60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

しまなみ海道 2005秋

2012年04月07日 | 四国
しまなみ海道 2005秋

  尾道へ

 9/10日 7:05 出発、曇。
 高曇りで走り易そうな気候、土曜日の朝にしては通行量が多い。給油指示出ていてガスが
不安だが三木辺りでの給油を考え出発、快走して三木に到り本町のスタンドで給油。三木
鉄道の線路に沿って一路、厄神を目指す。加古川の堤防に上がるとすぐに県道k65に乗り
右折して橋を渡る。時折、古い集落を抜けながら走る一本道、主要道となっているのか
狭い道路だが様々な車両が走り通行量は多い。姫路市街の手前で高速道の高架に出会う。
姫路市街は中心を避けて北側を通過するつもりなので、高架に沿って走る。実は、ここ
から先は難なく抜けられると考えていたので、どのコースで姫路を抜けるか研究していな
かった。これが不覚となる。少し走ると、インターチェンジがあり、そこは右側から回り
こみ、そのまま山陽道沿いのコースを走る。姫路の市街を抜けた後、次の進路を決定する
つもりだった。しかし、どうもおかしいと思う、進行方向がどうも北に向かっている
ようだ。地元のタクシーについて行くと交通量の多い道路に出て、道路標示を見ると
福崎への表示がある。どうやら播但道に沿って走ったようだ。ICで左に走っていた道路が
山陽道なのだ、姫路市内へのバイパスかと、地図で確認せずに勝手に思い込んだツケが
回わってきた。市川を渡り国道らしき道路に出る、地図で確認をするとどうやら香寺町の
香呂に来てしまったようだ。国道を南下し、仁豊野(にぶの)駅の先で播但線の踏切を渡り、
地図で今後の進路を確認、競馬場の北側を西行し運良くk5に出合う。あとは道なりに龍野
を目指すだけ。龍野の市街に入ると、新宮方面の指示に従い右折。すこし走ると「新宮、
佐用」左折の表示、表示に従い揖保川を渡ると三叉になっており上郡は左折の指示、また
迷ったらしい。堤防上の道路を走ると「上郡」右折の表示、無事k5に戻る。龍野西郊の
コンビニの駐車場で休憩。深呼吸をして出発、上郡までは通行車も少なく走り易い。上郡
は工事中のバイパスを走りk90で市街に入る、駅の北を走り抜けるとすぐに「吉永」の
表示が現れる、吉永はたしか岡山側の山陽線の駅名にあった。迷わず吉永を目指す。山陽
線に並行して走り智頭急行線の高架を潜ると、左の山陽線を2両のディゼル列車が東行
して行く、特急「いなば」かも。山陽線と別れると、ほとんど車の通らない山間の道を
快走し、峠を越えると岡山県に入る。しばらく下ると三叉路にぶつかり右「美作市街」
左「吉永」の表示、美作市って何時できたのやと思いながら左折。ダム湖に沿った下り
コースを快走、しかし現在位置がまったく不明のため、少々不安になる。停車し地図で
確認、少し北に上がり過ぎた感はあるが、走り易さでは悪い選択ではなかった。吉永への
半ばと言った処らしい。山中を抜けると時折農家が点在する長閑な農村地帯となり、吉永
駅の東で山陽線の踏切を渡りk96に乗り右折、バイパスを走り和気に向かう。予定どおり
和気を通過し、岡山への表示に従い吉井川を渡り田園地帯を走ると赤磐市の表示、この
市も何時できたのや。昼時近くになり東屋のある公園があるが、通行量の多い道路の反対
側であるし昼には少し早い時刻、まだ先に適地はあるかとやり過ごす。瀬戸駅付近を通過
すると山間の登りになる、通行量は結構多く岡山市への幹線道路か。峠の辺りからブドウ
畑が現れ、峠が岡山市の市境。少し下った所で昼の休憩、朝から約5時間走って来た。
おにぎりを食べ、コーヒーを飲みながら次のコースを確認、メールを送ろうとすると圏外
の表示、かなり山の中か。立ち上がって進行方向を見ると市街地らしきものが遠く
広がっている、あれが岡山市の中心か。再スタート、炎天下での休憩のせいかエンジンは、
まだかなりの熱を持っている、休憩場所は選ばないと。下って岡山市の郊外に行くと、
東岡山駅の表示。表示に従い左折し東岡山駅に出る、右折して山陽線と新幹線の高架沿い
に岡山に向かう。旭川にぶつかり戸惑うが無事バイパスに乗り旭川を渡る、そのまま西に
進み岡山市街の北側を抜け岡山大学の前でR53に合流して吉備津を目指す。吉備津からは
