「街の夕陽」と「町の夕日」

2017-05-15 21:07:42 | 独り言
この頃「街」という漢字を使うことに抵抗を感じている。なんか自分にはしっくりこないなって思うようになっている。おそらくはじめて「街」を使った時はお洒落な感覚で使ったんじゃないかと思う。都会と田舎を区別していたかと思う。視覚的にも「町」よりも「街」の方が賑やかだ。しかし「衛」にも似た「街」には囲われた閉塞感がある。それに比べて「町」には自由に行ったり来たりできるような空間がある。「街」か「町」かはその人の住空間に対する認識の仕方によるかもしれない。
また、「陽」よりも「日」の方がいいなと思うようになった。この「陽」も最初はオシャレで格好いいと言う感じがあって使っていたかと思う。「夕陽」「夕日」、「陽差し」「日差し」、シンプルで「日」の方が安心感がある。「街の夕陽」と「町の夕日」の違いだろう。西岸良平の漫画の「三丁目の夕日」は「三丁目の夕陽」では不釣り合いであろう。
自分が今まで使ってきた漢字を改めて検証してみようと思う。年齢もあるだろう、環境の変化もあるだろう、あれこれ使い分けるのも面倒くさくなったこともあるが、シンプルで易しい漢字のほうが楽でいい。ひらがなの方がもっと楽でいい。
コメント (2)
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