松浦からFUKUOKAへ

流れに抗してを経て そして今

☆松瀬 徹のオフィシャルブログ☆

原発依存

2011年12月31日 08時21分12秒 | 反原発
今年最後の投稿となる 「原発依存」

年内にどうしても投稿したかったものである

それは、

12月16日(金)NHKのTV番組、特報フロンティア

「原発依存」〜九州電力と自治体、そして原発マネー〜

九州電力の原発依存の体質とその構造を内容としたものであり

久しぶりにNHKも「いい仕事」をしているな!と実感。

(製作は、福岡、佐賀、鹿児島3局の合同製作・制作)

放映内容は、

次のように、進んでいった。

1974年  「電源三法」制定
        ↓
       依存を生んだ原発マネー

       「原子力発電の優等生」
        ↓
        原発推進の陰で

        ●元九州電力社員 井原東洋一氏

        当時、九電内の少数組合ー「全九電」総評系、その時代での

           「九州電労」同盟系 との統合の際の

           労組としてのエネルギー政策についての

           経緯が話された。

それは、「全九電」としてこだわったのが、

     「原子力発電については、新エネルギー開発までのエネルギー源

      と位置づける。」


     その上、過度的なエネルギーだと位置づけて

     両組合の合意が図られたと。

     しかし、その声も小さくなっていって

     疑問をもっていても 言わないという風土でしょうか?

     言えないのか、言わないのか

     そういうものが形つくられてきた ・・・・・と

     ★参考
        ●井原東洋一氏のブログサイト「ここでトヨさん出番です」 
        http://toyoichi.blog.so-net.ne.jp/
        ●原子力発電を考える石巻市民の会
        九電労組OBの会、九電に「脱原発」を求める!
        http://shiminnokai.info/cat58/post-40.html

番組はさらに、原発依存の問題点
       ↓
       自治体を動かす原発マネー
       ↓
       原発マネーの構造

       ↓
       (私たちが収めている電気料金が寄付金として使われている)
       ↓
       原発の町
       (寄付金の実態)
       ↓
       巨額の寄付金
       (九電の思惑)
       ・端的にはギブアンドティク

       行政は原子力発電所を置かしてやる、それなら、
       地域に何らかの協力をしなさい。

       寄付金はお互いが出せる範疇、求める範疇、
       折衷として最終的に寄付金額が決まる。

       しかし、まだまだ、不透明だと・・・・


       そして、いくつかのゲストのコメントで番組は終わる。

-----------------------

● 12月27日の西日本新聞の朝刊の
  「九電九州考」では、九電社長辞任表明
            「再稼働のため身引く

            信頼回復ではなく、冷酷なビジネス追求だけしか
            彼の頭の中にはないのだろう。

● 同じく、12月30日の朝刊のトップには、

            やらせ後も「関係」不変
            原発の町”接待”忘年会 今年も

   私のコメント「ホントニ、困った会社と町である」



1月5日・12日新年特大号 「週刊文春」

  ●     上杉隆 ー最後の渾身ドキュメントー
   隠し続けた90日「福島原発衝撃の真実!官邸、東電、大メディアの「原罪」

  ● 東京電力と放射能の「タブー」すべて話そう
      
    坂本龍一×河野太郎 120分白熱対談

-------------------------------
参照)電源三法(でんげんさんぽう)とは、電力に関する法の総称のこと。
以下の三法のことである。

電源開発促進税法
特別会計に関する法律(旧 電源開発促進対策特別会計法)
発電用施設周辺地域整備法

これらの法律の主な目的は、電源開発が行われる地域に対して補助金を交付し、
これによって電源の開発(発電所建設等)の建設を促進し、
運転を円滑にしようとするものである。

1960年代以降の日本の電力は火力発電所に比重を強めていたが、
1973年に起こった第1次石油危機が発生して、火力発電所に依存する日本経済が
大きく混乱した。
それを受けて、1974年に火力発電以外の電源を開発することによってリスク分散
をし、火力発電への過度の依存を脱却することを目的として制定された。

電源三法による地方自治体への交付金は電源三法交付金(でんげんさんぽうこうふきん)
と呼ばれる。

ウィキペディア出典より


-------------------------------


 今年も「松浦からFUKUOKAへ」にお付き合い頂きまして、有難うございました。
 
 皆様方の御多幸を祈ります。

 松瀬 徹



にほんブログ村 デザインブログ グラフィックアートへ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
バナー毎のクリック支援、お願いします。