清音に向かい、後は井原鉄道沿いに走り、福山の北方に出るだけ、楽勝。「津山・総社」の
道標に従い広いR53を走る、津山方面へ向かうR53が右に別れてすぐに「総社・鳥取」の
標示が有りR180に乗る、総社はかなり北部との認識があり不安になり停車。地図で確認、
総社は吉備津のすぐ北隣。道なりに走ると橋を渡り道路が狭くなる、通行車も信号も多く
イライラしてくる。狭い町並みを走っていると吉備神社の案内が有る、迷わず左折し狭い
道路に入り踏切を渡ると目の前が神社。境内に入り清音へのコースを地図で確認、しかし
方位がわからん、かなり疲労している。とにかく走れと、神社に沿った小道を左回りに
走る、するともっと大きな神社の前に出た。こちらが吉備神社で先が吉備津彦神社か、
参道を走り国道に戻る。信号待ちが多く走り辛いので地道を走ろうと適当に左折、住宅地
に迷い込む。遠くに通行量の多い道路が見えるので、畑中の小道を走る。件の道路に出て
走り出すと三叉路が現れる。ルート№が表示されているが、どちらも予定の№ではない。
地図で確認、やっと現在地が分かり間違いと気付く。元の国道に引き返し少し走ると、
井原への標識。左折してやっと予定のコースk270に乗る。少し下り坂気味の交通量の
少ないコースを走る。左右になだらかな丘が見える田圃の中の道を走ると、右手前方に
五重塔が見える。周りに何の建物もないところに聳える五重塔の美しさに脇見をしながら
清音を目指す。伯備線の複線の踏切を渡り「井原・神辺』の表示に従い左折すると清音
駅前、駅前を右折ししばらく走ると井原鉄道の高架が左に寄り添って来る、高架と平行
してR486で神辺へ向かう。井原で休憩し,神辺から福山へのコースを確認、疲れてきたか
神辺へのコースがすんなりと飲み込めない。出発、最初の三叉路は上手く右折し好調、
しかし次の左折を間違う、道路のイメージが無く県道と地道を間違う。初めてのコース
だからよほど注意して予定コースを理解していないと間違う、最近の道路はどの道も立派
になっている道なりに走っては駄目。これは今回の教訓の1つである。迷走し偶然湯野駅
に出る、右折し広い路を走る、位置不明。方向が不明のため、ホームセンターで職員に
位置を確認、かなり判断力は落ちている。スタート、一つ目の信号をと意識して走ると、
左折する。住宅地に迷い込む。ホームセンターの職員はイエローハットの処の信号と
言ってたっけ。しかし、大きなショッピングセンターがあり、道路も立派なので進入した
のが間違い。またも迷走し、遠方に通行量の多い道路が見えたので向かう。広い道路で
予定のコースらしいので乗り換える、すぐにトンネルに出会う、こんなの有ったかいなと、
不安になり地図を確認、予定のコースらしい。トンネルを抜けると、橋の手前で大半の
車は右折している、たぶん正しいコースと流れに従う。この辺りは、全くコースの確認を
していない、すぐ次のポイントしか確認していない、全体のコースをイメージして地図で
検討していない。かなり疲労しているようだ。芦田川右岸堤防上を走る、メインタンクが
空になる、コックを予備に切り替え、新幹線の高架を潜りR2に出る。交通量が多いため
予定コースへの右折地点を途中で見落としている、もうこだわらずに判り易いコースを
走ろう。ガスはまだ大丈夫だろう。赤坂バイパスを走るが、大型車多く危険を感じる、
松永東口から旧道に乗り換える。バイパスで先行していた原チャリが前にいる、彼も
逃げたか、プレートは西条となっている、四国か東広島かどちらにしても長距離ライダー
だ。旧道は通行量も少なく走り易い、でもかなり疲れている。松永のスタンドで給油。
左手に海を見て、尾道大橋を潜り、浄土寺の踏切を右に見ながら尾道駅前に到達。駅前は
混雑しており落ち着かない、駅前にホリエモンの選挙事務所が有り人が多く居心地が悪く
不快である。目の前にまるで待ち受けていたかのように小さな渡船が停泊して居り、吸い
込まれるように乗船。船頭に、島には泊まるところが有るか尋ねると、有るとのこと。
料金を払い、そのまま5分で向島。大和の実物大セットがすぐ横にあり、驚いている間に
到着。まるで大林監督の世界。下船し、バイクのおじさんに泊まる所を尋ね、フェリー乗
場前の民宿に宿泊。宿のオヤジが明日は雨かも、バイクは倉庫に駐車するように勧める。

