54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

右手にトランペット、左手にキーボード

2006年08月06日 | パラソル
GLAY+氷室京介のジョイントライヴは伝説になるはずだった、、

しかし、、

そんなものはどうでもよくなってしまうようなものにでくわしたのだからしょうがない。

LIVEの帰り、渋谷駅で降りたら聞こえてきた音色。
誘われるように行ってみると人だかりが。
見てみるとそこには、、

左手でキーボード弾きながら右手でトランペットを吹くという奇演奏をしている赤毛の男子が!

もうすごかったんだ。
額に汗を浮かべながら、トランペットを支える右手の筋肉は張りつめて、その指にはいくつもの絆創膏が巻かれていて、
そのパフォーマンスが並大抵の所業ではないということを感じさせられる。
しかしその顔は輝いていた。
音楽を心から楽しんでいた。
その音楽には魂が宿っているんだ。
ドリカムの「やさしいキスをして」だった。

これが生の音楽なんだね。

生きてる音楽なんだね。

もうやられちゃったよ。
俺は何やってんだろうな、、

感動ってのはこういうことなんだね。。

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2時間30分8800円の興奮よりも、一瞬の感動プライスフリーの方がすばらしい。
そんな感動を俺は人生の中で一度でも与えることができただろうか?
これからの人生で与えることができるだろうか?

俺は何やってんだろうな、、

渋谷の夜の下、僕は一人立ち止まった。。


なんかさ、
トランペットとキーボードだけで
GLAY+氷室京介を超えてしまったってすごいよね。
それを目の当たりにしたとき、僕は芸術の可能性の無限性を心底感じたよ。

こんな「本物」にこれからも出くわしたいものです。。