先日23日、セカンドオピニオンにて、カンナさんはCT検査を受けてきました。
結果からお話ししますと、
腫瘍と思われるものは見当たらず
血液検査も異常なし、
このときに切除手術をした右肺中葉部分には
その上下の肺が無くなってしまった部分を補うように、隙間を埋めていました。
これらの結果を踏まえて、
『CCNU(抗がん剤)を服用しての予防はなし』ですが
腫瘍ができないという補償はどこにもないので、CT検査は二ヶ月に1回から
三ヶ月に1回という間隔で行っていくこととなりました。
この日は小雪さんも診ていただきました。
先日の【誤嚥性肺炎】を起こしてしまった際に、リウマチの治療薬である
プレドニゾロン(ステロイド)の接種と、メトトレキサート(自己免疫抑制剤)の服用を
約三週間ほど中断していました。
そのせいか、体のピクつきなどの痛みの症状は見られなかったものの
排便の際に前足に体重がかかることを避けるようになり、排便が二日に1回になり
ときには肛門に体温計を入れて刺激し、排便を促すこともありました。
このことを担当医の院長先生にご相談し、診察していただきました。
小雪さんの血液検査でCRP値を測定したところ、
【基準値】
2月24日 測定 CRP
over(測定不能) 0~1mg(正常)
↓
1~10mg(やや高い)
3月2日 測定 CRP
5.6mg/dl 10~20mg(高い)
20mg以上(非常に高い)
3月23日 測定 CRP
0mg/dl
体内に炎症は見られませんでしたが、痛みの前兆が現れている可能性も考えられるため
メトトレキサート(自己免疫抑制剤)を服用し始めたときと同じ間隔の、
一日置きの服用に戻すことになりました。
この間隔での服用期間は、効果の出る(小雪さんの場合)
約一ヶ月間です。
約一ヶ月間は一日置きに服用をして、効果が出たところで二日置きの服用に戻します。
そしてこの日は、以前にお願いしていた検査の結果を聞くこととなりました…。
その検査とは、
【DM遺伝子検査】です。
我が家で検査をしてただいたのは、カンナさん、ひなたさん、珊瑚さんです。
【DM(変性性脊髄症)】という病気はコーギーにとても多く、10才前後に発症し、
ゆっくりと進行し、発症から約三年前後で呼吸障害が現れて亡くなってしまいます…。
まだまだ解明できていないことが多く、診断方法も確立されておらず、
治療法も確立されてはいません。
私も一昨年ほど前にこの病気を知り、自分なりに調べて
ホームドクターの担当医に尋ねてみましたが、全くご存知ではありませんでした…。
獣医さんによっては、まだ知らない方がいらっしゃるかもしれませんが、
ご家族にコーギーさんがいらっしゃるなら、【DM(変性性脊髄症)】という病気を
獣医さんにお尋ねになってみたり、お調べになられることをおすすめいたします。
【DM遺伝子検査】の結果ですが、
3コギ【陽性】でした…。
ひなた&珊瑚さんの母犬であるカンナさんが【陽性】なら、
その子犬は必然的に【陽性】になります。
ただ、カンナさんの母犬である小雪さんの【DM遺伝子検査】は見送ったこと、
カンナさんの父犬、ひなた&珊瑚さんの父犬の【DM遺伝子検査】は
行っていないことから、母犬と父犬のDM遺伝子がペアで陽性であれば、
DMを発症するリスクがあることがわかっていますが、
それで100%発症してしまうのか、しないですむのかはわかりません。
カンナさんもひなたさんも珊瑚さんも、ペアで陽性なのかはわかりません。
この結果を受けてとてもショックでいっぱいですが、
まだまだ【DM(変性性脊髄症)】はわからないことばかりで、
この先この子たちがどうなっていくのかもわかりません。
小雪さんだって【リウマチ】で歩くことができませんが、【DM(変性性脊髄症)】も
併発している可能性だってわかりません。
カンナさんだって、【ヘルニア ハンセン2型】と併発している可能性だってわかりません。
わからないことばかりだからこそ、不安だけでこれからの時間を過ごすのは
とてももったいことですし、共に同じ時間を生きている4コギさんにも失礼ですし、
何もわからない状態で諦めてはいけないと思っています。
後悔しないなんてことはないとは思いますが、共に過ごせる時間を大切に
いつもと変わらない笑顔で過ごせるように、今を無駄にしないようにしたいなと
思えるようになりました。
心が弱虫なので、弱虫なりに、もがいて足掻いて受け止めていきます。