  しまなみ海道

 9/11日 7:30 出発、曇。
 今日はいよいよ「しまなみ海道」のツーリング、空は高曇りで雨がピリピリしている、
路面は昨夜少し降ったのか、濡れている。テレビの天気予報では、中国地方の北部での
降水確率は高いが、南部は低かった。雨よりはましだが路面が濡れていてスリップの用心
をしながら走るのも辛い、天気予報が当たりますように。一応、雨への対策をして出発。
日曜日の早朝のためか通行車がほとんど無い渡船前通りを南下、周囲は静かな住宅地。
出発するとき女将さんが道は判りますかと尋ねてくれて、判りますと出てきたが早速
あやしくなる。道路が突き当たって右か左か、外にいた女性に確認。右に進み前の信号を
左折して直進とのこと。今日は、まだ疲れていないから思い込みで走らず早めに確認して
いる。R313を南下すると緩い下りになっており、目の前にこれから向かう島々と海が
広がっている。波も無く穏やかで、島々に囲まれた海は、まるで山中の池のようだ。心配
した雨も大丈夫らしく、遠くの島も良く見える。今のところは、暑くなく走り易い。
しばらく走ると、「しまなみ海道 原付 自転車サイクリング道」の表示を見つける、この
表示に従って走れば地図を見なくとも楽勝。昨夜は、今日のコースを検討したが、それは
今治から先のこと。しまなみ海道は、全く見ていない、どうせ一本道と高をくくっていた。
しかし、これがこれからの迷走の原因となる。今は、そんなことは思いもしないから、
これからの道中への期待を込めながら爽快な走りを楽しむ。しまなみ海道の高架を潜り
下って行くと海にぶつかり、路が左右に分かれている。海道へはインターチェンジから
入るものと思っていたから、地図も見ずに右側に向かう、しかし、橋らしきものは見え
ない。散歩の男性に尋ねる。逆走していた、表示なんか無かったのにと、引き返す。件の
三叉路で標識を捜すと、交差点の手前10mに立っており左折の指示が表示されている、
完全に見落としていた。かなり浮かれて走っていたようだ、ここで気を引き締めないと
いけないのだが、単なるケアレスミスと気に留めていない。右手に海を見ながら入り口に
向かって快走。因島大橋が見えてきたから標識を捜しながら走る。大橋の下を通過しても
入り口は無い、歩行者用入り口の表示とスロープはすぐ傍にあったが。少し先に行ったが、
不安になり通行中の男性に確認、先に見えているあの標識の処が入り口と100mほど前方
を指示、ありがとう。お気をつけて。ありがとう。と言葉を交わして入り口に向かう、
入り口表示が無ければ個人の庭への入り口かと思えるほど簡素なもの。先ほどの人に尋か
なければきっと見過ごしていた。それにしても入り口は橋からかなり離れている、
そうとう高い所まで登るから仕方がないのか。ここに来て、初めてサイクリング路は橋の
取り付け位置から入ることに気付いた、当然ICから乗るものと思い込んでいた。地図で
しっかりと確認しておればもっと早く判ったのに。とにかく第一の橋には入れたし、
しまなみ海道の利用システムも理解できた。3m幅の路をくねくねと登り、橋の上に出た。
橋げたの下が通路になっており、歩行者や自転車と同じところを走る、それぞれラインで
区分けされている。通路はネットで囲われていて鳥かごの中を走っているようだ。左右の
