6/26 7:20出発、曇。
明日はまた天候悪化の予報、ここでやり過ごしても良いがそれでは何時までも本別から
離れることは出来ない、オホーツク方面に向かうことにする。曇天だが空気は乾燥して
おり撤収作業は順調、汗を掻くこともなく出発準備は完了、ジャケットのインナーは外す
のが面倒なので着けたまま出発。R242を北上、通勤時間帯で乗用車や現場に向かう車両が
猛スピードで追い越して行く、久しぶりのフル装備走行なので慎重に走る、部品交換の
おかげで快調な走行、油断すると速度オーバーになっている。足寄からR241に乗り東進、
今日は意外と交通量が有り道外№も混ざる、雲が低く阿寒富士・雌阿寒岳は麓の一部しか
見えない、足寄峠を越えて阿寒湖畔に下る。阿寒湖畔も観光客が多い、R241を更に東進
するといつもは正面に聳える雄阿寒岳だが完全に雲に覆われている。双湖台には観光客の
車が数台停車しておりペンケトーは見えるが今一つ、更に走り双岳台に到るが雄阿寒岳も
雌阿寒岳も裾野の一部が見えるのみ、もちろん観光客はいない。双岳台からカーブを繰り
返し快調に下る、しかし気温は低くかなり寒い、インナーを着けていて良かったがグロー
ブも冬用にすべきだった。速度が出過ぎないように注意するがすぐにオーバー気味、
ミラーチェックを怠らずに慎重に走り道の駅摩周で休憩、ライダーの姿は無し、途中でも
数人と出会ったのみで全て道内№。道の駅を出て行き先を考えながら走る、標津の予定
だったが昨年は雨と強風で大変な思いをしたので久しぶりに別海に向かうことにする、昼
前には到着するはず、午後は洗濯と食料調達をして停滞準備を万全に整えられる。別海と
決めて前方を眺めると空が明るくなっている、周囲には重い雲が広がっているが根室方面
のみ明るい。牧草地帯を行くR243は虹別からほぼ直線フラットの快走路、交通量は少ない
がどの車もかなりの速度で追い越して行く。上空には青空が現れ日差しが差す、阿寒で
凍えた体には心地良い、快走して別海ふれあいキャンプ場に到る。中年女性が管理棟前で
花壇の手入れをしている、また管理人が変わったようだ、キャンプ場利用を伝えると以前
とシステムが大幅に変わったとのこと。受付は13:00から、夜間は出入口を翌朝7:00まで
閉鎖、バイクは駐輪場にしか置けない、以前からのサイトはすべてオートサイトでバイク
は隅のバイクサイトとのこと、そんな不便なキャンプ場で雨天停滞は出来ない。パスして
d8に乗り北上、別海を出るとやはり曇天で寒くなる、中標津での幕営も有りだが当初の予
定通り標津に向かうことにする、中標津で食料を調達して快調に走り標津海の公園に到着。
ここも利用者は少ない、車中泊2台と夕方に春日部№のライダーと宮城№乗用車の同年代
夫婦が設営したのみ。夜半に雨が降りだし目覚める、バイクは既に炊事棟に入れていたの
で気にせず眠る。
6/27 雨天停滞。
起床時には小康状態の雨はすぐに強くなる、昨年の敗北も有るので対策を講じる、炊事
棟の周辺に在るコンクリートブロックで風上に当たるブルーシートの裾を押さえる、雨は
強いが風が弱いので救われる。11:00頃に食料調達に出掛ける、春日部はこのタイミングで
出発して行く。終日雨と戦うが夕方に突然上がる、しばらくは静かな状況が続くが21:00
頃から風が出てシートが煽られ音がうるさく眠れない、シートの裾は補強して有るので昨
年のようにはならないと思う。
標津海の公園
6/28 6:55出発、晴。
昨夜からの強風は今朝も続いている、雲は多いが晴天、走ることには問題はなさそう
だがこの風でテントを離れるのは不安が有る、出発の決心がつきかねていた、様子を見て
いると風が比較的穏やかになって来たので出発する。知床や摩周には雲が懸かる、国後は
鮮明で根室方面は快晴の空が広がる、根室から北太平洋を廻ることにする。風と昨日の雨
で青いとは言えないがそれでも美しいオホーツクを左手に見て快走、晴天だがオホーツク
からの風が冷たい。明郷から新酪農道路に左折する、丘陵に広がる美しい牧草地をしば
らく進むが槍昔には向かわず根室方面に右折、更に丘陵の牧草地を進みR44に出合い乗り
換える。
槍昔新酪農道路
R44は何時も通りに交通量はそこそこ、しかしどの車も猛スピードで行き交う、ミラー
チェックは怠れない、油断しているとすぐ傍を追い抜かれてヒヤッとさせられる。道の駅
で休憩して根室市街に入る、納沙布岬はパスして靄が懸かる前に北太平洋を走るべくd142
に乗る、すぐに案内に従い市道に乗り換え花咲港に向かう。少し走るとd310に乗り換えて
南下、すぐに車石の案内が有り寄ることにする、道々から2kmで海岸に到る、花咲灯台の
先にユルリ島が美しい、手前にモユルリが在る筈だが重なって判別がつかない。
花咲岬
花咲港灯台
車石の遊歩道を散策した後、花咲市街を抜けて再びd142に乗り原野を南下、昆布盛の風
車発電所からユルリ・モユルリを撮影して浜松海岸PAに寄る、眺めは昆布盛の方が良好。
原野の林間を少し走ると落石、d1123に乗り漁港に向かう、落石岬はパスして漁港から引き
返す。
ユルリ・モユルリ島
昆布盛
浜松海岸
浜松海岸
落石港
再びd142で内陸の林間を走り初田牛から海岸線に戻り浜中町に入る、何時もながら美し
い海岸コースだが既に薄靄が広がっている、彼方の霧多布は若干不鮮明、西恵茶人から
引き返しd988を北上、厚床からR243で標津に戻る。
東恵茶人
西恵茶人
明日は標津を立つつもり、ブルーシートを収納してテント付属のフライに張り替え明朝
の撤収作業に備える。温泉から戻り千葉№の夫婦と話していると若いチャリダ―が来て
傍に設営、白河のF君で日本一周38日目。
6/29 雨天停滞。
出発するつもりで4:00起床、雨が降り出すまでにかなり距離を伸ばしたい、フライを
外しテント本体の撤収に取り掛かると雨がパラつく。作業を中止して少し様子を見ている
と雨粒は大きくなる、出立は中止して昨日畳んだブルーシートを張り直し停滞に備える。
すぐに雨脚は強くなり本格的な降り方となる、隣のF君も停滞するとのこと。昼は二人で
ホタテバーベキュー、午後からも雨は弱いが霧雨のように降り続く。