
観光バス3台にも追い越される。毛無峠からの長く穏やかな下りは何度走っても素晴ら
しい、コースは広く路面も良好、左右にはタニウツギのピンクが続き初夏の日差しを受け
た新緑の樹海が眩しい。峠を下りキロロへの入口を通過すると牧草地が現れ時折人家も
現れる、小集落が現れると農地が広がり田植え直後の水田も現れる。快走していると路肩
に道の駅の案内板、こんな処に道の駅が在ったかなと思いながら都の集落に入ると都の
交差点に真新しいウッドハウスの道の駅が在る、立ち寄ると今年の3月に開設された駅
とのこと。道の駅は8:30の開店で駐車場には数台の車が停車しているのみ、少し中を
覗いた後サイドバッグを調整して再びR393に乗る。都から南下するとすぐに山間の登りに
なる、コース左右はカエデの新緑が続く、メープル街道と名付けられたコースは高度を
上げると左右にカエデの樹海が広がる。途中の俊岳橋から見下ろすと新緑のカエデの中に
朴の木の白い花が見える。更に長い登りを快走して樺立トンネルを抜けると樹海の先に
ニセコアンヌプリが見える、少し下ると左手の尾根の上に残雪の羊蹄山が見えて来る。
右手前方に残雪のアンヌプリ、左手に羊蹄山を眺めながら新緑の樹海を行く長く穏やかな
下りコースを快走。このコースは北海道の中で好きなコースのトップクラス、何とか黄葉
の時期に走ってみたいものだ。

楓新緑、樺立峠北、俊岳橋から

アンヌプリ、樺立トンネル南口より

羊蹄山 樺立トンネル南方より


 倶知安町の大和地区に下ると左右に農地が広がる、耕したばかりの畑、新芽が黄緑色に
広がる豆畑、芝のジュータンような麦畑などが続く。それらの畑の先にはアンヌプリと
羊蹄山が美しい、アンヌプリに向かい快走し出雲地区で直角に左折すると、今度は正面に
羊蹄山を見ながら走る、R276と出合うと乗り換えて倶知安市街に入る。

ニセコ連山倶知安大和附近より

羊蹄山倶知安大和附近より


 倶知安市街のスーパーで食料を調達してR5を南下、郊外に出て尻別川の橋上から
アンヌプリを撮影してd476に乗る、羊蹄山北麓に広がるジャガイモ畑の直線路を東に走る、
羊蹄山は西側に雲が架っていたが南東側の京極町に入ると全貌が現れる、度々停車して
景色を眺める。道の駅京極を通過して尻別川を渡ると京極市街に入りR276に乗る、羊蹄山
東山麓の直線コースを南下、このコースでも何度も停車し行程がはかどらない、国道が
ほぼ直角に左折して羊蹄山を背中にして喜茂別に到り給油。喜茂別でR230と合流するが
すぐに分かれR276は南東に向かう、交通量は少なく畑作地帯を行く走り易いコース、
鈴川・双葉を経て広島峠を越える。

アンヌプリ 倶知安橋から

羊蹄山 京極目名橋より

羊蹄山 更進ビューポイントより

羊蹄山 川上温泉附近より

羊蹄山 相川ビューポイントより

双葉附近より


 広島峠を下るとR453と合流して交通量が増える、ダケカンバの新緑の中を走る快走路
だが大型トラックも頻繁に走る、路肩は充分だが猛スピードで追い越されると緊張する。
道の駅大滝で休憩、大坂のキャンピングカーの年輩夫婦から声を掛けられる、16年間
通っていて今年は10月ぐらいまで滞在する予定とか、余り有名なキャンプ場や道の駅は
敬遠しているベテラン。ダケカンバの林を走り美笛峠を越え支笏湖へ下る、右下には樽前
山まで新緑の樹海が広がる、湖畔に下り湖に沿って走ると樽前荘に到る。支笏湖は晴天を
映し青く輝く、対岸の恵庭岳左後方の漁岳には残雪が見られる、今年は雪が多かったのか。
荷物を下ろし寛ぐ、今日は砂川事件の後なので交通取締が強力に行われている、倶知安
から支笏湖への途中もパトカーや白バイの他に駐在のミニパトも交通取締を行っている
のを何度も見かけた、今後も気を付けて走らねば。夜は石川の加賀温泉のU氏と21時
まで呑んで話す。

支笏湖