在宅介護の経験があります。
8か月間、家族で母の面倒を見てました。
自宅で介護をするきっかけになった理由。
それは、お世話になってた老人専門病院の先生の話を聞いてからのこと。
ある日、母の今後のことについて、妻と私そしてケアマネージャーさんと3人で病院に呼ばれて行ってきました。
先生のお話。
「お母様はもう動けなくなります」
「徘徊もできなくなります」
「これからご自宅で介護をするいい機会です」
「どうされますか?」
「あなた方、ご家族みなさんのことを考えて、いまから話しますね」
「在宅介護を少しでも経験したご家族は、亡くなられても後悔しません」
「亡くなるまで親を施設に預けっぱなしのお子さんたちは、後でとても後悔されています」
「自宅介護は大変だけど、家族にとって、後でいい影響を与えるのです」
「わずかでも経験したご家族は、後で私たちに感謝を述べられる方が多いのです」
「いまは地域サポートも充実していますから」
「泊りでお預かりもできますし、家族旅行だって行かれますよ」
「自宅介護で大変なのは、下の世話だけです」
「これができれば、後は心配いりませんよ」
「下の世話も、慣れです」と。
悩み、考えました。
その結果、妻の理解と大きな決意、そして子供たちの優しい協力を得ることができ
母を自宅に迎えることができました。
しかし・・・
母が来てから生活が一変。
痴呆症がひどく、面倒のかかる大きな赤ちゃんが来たようです。
最初は本当に大変でした。
下の世話の時、「わー臭い!」「気分が悪い、窓開けて!」
と子供たちは嫌がっていました。
日々奮闘する妻や私の姿を見て、そのうち嫌な顔一つせず笑顔で手助けをしてくれるようになりました。
その姿に、涙が出る思いでした。
母に優しく言葉を掛けながら、ご飯を食べさせてくれたり、車いすを押したりと、子供はいろいろ手伝ってくれました。
そんな、大変だけど、幸せな時間を8か月間過ごせました。
亡くなってから約5年。今ではいい思い出になっています。
子供の心にも残っています。
本当によかったです。
家族に感謝しています。
「かーさん、ありがとう!」
「家族みんな、ありがとう!」
口には出さないけど、そう思っています。
幸せな気分です。
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