60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

,18 北海道( 6 )

2019年02月17日 | 北日本


 6/30 7:30出発、曇・霧。
 天気は少し好転しそう、今日出立しないとこの後何時出立できるか不安になる、F君も
発つようだ。昨夜は近くに設営した30代ぐらいのチャリダ―が2時間以上も大声で電話
しているしサイト横のスナックは夜明けまでカラオケを流しており最悪。出発準備をして
いると霧が漂いだしすぐに濃霧に包まれる、F君は知床を目指して出発、道北に向かうので
すぐに追いつくよと挨拶をして見送る。しばらくして出発、根北峠を越えるつもりでいた
が濃霧の海岸線を走るのは面白くない、内陸は霧が出ていない可能性に賭けて美幌経由の
コースに変更する。R272に乗り中標津を目指す、通勤時間帯だが土曜日のため比較的走り
易い、標津を出るとすぐに霧は晴れて青空が広がる。中標津市街を通過してd13に直進、
大半の車両はR272を釧路方面に向かう、d13の交通量は何時ものように少ない。牧草地帯
をほぼ直線に快走、空気は澄み摩周岳が鮮やかに見える、計根別を通過すると清里峠の
案内に従いd505に右折、直線で養老牛に向かう。

養老牛附近


養老牛附近、摩周岳


 数台の対向車と出会いながら養老牛に到りd150に乗り継ぎ更に北上、大きな牛の文字を
山腹に見てd150は清里峠に向けてゆっくり上り始める。土曜日で行楽の車両が結構行き
交う、好天で摩周湖は美しそうだがパスして清里峠を下る、神ノ子池へ何台もの乗用車が
向かうがここもパスしてさくらの滝に急ぐ。みどり集落東側の農道を北上して滝への農道
に乗り換える、この農道は昨年の工事で滝まで舗装が完成している、駐車場には数台の乗
用車が在り滝には数人の見学者、今日は気温が高く水量も多く予想以上の遡上が見られる。

さくらの滝


さくらの滝


さくらの滝


 さくらの滝からはd115・d250で北上するのが通常のコース、しかし今日は土曜日なので
R391を北上する、国道は予想通り交通量は少なく大型車は皆無。麦やビート畑の丘陵地を
快走して小清水市街に入る、R334に乗り換えると丘陵地のアップダウンを繰り返し美幌市
街に到りR39に乗る、R39はやや交通量が有るが大型車は皆無で何時もよりも走り易い。
端野でR333に乗り換え北上、R333も行楽の乗用車が若干走るが今日は走り易い、しかし
どの車もかなりの速度を出しており4km強の新佐呂間トンネルでは直後に何度か迫られて
かなりの恐怖。若佐で給油して旭峠を越えると安国を経て遠軽南方でR333は西に向かう、
少し走ると丸瀬布でd305に乗り北上、金八峠を越えてd137に出合うと乗り換え滝上に
向かう。滝上は気温29℃でこれ以上走る気力は無くなる、渓谷公園キャンプ場で幕営する
ことにして道の駅の前から渚滑川を渡りサイトを探す。入れ口に案内板が無いためd932を
行き来する、ハーブガーデン前にキャンプ場らしきものが在る、利用者に尋ねると正解。
小さなキャンプ場だがカヌーと渓流釣りの連泊者が数組いる、案外利用し易いキャンプ場。

