詩・からっぽ電車

2016-08-26 08:17:15 | 
     からっぽ電車

  嘘とホント
  嘘も方便だから
  嘘の中の幸せの泉と
  嘘の中のほんとうの神と仏

  騙される理由わたしが嘘だから
  騙す理由ホントの嘘がバレるからね

  ホントは重かったり軽かったりしんどい
  ホントは毎日のらくらしてぼんやりかすんでいて
  ホントは嘘の惑星嘘の重力にひっぱられているのに
  ホントは「わたしは宇宙である」と言い張ってちょこちょこと
  わたしを「許されない嘘」とののしるそのたびに背中がかゆくなる
  赤いシートと金色の吊り革終着駅のないレールを走る一両のからっぽ電車
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夏の終わりに

2016-08-25 10:38:35 | 独り言
 

     満員電車

  凍りついている空気
  昆虫の指先
  親子 友人 学生 旅行者 労働者他
  累積赤字
  累積暴力
  累積殺気
  累積欲望
  累積ボケ
  累積無関心
  スマートホン タブレット他
  累積不安
  累積錯誤
  累積ゆがみ
  累積どんかん
  累積とんちんかん 他

  この電車どこへ行くの?
  あっちの方
  どっち?
  豊かで
  さむざむとしていて
  怖い所


おトイレ中にルルにデスクを占領されてしまったので
これでお終い!



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市長さんも輪になって踊る・・・当麻(たいま)の夏てんこ盛り

2016-08-17 11:24:15 | お盆
初めて迎える当麻でのお盆。沼津に居た頃は妹が来て迎え火と送り火を焚いた。それ以外は普段と変わりなく過ごしていた。今年は前もって「ゆうあい感謝デー」なるチラシを見ていたので朝から葛城市のゆうあいステーションに出かけた。13日(土)イベントは葛城小学校金管クラブの演奏で幕を開けた。生徒一人ひとりの曲紹介と初々しい演奏が心地よかったなあ。
    
次の当麻小学校金管クラブの演奏、先生の話によると「何をやりたい?と聞いたら<シング・シング・シング>と返ってきた」そうな!!その演奏がなかなかのノリでビックリ!!いやいやみんな、あのシングシングシングの京都橘高校を目指しているのかな?京都橘高校の「セイリング(ロッド・スチュアート)」もいいよ!
    
この町の明るい親子、大人と子供、子供同士の明るい表情がこの夏の暑さの中でのオアシスだ。
 
翌14日(日)は江州音頭、よさこいなると踊り、河内家菊水丸スペシャルステージを楽しんだ。「桑山会音頭愛好会」による江州音頭は聴き応え充分。のりにのっている踊りの輪の中にはなんと、ゴミ削減のエコTシャツにハッピ姿の山下葛城市長さん。当麻寺練供養の時も参拝客の中に普通におられて、マイクを持って当麻寺の説明などサプライズを演出された。こんなに身近に感じられる市長さんの経験は今までにない。
  
ほんとうにこの町の子供たちの表情は明るい。「よさこい鳴門踊り」は子供のエネルギーがはじけていた。40年前京都で生活していた頃に聞いていた懐かしい名前「河内家菊水丸」いやあご立派にならはった!!後藤又兵衛の一節聞かせてくれましたねえ。タダで聞かせて頂いて有難うございました。菊水丸さんは葛城市の観光大使です。
    
何十年ぶりだろうか・・・こんなに楽しいお盆は!カメラをバックに仕舞っていたら「いい写真が撮れましたか」と声を掛けられた。山下市長さんでした。遠くから来たと思われたんでしょうね。「この町に住みたくて去年9月に静岡県から引っ越してきました」と言ったら「有難うございます」と言って頂いて握手をしてくれました。
二階の「たいま温泉」(この二日間入浴料200円)につかりながら、この町に導いてくれた神様仏様に感謝感謝のお盆でありました。






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旧交を深める・・・のんびり行きます鈍行列車で・・・・!

2016-08-16 13:29:51 | 青春18切符
夏の青春18切符で静岡県三島市へ行って来た。自宅からJR和歌山線香芝駅まで歩いて30分それからは乗り継いで乗り継いでおよそ8時間45分の旅である。先日奈良まで来てくれた友人たちとの約束で三島詩と随筆研究会の8月例会に出席するためである。早朝4時45分に玄関を出て生暖かい空気の中を町へ下った。2月に沼津へ行った時には奈良ー加茂ー亀山ー名古屋のコースだったので、今回は奈良ー木津ー京都ー米原ー名古屋のコースを選んだ。これが失敗、京都で通勤時間帯にぶちあたり座れない。わたしは長旅なのだがそんなこと誰が知ろうか!今回のオプションは二度と使わないことに決めた。8時間45分といっても、6回ぐらい乗り換えでその度に体を動かすことになるので、以外と疲れないものである。新幹線の旅と比べるとトンネルが少ないのがいい。また駅の表情がそれぞれに歴史を感じさせてくれて趣がある。沿線の風景も豊かで飽きることがない。それにほとんどが始発から終着までなので寝過ごす心配がない。香芝駅5時36分発で三島駅着14時05分であった。会には45分遅れだが予め伝えてあった。代表の久保田氏とは頻繁に手紙のやり取りをしているが、会員たちには温かく迎えていただいた。久し振りにみんなの合評に耳を傾けその雰囲気に懐かしさを憶えた。例会終了後三島駅の近くの店で会食をした。大変なご馳走になり恐縮した。得難き友人たちとこれからのご縁を約束してお別れしたが、会員の変わらぬ創作意欲を感じた時間でもあったし私も程よい刺激をいただいた。
その夜は興津の駿河健康ランドに宿泊した。
翌日はまた沼津に戻った。まずルルのお兄さんお姉さん猫ちゃんたちが眠っているお寺にお参りして生前充分に看護してやれなかったことを詫びて、ルルを見守ってくれるようにとノートに記した。それからは、引っ越しの時にお世話になった会社を訪ね社長さんに改めてお礼を申し上げた。奈良に来てから、ずっと気になっていたことなのでようやく気が落ち着いた。今日はといっても昼ごろまで、なにしろ帰る時間を気にしながらの慌ただしいスケジュールである。以前、詩集「網走一丁目」を作らせていただいた詩人尾崎朋子さんとは駅近くの開放的なお店で会った。突っ込んだ詩の内部についての思いなど、中身の濃い話ができた。1時間ではさすがに時間が足りなかった。もっと話を続けたかったが、次回の楽しみとしてお別れした。
 尾崎氏と別れたすぐ近くで、今回最後に会う小野さんが車で待っていてくれた。小野さんは7月に奈良に来てくれたばかりだったが、忙しい中時間を作ってくれた。昼を一緒にということで、奈良で話したぼくの望みの回転寿司「浜寿し」でその後を語り合いながら寿司を頬張った。小野さんとも尾崎さんとも、時間が短く感じられた。もうちょっと一緒に居たいと思った。得難き友人に感謝しつつ、青春18切符を改札で見せて帰路についた。沼津駅発12時54分。
コメント (2)
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