週明けから忙しかった父。
月・火曜日は深夜帰宅でした。
さすがに水曜日の朝は
ふたりして睡眠不足でボーっとした顔で出勤。
ブランも眠そうです。
『夜は遅いのに朝は早いのです』
なので、昨日は夜の営業を早々に切り上げた父。
夜の9時前に呼び出しがありました。
『あー疲れた』
3人で外に出ると
なんとお客さま
シャッターも降ろして電気も消してしまいました。
お客さまは男性が3名。
私たちと同世代くらい
そのうちのひとりは常連さんのようで
父はヘコヘコしながらも笑顔で
『すいませ~ん』
本当ならお客さまが怒って文句を言ってもいいところですが
なんと他の2人のお客さまは
そんな父の言葉も耳に入ってないくらいの勢いで
ブランを囲むようにしゃがんで撫でています。
二人とも満面の笑みです。
すごい犬好きです。
常連さんも、途中でその輪に加わり
3人が代わる代わる母に質問。
『名前はなんでしたっけ?』
『なんという犬種ですか?』
『いくつですか?』
母に聞きながらも顔はブランに向けられていて
ずっと笑顔のままです。
別れ際に
12歳というブランのことを思って
『頑張れよ!、おまえ』
と言ってくださいました。
振り返ると
まだ笑顔で私たちを見ておられました。
何度も頭を下げる母。
わざわざ店まで足を運んでくださったのに
怒るどころか
笑顔で見送ってもらいました。
なんというワンコパワー
さすがブランです。
ブランの見事な仕事っぷりに
父は随分助かっている筈です
閉店後もちゃんと、お客さまのケアを忘れなかったブランに
涼しくなって元気に散歩しているブランですが
このあと
元気過ぎて
こんなことに
枝に服を引っ掛けたまま強引に直進して
穴が・・・
またお針子だぁ