滝上渓谷公園キャンプ場


 7/01 7:15出発、曇。
 予報に反して天気は良さそう、雲は薄く薄日が差し蒸暑い、道央に向かうつもりで汗
まみれになって出発準備、今日は良い天気になるとの周りの声に送られて出発。道の駅に
寄ると駐車場でも釣り人が着替えをしている、今日の川は混み合いそう。d61に乗り士別を
目指す、気温21℃で走るには快適、豆やトウモロコシ畑をしばらく進むと林間の上りに
掛かる、勾配が厳しくなった頃対向車と出会う、普段はほとんど出会わないが今日は数台
に出会う、日曜日でしかもヤマベの解禁日のためかも。上紋峠に上るとシールドに水滴が
着くが雲は高く空は明るい、気にせずに下りに掛かる、連続するカーブをこなして岩尾内
湖畔に到ると水滴が多くなり前方には霧が広がっているようだ。幌加内経由を諦めて愛別
を経て道央を目指す、d101に左折して上り勾配を進み高原状の畑地に出ると、こちらも小
雨が降り出す、しかも進行方向には白いベールが垂れ込めまるで雨の後を追っているよう
だ。茂志利で再び方向を変えて朝日市街の案内に従い町道に右折して下る、トンネルを
抜けて少し下るとこちらも少し雨が強くなり前方には白いベール。畑地を下りながら雨具
を着用出来る所を探す、地元会館の玄関先で雨具を着用、シューズカバーは必要無い降り
方なのでやめる、バイクで走っていないと気になる雨ではないため歩いている人は傘を
さしていない人も。朝日市街を走り抜けて更に畑地を西進、前方には黒雲が垂れ込めて
いるが今さらオホーツクに引き返せる位置でもない、幕営が無理なら宿泊してもと前進を
続ける。士別市街に入る直前に雨は大粒になりすぐに豪雨となる、雨宿りの場所を探すが
適当な施設は見当たらない、R40に出合い左折して乗り換える、日本海側の空は暗く進む
気にならない。R40は比較的交通量は少なく日曜日で大型車も少ない、士別市街を抜け
出ると雨は小康状態となるが靴の中に水が入ってしまう、少し走ると道の駅剣渕が在り休
憩。雨はそれほど強くないためしばらく休憩して出発、塩狩峠を越えて和寒附近に到ると
再び雨脚は強くなる、比布附近を通過するまで降り続く。旭川でビジネスを探すかと思い
ながら走っていると札幌までの距離に気付く、時間的にも小樽に充分届く、これほど悪天
に悩まされると撤退が頭の片隅に浮かぶ、滝川辺りでもう一度判断することにして取り
敢えず旭川はパスしよう。旭川市街に入ると雨は小康状態となる、バイパスを走っていて
ガスが気になり信号停車でチェックする、針は0の位置を指している、前回の給油時に
コックを戻し忘れていた、もう少し気付くのが遅ければパニックを起こしていたはず。
バイパスから市街に入るとそこは登山用品店秀岳荘の前、良く知った場所ですぐにGSは
見つかり給油、再びバイパスに戻り春光台トンネルを抜けると雨は上がり薄日まで差す。
国道の交通量は結構有るが大型車は無く走り易い、深川を通過して道の駅滝川で休憩。
一度浮かんだ撤退の思いは確実になっている、此処からなら余裕で17:00には小樽に届く、
本日北海道から撤退することにして小樽に向かう。滝川市街を通過して新十津川に向かう
と再び雨が降り出しすぐに雨脚は強くなり礫のように身体を打つ、雨具を通して水分が
浸み込んでいるようだ、こういう場合は不思議と避難場所が見当たらない。交通量は
少ないが路面の水溜りが大きく深く走り辛い、非力な愛車は水溜りに突っ込む度に
急ブレーキが掛かる、水溜りを避けながらひたすら走り続ける。当別を通過する頃、雨は
小康状態となりこのまま行けるかと思ったが、R339に乗り石狩川を渡ると再び豪雨となり
路面の水溜まりは大きく追い越す車から浴びせられる水量は半端ない、水溜りに隠された
穴凹にバランスを崩しながら走る。花畔ICから銭函ICまでは最悪の状態で走る、銭函
からは小康状態になり小樽に入ると雨は上がりその後は降らない。乗船手続きをしてイオ
ンに出掛け食料調達後、2Fの待合室で装備を乾かす。22時過ぎに待機所に下る、バイクは
20台で車は60台程度。22:30アカシア乗船、船室はA11で船首から二つ目、初めて左舷
の船室、同室は3名。

 7/02 曇。
 航海中は青空と青い海、無性に腹が立つ。終日ツーリングの記録を整理したりで時間を
潰す、船内がまるで高齢者施設のようなのは往路と同じ、船上コンサートの最後に故郷を
合唱させるなんぞディサービスか。21:00車両甲板へ。
21:20下船。港湾道を走りHアマービレに、オーナーが変わったとのことでサービスは
悪くなっている。

帰路の航海



 7/03 6:45出発、曇。
 今日は雨の予報だがまだ降りそうな気配は無い。昨日給油を忘れガスに不安が有る、菅
坂峠越えはかなり危うい、此処で開店を待つよりも西舞鶴経由で綾部に向かうことにする。
R27に乗り西進、通勤時間に少し早いようだが出勤する人たちの車が多い、東舞鶴を出る
と交通量は減少して西舞鶴に入る。西舞鶴は交通量は少ないが信号が多く煩わしい、セル
フのGSで給油して市街地を出ると交通量が増える、道幅狭く走り辛い、流れに従い綾部市
街に入る。大半の車両は綾部市街に消えて行く、R173に乗り換えると交通量は何時も通り
少ない、快走して道の駅瑞穂で休憩、道の駅は開店前で誰も居ない。瑞穂からお馴染みの
コースを快走して帰宅。全日程25日間は、初めて北海道ツーリングをした2010年よりも
短い、内容も最悪の年だ。