54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

イマジネーション視覚論

2007年02月13日 | パラソル
何かイメージを思い浮かべる。
たとえば、リンゴのイメージを思い浮かべてみよう。(目を開けた状態で)
するとリンゴのイメージが浮かび上がる。
空中に浮かんでいるリンゴ、あるいは何かに乗っかっているリンゴかもしれない。
しかし、そのリンゴは本当に「見えている」のだろうか?
リンゴのイメージはあるけれど、目がそれを捉えているわけではない。
目では見えていないが、脳はそれを認識している、というべきか。

目で見るものと、脳で見るものがあるのではないか。
区別するために、目で見る方を「視る」、脳で見る方を「ミル」と表記することにする。

箱か何かの障害物の後ろをボールが飛び過ぎるとき、
○←■←○ ぴゅ~ (伝わるか?)
箱の後ろを通り過ぎる一瞬のボールは隠れているので目には視えていない。
しかしその軌道から、箱の後ろにあるボールのイメージを脳はミテイル。

ジェームス・ギブソンは光配列による直接知覚について論じたけれども、
人間は光配列にないものをもミテイルのではないだろうか。


・イメージは美しい

後姿の女性は美しい。あるいは、カサで顔が隠れている女性は美しい。
それは、その顔が視えないので脳がイメージをつくりあげるからである。
そして、脳は理想のイメージをつくりあげる。だからイメージは美しいのだ。

芸術について考えてみよう。
イメージは美しい。
視せる芸術ではなく、ミセル芸術こそが美しい芸術ではないだろうか。
イマジネーション視覚を呼び起こすような表現。

紙の上の絵の具の重なり自体ではなく、そこから引き出されるイメージ、それこそが真の美を呼び起こすのではないだろうか。
音楽でいうならば、鳴っていないはずの音が聴こえてくるような音表現。
聴かせる音楽からキカセル音楽へ。


・イマジネーション視覚が視覚になるとき

健常者がイメージを思い浮かべるとき、それはイメージだと認識してミテイル。
しかし、ある種の幻覚患者はイメージと実在のものとを区別できない。
イマジネーション視覚が視覚になるとき。
その目はイメージを視ているのだろうか?

イマジネーション視覚を視覚へと昇華させるものは一体なんなのだろうか?

レッツイマジン夢の世界。。

この件に関して参考となるような資料を知っていたらコメントかメールで教えてください。。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
音無しの構え (akiletter)
2007-02-14 13:50:07
イメージは美しい

      イメージ通り・ イメージ以上は  稀
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Unknown (allex)
2012-11-24 00:49:28
今日シュレーバーで検索していたらここに来ました。センスのいい文章ですごくおもしろいです!

私も断然リアルな海よりも心象の海の方が美しいと思うんです。そしてなんというかそれをつかもうとする心の勢いが実はすごく美しくて、それは蓄積された記憶みたいなものじゃないかなって思ってるんです。

イメージが美しいって言うのはもうそれだけで非常に美しいのですねきっと~なにもいってることにはなりませんが(笑)目は一番進化した器官って言いますがイメージはそれより進化してるっておもいます。

ギター弾く時間がなくて残念ですね‥。
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Unknown (Unknown)
2021-12-23 18:22:08
男性が、尻をもんだようです。

久保田啓「いくら?」

誰か「7万円。」

12月23日に、

①パチンコから、7万円、払います。

>男性へ

久保田啓「あんまり、尻をもまないでください。お願いします。」
返信する
Unknown (Unknown)
2021-12-23 18:24:03
男性が、尻をもんだようです。

久保田啓「いくら?」

誰か「25万円。」

12月23日に、

①パチンコから、25万円、払います。

>男性へ

久保田啓「あんまり、尻をもまないでください。お願いします。」
返信する

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