景色は良く見えるが、開放感が無い、できれば橋の上を走りたい。これからの橋もこの
調子なら、期待はずれとなる。とにかく一番目の橋は渡り終えた。今治側の付け根に料金
箱が設置されていたので、投入して右側に下り、標識の指示に従い反時計回りに走る。
生口橋入口まで9.6kmの表示だったから約15分で到着するはず、その頃に標識に注意すれ
ばよいと海岸沿いの美しい景色を見ながら走る。しばらく走ると島の中央部へ左折の表示
が出る、指示に従い走ると信号のある交差点に出会う。標識が見当たらないから、角の
花屋でおばあさんに尋ねる。そのまま直進とのこと、多少不安なので少し先で清掃中の
男性に再確認。そのままとのこと。市街(重井西港)を抜け、再び海沿いを走る。大きな
船が停泊しているので海と分かるが、山の湖のような静かな風景が続く。遠く生口島が
見える頃、三叉路に着く、停止し標識を探す。左の道に因島大橋へ6.9kmの表示、今度は
上手に見つけたとばかりに左折。この時点でもサイクル道の入り口は、ICとの思い込みが
強いから、内陸部へ何の疑問も無く向かう、でも9.6kmのコースをかなり走ってきたのに、
まだ6kmもあるのかと頭を掠めるものがある。また三叉路に突き当たる。因島大橋の表示
は左へ、左折し走るがどうもこのコースは、花屋の交差点に出ると思う。車が何台も
向かう細い道に右折する、因島大橋4kmの表示、これは違う元に戻っているのだとやっと
気付く、引き返したら先ほどの標識の反対側に生口橋へ4.9kmの表示、次に渡るべき橋の
名が生口橋であることを思い出した。地図を見ていないから橋の名前すら覚えていない、
それどころか島の名前も覚えていない。すこし焦り気味で先ほどの海辺の三叉路へ戻る。
生口橋2kmの表示が有るではないか、直進すべきだったのだ。慎重に確認していない、
こんな精神状態では事故を起こす、反省しながら海沿いを走る。この迷走で30分はロス
した、この調子では高松まで着けないぞ。橋の下を潜るとすぐ左手に入り口がある。
ここは判りやすい、スロープで橋の上に、途中で橋を見ると美しい橋である。橋の通行は、
バイクと自転車・歩行者と分けられており、バイクは橋の右側を走る。この橋は因島と
違い橋の上を走行するので開放感は素晴らしい。対向車も少ないので景色を楽しみながら
走れるが、幅が3mなので脇見をするとバランスを崩しそう。短い橋なのですぐに走り
終える。右側に下りてサイクリング道の標識に従い、すぐに内陸部に向かう。新しく
できたらしい広い直線の道路を走る。途中で停車し、雨の気配が全く無くなったので雨
対策を解除する。少し走ると平山郁夫美術館が左手に現れ、その後すぐ耕三寺への道標、
どちらもやり過ごし海沿いの道に出る、瀬戸田港の町並みを走り抜けサイクルセンターの
ようなものが右手に在り、すぐに多々羅大橋の入り口。多々羅大橋は、生口橋を二つ
繋げたような形式の大きな美しい橋である。橋の手前が入口で、うねうねと登って行くと
視界が開け橋が良く見える、その一番良く見えそうな所に展望台がある。一瞬心を動かさ
れるがそのまま通過。いよいよ橋である、この橋もバイクと歩行者・自転車の通行は分離、
バイクは右側。さすがに長く終点が見えない。終点で通行料金100円を投入し、左側に
出て時計回りに走るとすぐに道の駅がある。ここで休憩、スタートから2時間、迷走し
