先生の椅子・・・

実は、先日医者に行ったのである。

まぁ、今のところどうこうするような状態ではなく
（夏バテ、脱水、そんなトコロからくる異変？と思っているのだが）、
まだまだくたばりそうにはない（ざまぁみろ）。


で、ふと気づいたコト。


診察室に入って目にした医者の座る椅子

革張り・背もたれ付き


当たり前といえば、当たり前なんだけど、

ときどき紹介する米山公啓という医者も指摘するのであるが、
あれが「医者はエラいんだ」という象徴のようなものではないか？と。


現在の医療は、様々な問題を抱えている。
その中で、医者と患者の距離みたいなものがある。

すっと昔は、医者の言うことが絶対で、インフォームドコンセントなんて言葉は無かった。
今は、患者との対話が求められる時代である。

医業が医療を提供するサービス業であるならば、患者は「客」である。
客が質素な丸イスで（そうでないと診察しにくいもの事実なんだが）、
提供する側が豪華な椅子というのは・・・どうなのさ？
（商売道具というのであれば、イイ道具を使って欲しいワケではあるが）


まぁ完全なるサービス業ではないし、だったら（私立）大学は、学生が客じゃないか？
なんてハナシにもなってしまうワケで、なかなかスッキリとはしないんだけど、
人間座って半畳、寝て一畳というように、慎ましく生きようではないか！
と言いたいのである。


椅子なんぞで、権威付けしないで欲しいなぁ、というコトさ



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しし丸は、寝ても起きても座布団一枚