54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

夜の種族

2006年08月21日 | パラソル
連日深夜バイトなので生活リズムが昼夜逆転しております。
雨音薫の気持ちです。

土日は休みなのだけど、昼間はずっと寝ているので、起きたら夕方とか、、。
するとせっかくの休みなのにどこにも行けん。
夜に外出する気にはなれん。

太陽の光を浴びないと心が枯れちゃうんだよ。。

部屋にこもってばかりいると気持ちが停滞して鬱々してくる。
掃除をしないと気持ちまで汚れてしまう。

このままではいかん。
睡眠時間4時間で生きるしかない。

しかし僕はロングスリーパー、、

こんなバイト続けてたら生きていけん。
しかしバイトしなけりゃ生きていけん。
どっちにしろデス。

そんなわけで夜空の下に飛び出してみた。
夜でも月が太陽の光をうっすら届けてくれるよ。
I feel moonlight..

残念ながらお月様は見当たりませんでしたが、、
星がいくつか見えた。

夜は涼しくて、人がいなくて、散歩するにはちょうどいい。

猫だけがお友達。

一匹の猫と目が合った。
何か気持ちが通じるものがあった。
お互い孤独なのだと感じた。
夜の種族。
言葉は何も交わさずに、だけど何かを感じながら別れた。

夜の公園でブランコしようとしたら、
鎖の間に思いっきりクモの巣が張ってあって、そうとは気付かないオイラは捕らえられてしまいました。
大きなくもの巣、身動き取れないオイラは近くに巨大クモの存在を感じながらビクビクしておりました。
するとそこへ数匹の蚊がプ~ンと飛んできて、オイラが身動き取れないのをいいことに腕から足から血を吸っていくのでした。
なんだこの蚊とクモの連係プレーは!
血を吸われて弱ったところを巨大クモが仕留めにくるって作戦か。
血を吸われたオイラは少しめまいがしてきた。
くそっ、殺られる、、
そう思ったとき、大きな黒い影がビュッと飛んできた。
もう終わりだ!
そう思ってオイラは目を閉じた。

しかし、目を開けるとオイラはクモの巣から自由になっていた。
あれ?オイラ、巨大クモに襲われたんじゃ、、
見てみるとそこには先ほど目が合った黒猫がいた。
ブラックキャット、、君が僕を助けてくれたんだね。
再び目と目を合わせると、また何も言わずに去っていった。
僕はその背中に、声には出さずに「ありがとう」と思った。。

ブランコにクモの巣が張っているというのは悲しいことである。
僕は木の枝でクモの巣を払ってブランコしてみた。
が、、立ちこぎできない自分がいた。
は、恥ずかしい!

そういや俺は子どもの頃公園で遊ぶことなんてあんまりなかったな。
家でテレビゲームばっかりやってた。
僕は風の子ではなく、家の子だった。
たまにブランコやるにしても誰かに後ろから押してもらってたな。
そして、押すやつはみんな馬鹿だからアホみたいに勢いをつけやがる。
やめろよ!と言っても、やめない。むしろより激しく勢いをつけやがる。
俺は上島竜兵じゃないのに!
でもそうなるとわかっているのに、いつも押してもらってた俺が一番馬鹿だったな。

21歳になった今、僕は初めてブランコを自分でこいでみたんだ。
立ちこぎはなかなか難しくて、最初はうまくいかなかったけど、
いろいろ試しているうちに、ふとコツをつかんで、できるようになった。
お母さん、僕は21歳にして初めてブランコの立ちこぎができるようになりました。
(この場合の「お母さん」はお月様、MOONのことを指します。。)

ブランコってこんなに楽しいんだね。
このことを子どもの頃に気付けていたら、僕の人生はこんなことにはならなかっただろうに、、
と、今頃思ってもしょうがない。
いや、むしろ一生気付かないまま終わってしまうのではなく、今気付けただけでもよかったと思うべきだろう。

こんなことをすべて部屋の中で考えて書いている俺は一体何者なのだろう?

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現実と非現実と、、
俺は小さい頃から嘘つきだったなあ。
ついていい嘘とついていくない嘘があるとすれば、、
この嘘はどうなんだろうね?
いや、どこが嘘なんだろうね?

クモの巣に捕らえられて身動き取れなくなったのは本当だろうね。。


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