焦りが出ていたので呼吸を整えよう。道の駅からは多々羅大橋が良く見え、記念撮影には
最高のポイント。海沿いに走るとまもなく大三島橋が見える、下を潜ると右手に入り口が
見える、この橋は短くすぐに渡り終える。左側に下りて伯方島を走るが、すぐに伯方・
大島橋に着く。橋の手前から入り橋上へ、大三島橋とこの橋は本線の右を走行する、本線
は片側一車線で運用し、空いた片側をバイクとサイクル・歩行者用としている、走り易い。
50円が無いので次で払うことにして、ゲートを抜ける。時計回りで海沿いに進むと
サイクル道表示で右折の指示に従い内陸部へ。新しくできたらしい緩い上り坂を走ると
ICが在り、高架を潜るとすぐに左折の指示、今度は緩い下りとなる。大島南ICを過ぎる
と海岸に出て高架を過ぎればすぐに入り口。いよいよしまなみの山場、来島海峡大橋の
登場。大きく迂回しながら本線に、バイクは左側を走る。真ん中の馬島に料金所があり
200円を投入、ありがとうございましたと女性の声、人が居たのだ有人ならチケットを出せ、
通行記念になるのに。四国側に到着。サイクルセンター等を横目に見ながら下へ。予讃線
の踏切を渡り一路今治へ。しまなみ海道の通過に3時間を費やした、予定よりも1時間
程度超過。もともと、しまなみ海道を70km強と思いこんでいたのが問題、小型バイクは
橋以外では一般道を走るから走行距離は伸びる、そんなことも理解していなかった。
事故ら無かったのが幸運、途中では午前中に通過できるかと心配したが、まずは上々。
今治市街は交通量も少なく、商店もシャツターが下りていて歩行者も少ない。典型的な
地方都市の午前みたい。市役所前で今後のコースの確認。k38を南東に向い走る、目の前に
は石鎚山を主峰とする四国山塊が聳えているはずだが、今日は雲をかぶって白いベールに
包まれている。山側に近づくと雨に濡れそうである。桜井の付近で予讃線の線路が右手に
近づき、1両だけの電車が追い抜いて行った。前方に白いベールが近づいて来た、雨の覚悟
をするがたいして濡れずにやり過ごせた。東予市に入る手前でR196に合流する。西条市に
入るとすぐに有料の東予道路の表示、どちらのコースを取るか決めずに来たが信号で停車
したので有料を選択。広い道路を左折する、車は全く走っていない。大きな工場にぶつ
かり、信号を右折すると直線の道路が遥かかなたまで続いている、車は走っていない。
右手遠くに車列が見えるが、あれが先ほどの国道か、国道にはベールがかかっており、
直進していたら濡れていたかも。直線道路を走り続け大きな川を渡ると料金所が見えて
きた。通行料50円を払う、ここはバイクも料金箱ではなく係員からレシートを受け取る。
東予道路に入ってから進行方向が東にかわる。西条市街は北方を迂回し、市街の東端で
R11に合流。これは、新居浜市街を避けできるだけ直線コースを走ることを意図した。
昼食時になったが、適当な場所が見つからずさらに進む。四国中央市に入り、予讃線が
左手に寄って来る。伊予土居の駅が見えたので、駅で休憩しようと適当な駅を捜している
と、伊予三島駅に着く。四国中央市の中心みたい。海岸方向に運動公園の案内を見つけ
向かう。海辺の小公園で昼食休憩、パンとコーヒー。高松へのコースを検討、豊浜から
琴平に向かいそこから高松に向かうのが直線コースで交通量も少ないようだし、坂出・
