けたたましく吹き荒れる風

2023-01-24 16:59:36 | 独り言


どこまで
どれだけ
吹き荒れれば
やむんだろうか
このくるったような音だけで
凍えてくる

<灰になるまで女>
宇野千代のことばだが

それでも 木で在りつづけた躯(むくろ)よ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新世界へ

2023-01-16 21:51:35 | 独り言
いちばん厄介なのが「わかりやすい言葉で」なんじゃないかな
これは言葉への安易な過信とも受け取れる
茨木のり子さんの<それが詩になるためには>はたいへん示唆的だ
詩が文学であるためには と受け止めたらどうだろうか
「わかりやすい言葉で」
やみくもに読者を得ようとしなくてもいいだろう
わからないものも作品であるから
ジェームス・ジョイスの「ユリシーズ」もね
言葉の意味は理解できなくても、自分の辞書の意味から離れて言葉の質感とか量感とか
色彩感とかにある言葉をぶん投げてみると
思いもよらない言葉の意味を見つけることだってある
茨木さんの<香気を含んだことば>とはそのような意味を醸し出しているんじゃないかな
大岡信のいう「多様な価値の共存」には<多様な意味の共存>も含まれているだろう

<コワさ えげつなさ> ことばや一行がゴツゴツしていてもいい
<瞬間> を飾ろうとする言葉はいらない 言葉を選んでいるうちに
感動も瞬間も薄れていることに気づかずに書いているだろう
<わかりやすい意味>に固執しなくてもいい
<瞬間>の心の色 音 匂い を表現するだけでいい

<実存>を描くことができるだろうか
自分のデコレーションでますます食欲がなくなっている
繰り返すことが唯一の方法
「わかりやすい言葉で」とは親戚のようで他人
<世界はひとつ> ではない
<一つの世界> がいっぱいあるわけ
だから用心しなければならない

詩は新世界へのアプローチです
意味の新鮮さとは
新世界へロケットを飛ばすための
新燃料の発見に等しい
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さて、運試しの金杯だ

2023-01-04 19:59:00 | 競馬むちゃ振り
京都金杯は③ピースワンパラディだ
7歳馬だが15戦しかしていない
しかもすべてが左回り
中京は連対率100%でドナウデルタと同タイムクビ差2着(ポートアイランドS)がある
鞍上に松山弘平で初重賞勝ちだ
相手は②プレサージュリフトだ
これまで戦ってきた相手を見れば力でひけはとらない
ハンデ54㌔で明け4歳牝馬は走る
イギリスのG1ジョッキー D.イーガンが
いきなり重賞勝ちもあるかも
3連対には⑩マテンロウオリオンだ
1月9日中京でシンザン記念を勝った
横山典弘と見せ場を作るだろう

②③⑩で運試しだ

中山金杯は⑤フェーングロッテン⑫ウインキートスで参加しよう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やはりカルロス・クライバーを聞かなきゃ

2023-01-03 17:54:47 | ニューイヤーコンサート
聞き惚れるなあ
エレガントでダイナミックで
デリケートでナーバス
言いようのない表現
ただ見とれてしまう
聞き惚れてしまう




                           ≪ニューイヤー・コンサート1989≫GrammophonDVDより
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の一字

2023-01-02 09:35:02 | 書初め


1964年東京オリンピックの時
新幹線<こだま>
KAZUは中学生
夢の列車だったなあ

打てば響く
には
どんくさいおいらでも
響いている音に
耳を傾けることは
できるだろう
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする