★小雪・カンナ・ひなた・珊瑚・小雨のcogi-log★

先天性巨大食道症とリウマチと闘い、お空へと旅立った小雪さん&その娘カンナさんの思い出と、新入り小雨さんのコギ日記です。

記憶。

2014-02-04 04:00:55 | ●飼い主の独り言…。●
我が家の小雨さんは、ペットショップからやってきました。
私にとって『ペットショップで犬を買う』というのは、初めてのことでした。

小雪さんは、新聞を見てブリーダーという人から実家にやってきましたが、
私たち家族が『この子!』と決めて家族になったのではなく、ブリーダーという人が
小雪さんだけを小さなバリケンに入れて連れてきました。
生後40日ほどでやってきた小雪さんは、きっと我が家にやってくる前から
『巨大食道症』で吐出をしていたのでしょう…。
とても小さくガリガリな体は、儚く、今にも消えてしまいそうな気がしました。
人に触れてもらったことも、抱っこしてもらったことも、愛情をもらったことも
なかったのでしょう…。抱っこすると怖くて震えていたのを今でも鮮明に覚えています。
小雪さんは我が家にやってきたその日から吐いていましたが、
その当時は知識もさほどなく、それが病気だとは思いもしませんでした。
母がブリーダーという人に違う子に…と言ったことがありましたが、
それじゃあ、ブリーダーという人の元へ戻った小雪さんはどうなるの?と考えた時
この子の一生は、私の人生の一部を費やしてでも守ると決めました。
のちに、このブリーダーという人は、副業で犬を繁殖していて借金を抱え
夜逃げをしたそうです。
小雪さんの記憶にはきっと、我が家にやってきてからの記憶でいっぱいだと信じたい…。




カンナさんは小雪さんの子だったので、生まれたときから人に触れられ、話しかけられ
同居犬に遊んでもらい、優しい時間の中で育ってきました。




ひなた&珊瑚さんもカンナさんの子だったので、小雪さんとカンナさんに守られ
寂しい思いをすることなく、温かい家族の中で育ってきました。






小雨さんには、いろんな記憶があるんじゃないかなと思うようになりました。
ブリーダーの元で生まれ、母犬や兄弟犬との記憶…
ブリーダーの元から競りに出されたときの記憶…
競りで落札され、運ばれる記憶…
小さなガラス張りの小屋に長く入っていた記憶…
忘れているかもしれないけど、記憶の片隅に残っているかもしれない記憶。

最近お散歩で言っている藤枝市にある『蓮花寺池公園」へ行く途中に、
小雨さんがいたホームセンターがあります。
毎回そこを通る度にそんなことを考え、寄ってみて小雨さんが大きくなった姿を
見てもらいたいかな…と思う反面、覚えてなんていないだろうと葛藤し、
ここで過ごしていた時間の記憶を思い出させることはないんじゃないかとも思い
もうすぐ一年になります。



小雨さんには、こんな記憶を忘れるくらいの嬉しい、楽しい、温かい、美味しいの記憶で
いっぱいに満たして欲しいと切に願う。


ランキングに参加してみることにしました。
コギッ!と一発クリックしていただけましたら幸いです。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (メルmama)
2014-02-05 01:23:14
こんばんは♪

小雨さんが ママさんの元に来たのは運命だと思いますよ
自分を幸せにしてくれる家を選んだのでは・・・
嫌な前の事は 覚えてませんよ 幸せの時間の方が多いいのだから(*^^)v

うちの亜衣と飛鳥もブリーダーさんの所から里子で5年前に来ましたが ブリーダーさんに可愛がられていたのでしょう 行くと喜んで走ってお家に向かいます
それを見る私も嬉しくなるのですが・・・

以前 ショップで買ったマルチーズが水頭症で連れて帰った日から大変でしたが あの子は我が家に救いを求めて選んで来てくれたのだと思ってます

小雨ちゃんも小雪ちゃんも とってもいい家に来たのですね 良かったです(*^。^*)

すみません長々と・・・
返信する
Unknown (mina)
2014-02-06 00:39:19
  ☆メルmamaさん☆
こんばんは。
この度も温かいコメントをありがとうございます!
長いコメントをいただけると、とっても嬉しいです♪

メルmamaさんがおっしゃってくださるように、小雨は我が家に
見つけてもらうのを、迎えにきてくれるのを待っててくれたのかなと
思うようになりました。
だから幸せにする、幸せになる義務みたいなものがありますね。
亜衣ちゃんと飛鳥ちゃんは、里子だったのですね。
でもきっと、ブリーダーさんというのはきっといろんな方がいて
その中でもちゃんと愛情を注いでくださっていたんですね。
私もいつか、里子の子を家族に迎えたいと思っています。
これもきっと縁なのでしょうね。

水頭症のマルチーズの子も家族に迎えていらしたのですね…。
すごいなぁ。きっと、繋がっていたんですね。
とても幸せな時間を過ごされたのでしょうね。

小雪の最期はとても苦しいものでした…。
もっと穏やかに、静かに逝ってくれることを望みながら
病気と闘ってきましたが、それを叶えてあげることができず
まだまだ乗り越えられずにいます。
でも、私のすべてだった小雪が家族になってくれたことに
感謝しています。
こちらこそ、長くなってしまってスミマセン…。
返信する

コメントを投稿