丸亀などの都市部を避けることもできる。名案が見つかり前途が明るくなる。午後の
スタート、川之江を過ぎると左は海、右は予讃線の線路、通行量はそこそこだが走り易い
国道。豊浜町に入りしばらく走ると琴平への表示。国道を高架で越える道路が見える、
予定した国道とは違うようだが、その県道に向かう。道なりに走るとR377と合流し予定の
コースに乗る。そういえば豊浜町は香川県なのだ、昼食後しばらくして香川県を走って
いたのだ。峠を越えしばらく行くと琴平だ。琴平宮を左手に見て土讃線を高架橋で越え、
琴平市街をバイパスで迂回。広い道路に通行車両のほとんど無いR32を走る、左下を琴電
の2両連結の電車が高松方面に走り去る、さすが電車には負ける。琴電の線路を越えると
旧道に合流。途中ガス欠、補助コックに切り替え。峠を越えるとまた一直線の広い道路に
出る、通行量はそこそこでスピードを出しているが、路肩が広く走り易い。しかし、信号
が多くよく停められる。高松までガスは持つと思うが、予備で走るのは気持ちのいいもの
ではない。またかなり疲労して焦り気味、精神状態を安定させるためにも、ガス補充は
早くしたほうがいい。広い道路でスタンドも多いが進行方向には無い、反対車線には次々
と現れるのに。仕方がないのでUターンして給油、そのまま反対方向を進み再びUターン、
中央分離帯のある道路は不便だ。単調なコースを走り疲れも感じてきたので今日の打ち
止めはどこにするか考える。日焼けも酷いし汗で体もベタつきかなり不快、終日排気ガス
にさらされたし、このまま高松で泊まるかとも思う。高松市街に入り、栗林トンネルに
出る。トンネルを抜ければ近道だろうが、交通量も多いようなので一般道を走る。国道は
片側3車線の走り易い道路。しかし、なかなかフェリー乗場の表示が出ない。信号待に
なり、後に停車したタクシーの運転手に尋ねる。このまま直進すると突き当たりに大きな
看板が出ているとのこと。アリガトウ。突き当たりは高松駅となっている。2kmで看板が
現れ車線変更して右折。すぐにフェリー乗場が見える、国道フェリーに乗るつもりだった
が手前のフェリー乗場に思わず侵入、本四フェリーだ。案内係の指示に従い停車。
宇野までの所要時間も確認せずにフェリーに乗るつもり、かなり判断力が落ちている。乗
船券を購入し、冷たい水を買い一息に飲み干す。フェリーの出発時刻も確認していない。
隣を見ると国道フェリーが出て行く、あちらを利用していると乗れていたのにと悔やむ。
案内係に所要時間を尋ねる、60分とのこと。そのうち、フェリーが入港、車を吐き出すと
すぐ乗船開始、小型車が入り大型車。最後に乗船、左舷前方あたりに停車するように指示
される。2Fキャビンの最前列中央のテーブルに座り、今日のコースを振り返る。西方遥か
に瀬戸大橋がかすかに見える、四国の中央部を走破したことになる。穏やかな航海の後、
宇野入港。大型車、小型車に続いて下船。フェリー乗場を時計回で抜けて左折し直進する
と、正面に宇野駅。駅前の交差点を左折し、今夜の宿を探す。町の中心と思われる辺りを
探すが見つからず、駅前に戻り閉鎖寸前の観光案内所で地図をもらう。ビジネスホテルは
個人住宅のような施設、満室と断られ、次ぎに電話をする、OK。しかし、夕食は無し、
しかたがない。

  帰路

 9/12日 7:30 出発、晴。
 いよいよ今日は帰宅。ゆっくりと色々な所を観光しながらでも、余裕を持って夕方までに
は家に着けるはず、しかし疲労も溜まっているし、できれば午前中に帰り着けるように
走ろう。コースの検討は昨夜に十分と行って最短コースを考えている。頭の中で記憶して
走るのではこの二日間失敗続きだったから、今日はコースのメモをしっかり作成している、
万全。出発、本日は快晴、昨日は半袖で日焼けしたから、今日は上着を着用。市街を抜け
て、宇野線の踏切を渡り、尾坂峠南口の信号で右の県道を直進、直ぐ尾坂トンネル。この
辺りから、朝の通勤時間帯のため渋滞が激しい、地元の車について抜け道を走るが、海岸
に出ると道なりにしか走れない。児島大橋まで渋滞は延々と続き、橋の上も大渋滞。橋を
渡ると、広い道路になりスムーズに走る。右折すべきところで信号待ちになり、下車して
横断歩道を渡る。今度の県道k215は狭いが交通量は多い、しかし一本道で判りやすく突き
当りまで走るのみ、その後はビーナスラインに乗り、一息に県境まで、楽勝。吉井川に
突き当たり、予定通り左折、堤防上を走りビーナスラインを潜り抜け、少し先で県道に
戻りビーナスラインへ。ところがビーナスラインは高架であり、予定の地点からは入れ
ない、はたと困る、信号待ちの地元の乗用車の男性に尋ねると、高架を抜けて右折すぐに
入り口とのこと。教わった所に着くと岡山方面の入り口、少し先でトンネルを抜け反対側
へ、しかしこちらは出口のみ。迷走が始まり、出口から入ってやろうかとも考えたが、
これは危険。田圃の中を迷走し国道に近づくと、田圃の中の道に信号機があり大型
トラックまで走っている、それらの車について行くと君津ICが在った。何と判りにくい
入り口だ、これは地図では判らんわ、でも地図にはICの表示があったから、今後はよく
気をつけよう。30分はロスしたか。ビーナスラインは分離帯の無い2車線の道路のうえ、
路肩は狭くガードレールも有る。本線に入ると直ぐに吉井川を渡る、橋はコンクリートの
側板が有るため路肩を走り辛いし、大型車が高速で追い越して行くため緊張する。この
道路はかなりの緊張を強いられそうだ、途中で何度か一般道に逃げようかと思うが、専用
道のためスピードが出せるのが魅力でそのまま走る。しかし、今後はこの手の古くなった
元有料道路は避けよう。西大寺からは、田圃の中の高架を走り、牛窓の手前から山間の
コースとなり突然右手に海が広がる。この辺りに来ると通行量は減るが、大型車の数は
変わらない、地元の車が減少しただけだ、国道のバイパスとして長距離トラックが利用
しているようだ。備前市に入ると左右が海になり、蕃山ICで終点だ。蕃山からは、
R2への指示に従い北上、約2kmで国道に出る。拡張され走り易い道を東へ、上郡への
分岐点で左折し少し休憩。日焼け防止のため着用の上着も、ほとんど曇天のため無用、
風を含んで走りにくいだけのもの、今も空には雲が広がっている。山陽線を特急いなばが
東に走って行く、一昨日見たのと同じ列車だ。先のコースを確認し再出発、上郡からは
往路を逆に走るだけ、まずは大丈夫だろう。広い道路を上郡へ、バイパスのようだ。
バイパスは途中から工事中のため県道への道を左折、ちょうど踏切が閉まっており、
先ほどのいなばが智頭線に向かう。大型トラックの後ろに付いたため、踏切を渡りすぐ
右折すべき処で標識を見落とし直進し郊外に出る。来るときと風景が異なるので停車し
位地確認。川沿いの国道に出てしばらく走りスタンドでコースを尋ね無事県道に戻り、
一路龍野へ。龍野では揖保川を直進で渡り市街に入る。少し走るが来た道と異なる、高速
道の高架下を走っているがk5の表示が出ているのでそのまま走る、左に大きく曲がって
行くと本来の県道に出る。この辺りは快晴で、肌はジリジリと焼かれるが今さら上着は
出せるかと、道なりに走り姫路の市街へ、城の北でまた迷走。結局、播但線と山陽道が
交差する処に行き着く。そこから強引に国道へ出て南下、少し走りk95に左折して厄神へ。
加古川を渡り堤防上の道を避けて直進し、堤防下で左折、このまま進めば三木への道路に
ぶつかり、それに乗れば楽勝。しかしここでも迷走し稲美町をさ迷う、最終的に小林の
交差点に出て、志染に到る。途中ガス欠で補助コックを開く。今日はガス欠が早く来た、
ビーナスラインで飛ばし過ぎて燃費が悪かったようだ。近所のスタンドで給油し帰宅。


しまなみ海道 2005秋(データ)


 日程 2005.9.10-12
  9/10(土)  7:05出発(5093.7)―8:00 三木(ガス補給)―10:00龍野西郊(5180.7) 10:15―
   曇-晴  10:45上郡駅―11:00県境―11:30吉永駅―12:00瀬戸駅―12:15岡山市境
         昼食(5248.7) 13:00―15:00井原市境―15:10井原市(5309.3)15:25―
         16:33福山(給油)―17:00尾道―17:15向島(泊) 
           走行時間8H45M 走行距離258.3㎞

  9/11(日)  7:25出発(5352.8)―9:10大三島(5402.4) 9:20―10:10四国着―
   曇-晴 10:30今治市(5438.4)―12:35伊予三島(5504.2)13:05―13:30箕浦―
         14:30琴平―14:40滝宮(給油)―15:00高松市境―15:30フェリー乗場―
         15:45高松出港―16:45宇野入港―17:15宇野(泊)
           走行時間8H20M 走行距離226.2㎞

  9/12(月)  7:35出発(5579.0)―9:40上郡2号線分岐(5655.1) 9:45―10:30龍野―
    晴   11:00姫路城―11:30姫路東郊―12:00厄神―12:30三木―13:30帰着(5764.4)
         走行時間5H50M 走行距離185.4㎞



 全走行時間    22H 55M
 全走行距離    670.7km  平均速度 29.2km
 消費ガス        9.56?  燃費   70km /?

 費用  25,544円
  10日 10,928円
      ガス 383円、ガス 435円、向島フェリー 110円、缶ビール2 600円、
      泊 8000円、ビール2 1400円
  11日 14,201円
      しまなみ海道 450円(50.50.100.50.200)、東予有料 50円、ガス 391円
      水 120円、フェリー 1000円、夕食 6690円、泊5500円
  12日 415円
      ガス 415円
 コース
  10日 出発―k85―k38―三木―k20―k18―厄神―k65―姫路(花田)―香炉―R312―
      砥堀―k518―k516競馬場―k545―k5―龍野―k437―k5―上郡―k90―k368―
      吉永―k96―和気―k96―土田北―k81―東岡山駅―地道―岡山大―R53―R180―
      吉備津―k270―清音―R486―井原―R313―神辺―k378―神島橋―R2―
      尾道駅―フェリー―向島
  11日 向島―R317―因島大橋―因島―k366―生口橋―生口島―k81―多々羅大橋―
      大三島―R317―大三島橋―伯方島―R317―大島―k49―R317―来島海峡大橋―
      今治北―k161―R317―今治市―k38―R196―k13―東予道路―k13―西条市―
      R11―伊予三島―豊浜―k241―R377―琴平―R32―高松―k172―k266―R11―
      R30―高松港―フェリー―宇野港
  12日 宇野―k22―k45―岡山―k215―君津IC―k397(岡山ブルーライン)―蕃山IC―k260―
      R2―上郡―k5―姫路―k518―砥堀―R312―R372―k65―k377―k514―
      k513―小林―k513―志染―k514―k38―k85―帰宅



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